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2016/04/14

WWE スマックダウン ハイライト ~アフターバーン~ #867

録画した日〔2016/4/12:JSPORTS1〕

1年の中で一番どうでもいいレッスルマニア直前のスマックダウン。
主力クラスはおおむね休養でしたが、超大物新人・AJスタイルズはきっちり試合をこなしました。
AJが相対したのはどうでもいいの極み「のけ者軍団」のヒーススレーター。あからさまなやっつけ試合に「いいね」なんて付くはずもありません。
ちなみにのけ者軍団がレッスルマニアに参加できるのかは不明。おそらく烏合の衆バトルロイヤルに放り込まれるのでしょう。
と、適当に見ていた消化試合でしたがそこに耳を疑う英語実況が…。
相手を担いで立膝に頭を落とすAJのフィニッシュホールド(ファイヤーマンズキャリーバックブリーカー?)を実況席がなんと「USHI-GOROSHI=牛殺し」と紹介。
言うまでもなく「牛殺し」は新日(CHAOS)後藤洋央紀の専売特許。近ごろ迷走中の殿がますます迷走してしまいそうな思いもよらぬギミックの侵害です。
まあ後藤の話はどうでもいいとして、いよいよ自身初のレッスルマニアに挑むAJスタイルズ。
ストーリーはややショボいものでしたが対戦相手がY2Jジェリコというのは実に心強いところ。しっかりと爪痕を残してくれる事でしょう。



<WWEネットワーク>
WRESTLEMANIA 32 (JAPANESE AUDIO)/APRIL03.2016
祭典限定の仕様なのか、懸案だった「日本語対応」がフナキさん解説による現地生実況というかたちで実現。
これじゃない感も多々ありますが、“中の人”であるフナキさんのウラオモテ織り交ぜた程良い大本営アナウンスっぷりは結構良かったと思います。
今回の祭典最大のサプライズはザックライダーのICベルト戴冠。
そもそもこの王座戦(ハシゴ戦)に出てる事自体がおかしいのに、王者オーエンズや有望株サミゼインを押しのけてベルトを獲ってしまうとは全くもって意味不明。
WWE上層部はザックに何か弱みでも握られてるんでしょうか。
ディーバ王座から「女子王座」ヘとマイナーチェンジした三つ巴タイトル戦では、王者シャーロットがついにプチフレアー化。背中の縫い取り文字が我々オッサン世代の郷愁を掻き立てます。
試合はシャーロットが勝ってベルト防衛。ダーティチャンプとして長期政権の様相を呈してきました。
地元テキサスの英雄・スティーブオースチンはHBKマイケルズ(こちらもテキサス)、ミックフォーリーとともにニューデイvs国際同盟戦後の余興に登場。
ここでのレッスルマニアモーメントはルセフによる飛距離3m超級のスタナー受け。これを機にもう一度飛躍をしてほしいブルガリアの野獣です。
年に1回レッスルマニアでコスプレするのが生き甲斐のトリプルHでしたが、なぜか今年は普通の格好で入場。そのかわり嫁・ステファニーが金網女王ブル様的コスプレを披露しました。
ちなみに試合はトリプルHが負けてWWE王座から陥落しています…。
この他にも名場面続出だったこの日のAT&Tスタジアム。
何だかんだ言ってもレッスルマニアの高揚感は格別。来年はシンスケナカムラやBULLET CLUBあたりもレッスルマニアモーメントに名を連ねてくれるでしょう。

2016/04/13

WWEロウ #1192

録画した日〔2016/4/7:JSPORTS3〕

レッスルマニアへ向け大詰めのニューヨークブルックリン大会。
一騎打ちを控えたアンダーテイカーとシェインマクマホンが初めて1対1で向き合いました。
ビンスからの刺客という役どころのアンダーテイカー。
本来ならヒールになるのですが前人未到のキャリアを鑑みるとそれは無理な話。
シェインのついでにビンスも潰す的な発言もしており、どうやらいつもの立ち位置で祭典に臨むようです。
大正義テイカーの敵でありながらお客さんの大声援を受けるという、こちらも実に興味深い立ち位置となっているシェイン。
決起の動機はWWE社内体質の改善。勝てばRAWの支配権を手中にします。
早くも臨戦態勢の両雄はさっそく大乱闘を展開。
ここでシェインはお約束の超荒業場外実況席ダイビングエルボーを敢行。
本番の試合形式は「ヘルインアセル」。金網最上段からもブチかます意思表示であった事は間違いありません。
元々のアングルはビンスとシェインによる父子泥沼経営権争い。
この顛末ももちろん気になるのですが、今回については試合そのものがどうなるかの方が楽しみです。

