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2014/03/21

WWEスマックダウン #759

録画した日〔2014/3/17:JSPORTS3〕

復帰当初の思惑と裏腹にすっかりNo1ヒールとなったバティスタ。
デトロイト大会のオープニングでは、人気No1のダニエルブライアンと舌戦を繰り広げます。
「オレのほうがデカくて強くて男前で頭もいい」と完全に上から目線のバティスタでしたが、ブライアンから変態ピチピチファッションをなじられる倍返しを食らってしまいます。
これに激昂した野獣は運営部長・ケインとともにブライアンを襲撃。ブライアン救出に回った久々登場のビッグショーを交え、メインのタッグ戦で雌雄を決する事となりました。
レッスルマニアを前にちょっとした服飾系イデオロギー闘争となったバティスタとブライアン。
しかし、バティスタにはオートン、ブライアンにはトリプルH(?)とそれぞれ対戦相手が別にいます。
これは最終的にごちゃ混ぜミックス戦になるフラグなのか?
ここまで存在感ゼロの毒蛇オートンの事もたまには思い出してあげましょう。

<メモ>
  • レッスルマニアに向けてアルベルト・デル・リオとドルフ・ジグラーが抗争開始
  • 去年からギクシャクしていたシールド、青春ドラマのように殴り合いで仲直り

2014/03/19

タイガーマスク #102「「虎の穴」の真相」

録画した日〔2014/3/14:TOKYOMX〕

虎の穴のラスボス=タイガー・ザ・グレートに病院送りにされたケン高岡。
その病室には、伊達タイガーはもちろん、馬場さんやちびっこハウス・ルリ子さんといった賑やかな面々がお見舞いに訪れました。
リング禍スレスレの状況だというのになぜかニコニコでハイテンションな馬場さん。
ルリ子さんを見かけると「ケンも幸せだなぁ、こんな美人に看病してもらえるとは」と、しょうもないオッサントークを噴射します。
ブッカーとしての負い目などサラサラ無い馬場さんは、ザ・グレート対策を授けるとかなんとかで伊達タイガーを連れて日プロ道場へトンズラ。
こうして病室にはルリ子さんだけが残ったのですが、ここからレスラー生命の危機に瀕したケンによる無責任大暴露大会が始まります。
タイガーマスク=伊達直人という最高機密から、自分がイエローデビルだったというニッチネタまで「虎の穴の真相」をルリ子さんに洗いざらい激白しやがったケン高岡。
足掛け3年、実に101週にわたって守り抜かれた伊達タイガーのギミックは、あろうことかこの子飼いのグリーンボーイによってブチ壊されてしまいました。
救いがあるとすれば、一介の施設職員であるルリ子さんには報道・マスコミ関係者とのコネクションが無いという点。
情報漏洩の影響範囲は思いのほか小さく収まりそうです。
だからといってケンがやらかしたケーフェイ破りは言語道断。プロレス村からの永久追放は必至でしょう。
実際のところ、ルリ子さんにとってこの展開はとっくの前から覚悟をしていたもの。
決して狼狽することはなく、ついに訪れてしまった「現実」と向き合うべく日プロ道場の駐車場で伊達タイガーの出待ちを敢行します。
ハウスまで送ろうとした伊達タイガーに対し、唐突に「クラウンホテル519号室」と行き先を告げたルリ子さん。
「519号室」とは伊達タイガーの部屋。ケンの野郎は日プロの定宿まで暴露していました。
そしてこの時点で伊達タイガーもあらかた状況を察知した模様。
若き2人にいよいよクライマックスが到来します。
夕暮れ時のなかなかいいムードの中カミングアウトを果たした伊達タイガー。フェイクと探りを仕掛け合う歪なアングルからようやくのステップアップです。
そして伊達タイガーに虎の穴最終決戦からの撤退を懇願するルリ子さん。
しかし、愛する男がそれを聞き入れない事も最初から承知していました…。
最重要エピソードで見事ワントップを張ったルリ子さん。
ウルトラセブン・アンヌ隊員のように告白され、あしたのジョー・白木葉子のように女心をぶつけるという、番組ディーバとして八面六臂の大活躍でした。
このルリ子さんの大ブレイクに免じて、大バカ野郎・ケン高岡はひとまず無罪としておきましょう。

