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2012/11/17

WWEスマックダウン #689

録画した日〔2012/11/12:JSPORTS2〕

PPV「ヘル・イン・ア・セル」で毒蛇オートンのRKO葬に撃沈したアルベルト・デル・リオ。
5日後のノースカロライナ大会では、オートンの試合(ウェイドバレット戦)にちょっかい。気を取られたオートンはバレットに丸め込まれてしまいました。
バックヤードで元教師・ストライカーのインタビューを受けるデルリオ。毒蛇をまんまとハメてしてやったりの饒舌モードです。
しかしこの時点で、フジワラアームバー、キムラロックと同列の日本起源定番ムーブ「シムラウシロ」状態になっているとは知る由もありません…。
怒りのオートンはインタビューをブッタ切ってデルリオを急襲。
ここまではWWEの日常風景、毎度毎度のストリートファイト勃発ですが、今回問題なのはその場所が皆んながメシを食うWWEの出張ケータリング社員食堂だった事です。
食材を手に入れた毒蛇は、オートン流・世界の料理ショーを展開。
まずはデルリオ専属のチビデブリングアナに熱々スープをぶっ掛けて下ごしらえ。その後、高カロリーミートソース流し込みで前菜を仕上げます。
ジャージ姿のヨシ・タツ(Yoshi-Tatsu)らが見守る中、毒蛇オートンはメインディッシュ・デルリオ料理へシフト。
「使ってくれ」と言わんばかりに鎮座する、アメリカならではの超高カロリー巨大ホールケーキ攻撃を企てます。
デルリオは間一髪逃亡。替わりにケーキ葬を食らったのはインタビュアー・マットストライカー先生でした。
しかしストライカーのクリームの付きっぷりはグリーンボーイ級。ケーキに押し付けられてからの顔面撹拌が足りないものと思われます。

WWEの伝統芸でもある食べ物ベチャベチャ大乱闘。ずらりと並ぶ、見てるだけでムネヤケしそうな濃厚食材からアメリカのハイレベルなケータリング文化も知る事ができるのではないでしょうか。

<メモ>
  • ヤング&オニール、へんなホイッスル芸を披露
  • タンブラー野郎・オタンガ、ナタリヤとセオドア・ロングにコーヒーブッ掛ける
  • リハビリ中のキングローラーが再来週復活
  • シナとAJのハレンチビデオが、熟女ヴィッキーにより公開される見込み

2012/11/14

世界の料理ショー #8「アップルフリッター スイス風」

放送時間〔8:00~8:25:テレビ東京〕

今回#8は「ひとくち食べたらガーンと来て腰がクダけて、もう大変♪」なスイス風デザート・アップルフリッター作りに挑戦。
カロリーK点超えの料理王・グラハムカーにとっては、何ともたやすい軟弱スイーツ系のデザート。しかし与し易い相手と侮ったのか、思わぬ地獄絵巻が待ち受けていました。
アプリコットソース作成にとりかかるカー。ここで敢行した定番戦術・フランベでその事件は勃発します。
ユーゴのお酒「スリボビッツ」の量を間違えたのか、正体不明のセコンド・スティーブの仕掛けなのかは不明ですが、想定外の巨大炎が発生、ご自慢の電熱キッチンが火の海に包まれてしまいました。
スタジオ内の素人笑い屋連中は、大仁田・シーク戦ばりの火炎地獄を恐れるどころか大ウケの大爆笑。
C調料理人・カーも「こりゃオイシイ」とお笑いネタに昇華、そのまま雪崩れ込むようにバター50グラムという成人病直行食材をアプリコットソースに投入します。
天才的アドリブで火炎地獄を乗り切ったカー。
しかし、番組プロデューサーでもある奥さん・トリーナカー女史と大喧嘩でもしたのか「今日は恥かきっぱなし」と自嘲する程のバッドコンディションでした。
メインのリンゴ揚げを網にこびり付かせて必死に引っ剥がす姿は、デビューしたてのグリーンボーイの様相です。
そんなこんなの「グダグダ」の末に完成したスイス風アップルフリッター。エンディングの試食コーナーでもチョットした異変がありました。
通常は客席から腹減ってそうな笑い屋を1人チョイスする流れなのですが、今回は出来栄えに自信がなかったのかカメラマンを引き摺り込んで「食え」と強要。
この男が正体不明のセコンド・スティーブ?、謎掛けを残して次回#9「豆ベーコン煮込み オランダ風」へと襷を繋ぎます。
ネット上のマニア情報では「スタジオ炎上の神回」という触れ込みでしたが、実際は一瞬ボッと炎が大きくなっただけでした。
しかし、カーの面白ポテンシャルは鎮火不可能の独走状態。私としてはグラス片手の入場シーン&小咄だけで大笑いです。
次回のビッグマッチは11月21日(水)「鶏丸焼きパイナップルづめ オーストリア風」。フェイバレットホールド「丸焼き」で笑い屋連中と世界の茶の間を掌握する世界最強料理人・カーの神業に期待です。

