録画した日〔2012/5/27:NHK総合〕
いわゆる未解決事件を再現ドラマとドキュメンタリーで検証するシリーズ。
テーマは1995年の地下鉄サリン事件を核としたオウム真理教案件でした。
1994年の段階で30キロのサリンを製造・所持していたオウム真理教。
新しい事実なんでしょうか、私は初めて知りました。いずれにしても彼らが「即実行」していたらと思うと恐ろしい限りです。
そしてこれも私は知りませんでしたが、1995年の元旦にオウム=サリンの新聞記事が。
この時点で「アウト」にできればよかったんでしょうが、例によって様々なしがらみで警察は動くに動けなかったようです。
出演証言したオウム対策チームのトップは、とても慎重なイメージの方でした。当時のトップが無鉄砲で好戦的な人間だったら…、これは外野の無責任なタラレバ話です。
それなりに追い詰め追い詰められ、結局オウム側も破れかぶれで実行した1995年3月の事件。使用したサリンは「6リットル」だったとの事です。
それでも被害は甚大。社会不安という側面からしても最悪の犯罪だと思います。
アヤシイ宗教団体が日本を殲滅を企てる。ここまでは百歩譲って良しとしますが、これが妄想で終わらずスイッチオン直前までいった事実は、止められなかった社会も含めどう考えても異常。
関わった人間全員が逮捕されて「未解決」とはおかしい気もしますが、事件を防ぐプロセスや仕組みの構築はまだまだ「未解決」なんでしょう。