<メモ>
  • 手厳しいブルックリンのお客さん、トリプルHに「Yes!」レインズに「Boo!」でトリプルHを困らせる
  • ベビーターンしたニューデイ、手厳しいブルックリンのお客さんにも暖かく迎えられる

2016/04/12

WWE スマックダウン ハイライト ~アフターバーン~ #866

録画した日〔2016/4/5:JSPORTS1〕

レッスルマニアを1週間後に控えた放送。
我らが不沈艦・スタンハンセンのWWE殿堂入りが発表されました。
ハンセンが主戦場としていた日本マットへの敬意なのか、なぜか「Yahoo!JAPAN」を発信源としてアナウンスされたこの超ビッグニュース。
今年の式典会場は故郷テキサス。これ以上の舞台はありません。
紹介VTRにはもちろん「馬場」「猪木」の名前が。
猪木は既に殿堂入りを果たしていますが、ハンセンを含めてもアメリカにおける実績は馬場さんの方が遥かに上。
この流れからするとNYのド真ん中を高下駄で闊歩したBIG-BABAにも近々吉報が舞い込んでくるんじゃないでしょうか。
ちなみに今年はハンセンのパートナーだった人間魚雷・テリーゴディも殿堂入り。
ダラスWCCWで大暴れした「フリーバーズ」としての栄誉ですが、早逝したトンパチ野郎にこうしてスポットが当たるのは嬉しい限り。次は超獣ブルーザーブロディもよろしくお願いしたいところです。



<WWEネットワーク>
WWE HALL OF FAME 2016/APRIL03.2016
我らがハンセンのインダクターは皇帝戦士ベイダー。伝説の2.10東京ドームネタなどを織り交ぜてハンセンの偉業を讃えます。
ちなみにベイダーはおしゃべりが大好き。10分以上1人でしゃべり続けてました。
そんな長い長い“VaderTIME”を経て晴れ舞台に現れたハンセン。
ブルロープのカウベル部分で会場のセレブリティをブン殴る入場パフォーマンスを期待したのですが、残念ながらこの夜は自制したようです。
そしてお馴染みのあの声で始まった殿堂スピーチ。
最初に出てきたレスラーの名前は「ブルーザーブロディ」。超ミラクルパワーコンビ絶頂期の80'Sにクソガキだった私にとってこれほど嬉しいこと事はありません。
レスラー人生において感謝してるのは荒馬テリーファンクなんだそう。
だとすると日本プロレス史に残る大暴言「テキサスの化石になれ!!」はテリーファンク原理主義者・倉持アナの大ボラ捏造報道だったという事なのでしょうか。
日本でのキャリアにおいては田コロで死闘を演じた初代殿堂者・アンドレザジャイアントに感謝してるとの事。
ただ、これらハンセンのスピーチはWWEネットワークの英語字幕に基づいた解釈。私としては理解度5%以下。この手のコンテンツに日本語字幕はマストだと痛感する次第です。
アメリカでのキャリアハイはブルーノサンマルチノ首折り事件。セレブ席に陣取った人間発電所は40年越しのイジりネタも笑って受け流す貫禄を見せ付けます。
ちなみにもう一つのキャリアハイはAWAベルト戴冠なのでしょうが、伊達男リックマーテルの姿は確認できませんでした。
もちろん日本のビッグボス馬場さんへの感謝も忘れていないハンセン。
なおWWEネットワークのやっつけ字幕担当者は日本マットに疎いようで、馬場さんを「GIANT BABBA」と表記。その他全日の選手達の事もハンセンはスピーチしてくれたのですが、鶴田「TURODO」、川田「KAWABA」、小橋「KOBACHI」など各々散々な扱いでした…。
日本にプロレス殿堂はありませんが我々ファンが抱く敬意は間違いなく殿堂級。80年代と90年代を常にトップシーンでブッコ抜いたレスラーは日本人を含めてもハンセンしかいません。
自分が見てきた時代が世界に認められたようでたまらなく嬉しいグレートテキサンの殿堂入りです。