2012/11/13

プロレスの星 アステカイザー #10「危うし!アステカイザー」

録画した日〔2012/11/6:チャンネルNECO〕

毎週毎週、どうにもアステカイザーの正体がつかめないブラックミスト軍の番頭・サタンデモン。
雇い主の「ルアー様」から解雇・粛清を仄めかされ、大慌てで次の一手を講じます。
サタンデモンの“次の一手”は、大型コンピュータとVTR技術を駆使して「アステカイザーに成り得る格闘家」を全国データベースから絞込む作業でした。
結果、12人の格闘家をピックアップする事に成功。その中には「当たり」のアステカイザー本人・鷹羽俊も含まれていました(!)。
口の悪い視聴者からは「最初からやれよ」と突っ込みが入りそうですが、時は1976年、ジョブズ&ウォズニアックのスティーブ・ブラザーズが新興団体Appleを旗揚げした年です。
そんなコンピュータ黎明期に、全国格闘家のデータベースと精度の高い映像解析プログラムを構築したサタンデモン。
文字どおりのブラック企業・ブラックミストの番頭なんか辞めて、どっかの家電メーカーに転職したほうが良かったのかも知れません。
キレキレに冴え渡るサタンデモンチームは、アステカイザー候補12人から「当たり」の鷹羽俊を最有力候補としてセレクト。
一気呵成の大号令の元、さっそく川っぺりの少年野球でノック中の鷹羽俊を襲撃、ブラックミスト本社に強制連行します。
当たり・鷹羽俊を特定して捕獲まで成功、後は「上がり」を迎えるだけのサタンデモンでしたが、最後の詰めで痛恨の大ポカを露呈。
状況を察知した鷹羽俊のアステカイザー封印ムーブにすっかり騙されて、「こいつはシロ」の最終判断を下してしまいます。
全く何やってんだか…。グリコ森永事件で、怪人21面相を寸前で取り逃がした滋賀県警にも似たもどかしさを感じます。
あっさりヒール軍に捕まるアステカイザー本人と、それを見す見す取り逃がすサタンデモンが繰り広げるマヌケな追い掛けっこ。
何ともショッパイ、緊張感皆無のベビーvsヒール抗争です。
そして今回も、全面協力のはずのキングオブスポーツ・新日プロ精鋭陣の出演はありませんでした。
この回の放送は1976年12月。
総帥・アントニオ猪木がパキスタンに乗り込み、英雄・アクラムペールワンと恐怖のセメントマッチを敢行した時期とモロかぶりです。
超過激な仕掛けで「環八理論」を実践していた新日プロ&猪木は、こんなクソガキ向け茶番に付き合っている暇はなかったのでしょう。
もはや新日プロは体の良い名義貸し状態。プロレスラー至上主義の私としても、10回目となればあきらめの境地へ突入しました。
「プロレスラー見てぇんなら普通にプロレス見てりゃぁいい」と自分に言い聞かせつつも、最終26話まであと16回チェックする事にします。

2012/11/12

座頭市物語 #20「女親分と狼たち」

録画した日〔2012/9/4:時代劇専門チャンネル〕

上方喜劇の女帝・ミヤコ蝶々が登場。
息子同然に可愛がっていた佐藤慶に牙を剥かれる、落日の女親分を演じます。
気丈な女親分・ミヤコ蝶々のもう一つの苦悩は、カタギの道に進んで欲しかったのに渡世人遺伝子を継承してしまった実の息子・山本圭。
大親分の命日に「姐さん」を表敬訪問した座頭市は、一家を取り巻く複雑事情に胸を痛めつつ、ちょっと距離を置いて渡世人特有の自浄作用を見守るポジショニングを取ります。
母親代わりに渡世人の心意気を教えた佐藤慶は「鬼子」として、実の母親としてカタギへのレールを敷いた山本圭は「任侠者」として、ミヤコ蝶々の思いとは真逆の人生を突き進みます。
ラストでは哀しく不毛な斬り合いに雪崩れ込む2人。
自ら掘った墓穴なのか運命の機微なのか、偉大なる母・ミヤコ蝶々は2人の「息子」を失ってしまいました。
要所要所でブッタ斬りを披露したものの、座頭市は今回かなりの引きモード。
大御所・ミヤコ蝶々という太陽を中心に据えて、それに引き寄せられやがて離れて行く佐藤&山本の「2人のK(ちなみに座頭市は1人で警視-K)」がグイグイとストーリーを牽引します。
重厚ゲスト陣が織り成す切なくも真っ直ぐな人間ドラマ。座頭市抜きでも成立しちゃったんじゃないか?と思わせる程、彼らにスポットが集まる展開でした。
「バイプレーヤー」という言葉とは無縁の座頭市。しかし今回の立ち位置は、このTVシリーズを全件掌握してるからこそできる、ちょっとした遊び・実験だったのかも知れません。