2014/03/17

WWEロウ #1084

録画した日〔2014/3/13:JSPORTS3〕

今回の開催地シカゴはWWEを離脱したばかりのCMパンクの故郷。
何をやっても「CMパンク」チャントが轟くであろう、WWEにとって超アウェイ戦の様相を呈します。
オープニングのガス抜き役を任されたのはCMパンクに大いにゆかりのあるポールヘイマンでした。
これは実に絶妙な人選。
カリスマを失って騒然のシカゴっ子は、暴言連発の憎たらしいハゲデブへお腹の底から怒りをぶつけます。
パンク絡みでは常に憎まれ役だったジョンシナも堂々登場。いつもの調子で優等生演説をブチ上げました。
しかしもちろん会場はブーイングと「CMパンク」の大合唱。そしてこれを抜群の煽り耐性でやり過ごしていくシナ。
パンク以上に不遇を囲い続けてるシナにしてみりゃどうってことない余裕の通常運転です。
この日のシカゴを最もヒートさせたのは悪のCOO ・トリプルH夫妻。パンク案件には直接触れなかったものの、これっぽっちも悪びれず次々と怒り増幅ネタを投下します。
特に嫁・ステファニーは絶好調。殺気すら漂う圧巻のヒールっぷりでした。
悪い意味でスペシャルな雰囲気となったシカゴ大会。
開催が決まった時点でパンクは健在だったはずなので、WWEとしては想定外の事態でしょう(自業自得とも言えますが…)。
ただし、見てる側からしたらすこぶる面白い。
「一寸先はハプニング」の猪木イズムにも通じる過激なエンターテイメントだったと思います。

<メモ>
  • ウーソズがなぜかこのタイミングでタッグ王座奪取
  • シールドとワイアットファミリーの試合が、またも「これぞ名勝負」と絶賛される
  • 故ポール・ベアラーが殿堂入り

2014/03/16

ローリング・ストーンズ:ヒストリー1969-1974 ~ミック・テイラー・イヤーズ~

録画した日〔2014/2/2:大人の音楽チャンネルMUSIC AIR〕

ストーンズの黄金期と呼ばれるミック・テイラー在籍時代。
その5年間にリリースされた5枚のアルバムをベースに、評論家やら同業者やらがいろいろ語るドキュメンタリーです。(2010年制作「Rolling Stones - 1969-1974: The Mick Taylor Years」)
ストーンズサイドはノータッチと思われるこのドキュメンタリー。
「メインストリートのならず者」までのテイラー期黄金コンボは大絶賛、しかしその後の2作についてはケチョンケチョンといういかにもな批評家スピリットが大爆発する構成となりました。
なかでも「山羊の頭のスープ」の代表曲・アンジーにいたっては皆んな大っ嫌いらしく、”最悪”という超ハード激辛評価が下されています。
「山羊の頭」以降はストーンズに非ずというのが登場するコメンテーターの共通認識。
せめて「ダーティワーク」以降としてもらえないもんか?
いずれにせよテイラー期の甘い記憶に浸ろうと思ってたファンにとっては思いもよらぬガチンコ展開です。
コメンテーターが吊るし上げた「戦犯」はもちろんミックとキースの2人。
ミックについては1972年のツアーを機にセレブ層と急接近、結果コネがデキて商業的には安定したが音楽的な熱さは失われてしまったとか。
ただミック好きの私としては、新たな芸風が確立された有意義なシフトチェンジだったと思います。
キースにいたっては「終わってる」「結局ブライアンと同じ」などなど散々な言われよう。
たしかに当時のキースから一生懸命さはビタ一文伝わってきませんが、それも含めて不良番長ギミックの一環、不器用な手法のフォア・ザ・チーム精神だったと思いたいところです。
長いキャリアのうちの8割を否定されてしまったストーンズ。「ならず者」の年に生まれた私としては何とも複雑な心持ちです。
逆に言えばそれだけ「ならず者」までの道のりがドラマチックだったという事か…。
まあ、そういう事にしておきましょう。
ちなみに、このドキュメンタリーの表題でもある貴公子・ミックテイラーについては激辛コメンテーター陣もさすがに全員全肯定。
テイラーがいたから黄金期なのか、黄金期にたまたまテイラーがいたのか?
テイラー本人以外は前者の認識であるようです。
テイラーの前所属団体「ブルースブレイカーズ」の主宰者・ジョンメイオール氏もコメンテーターとして登場。
ギター空位期のストーンズにテイラーを斡旋したこの名伯楽は、その才能を評価しつつ「やっぱ合わなかったかなぁ」と教え子の数奇な運命を振り返ります。
テイラー期のたった5年間は、その後のストーンズが40年掛けても超えられない重い重い5年間に…。
製作年(2010年)時点では考えられなかった50周年ツアーへのテイラー参戦は、彼らが40年越しのコンプレックスからようやく解放されたという意味なのかもしれません。

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そんなこんなで東京ドームで遭遇した40年越しの「ミッドナイト・ランブラー」おまけに「シルバー・トレイン」。感涙モノでした。