2012/11/11

新日本プロレス 2012・10・25@豊橋

録画した日〔2012/10/31:JSPORTS3〕

10月25日に開催された、新日本プロレス「Road to POWER STRUGGLE」の豊橋市総合体育館第2競技場大会。
これといったビッグマッチもない、11.11大阪決戦を見据えたいわゆる普通の地方巡業です。
バスケットゴールがあって、用具倉庫があって、床にブルーシートが引かれてる平均的な地方体育館での興行。
オカダ・カズチカのレインメーカーポーズも、何だか狭っ苦しいミニマムスケールです。
豊橋にもカネの雨は降ったのでしょうか。
大会場でも地方体育館でもプロレスのフォーマットは不変。鈴木軍やCHAOSの面々など悪い奴は相変わらず悪い事ばっかりして、お客さんのヒートを買います。
私としては職人ヒール邪道による、伝わりにくいモノマネ選手権・リックフレアー版に思わずニヤけてしまいました。
特筆すべきはIWGP王者・棚橋弘至の献身ぶり。
メイン戦で当面のライバル・高橋裕二郎チームを粉砕すると、10分以上も居残ってファンサーービスに徹します。
これぞベビーフェイスのお手本といった時間外労働。
こんな積み重ねがようやく大きな流れに繋がった、繋がった手応えがあるからより一層力が入る。新日の本社機能ともども、物事がウマく行くときの理想的サイクルに突入しているのでしょう。
地方地方と連呼するのも豊橋の方に失礼ですが、やっぱりちょっとユルイ感じの全6試合。
しかし、画面越しでもお客さんの満足度が伝わってきます。

私の「靴を脱いで見る」プロレス体験は最後いつだったか?、ほぼ忘れかけてる至近距離のプロレス観戦は、ノスタルジー込みで何とも羨ましい限りです。

WWEロウ #1014

録画した日〔2012/11/9:JSPORTS2〕

色々と整理事項が多い、PPV「ヘル・イン・ア・セル」翌日のシャーロット大会。
悪徳レフェリー加担で命からがら王座を防衛した満身創痍のCMパンクが、悪びれずに勝利の演説をブチ上げます。
疑惑のWWE王者・CMパンクの主張は以下のとおり。
  • 悪徳レフェリーとオレは無関係
  • ライバックはもう終わり、再戦はしない
  • ノースカロライナのバカども、とりあえずオレを尊敬しろや
いつもの調子でヒールモードを貫くCMパンクですが、そこに乱入したのが出たがりOB・ミックフォーリー。
さしたる因縁もなかったはずの2人ですが、諸々の準備過程をショートカットして、次回PPV「サバイバーシリーズ」でのチーム対抗戦で雌雄を決する超展開となりました。
サバイバーシリーズ5vs5マッチの陣容は、このような感じ。
◆ミック・フォーリー軍
  • IC王者・キングストン
  • WWEタッグ王者・ダニエルブライアン
  • WWEタッグ王者・ケイン
  • 毒蛇・ランディオートン
  • FeedMeMore・ライバック

◆CMパンク軍
  • ミズ
  • ローデススカラーズ・ダミアンサンドゥ
  • ローデススカラーズ・コーディローデス
  • アルベルト・デル・リオ
  • CMパンク
番組最後はお約束の大乱闘となりましたが何とも急造りが見え見えのPPVシフト。
WWE伝統のチーム戦は3週間後ゴング(現地時間で言えば来週日曜)なので、一気にストーリーを詰めてかなきゃならないんでしょう、
私としては毒蛇・オートンはここにいちゃぁいけないんでは?、ジョンシナは誰となにすんの?というところです。

<メモ>
  • 現場監督ヴィッキー、シナとAJの密会映像を公開
  • PPVでCMパンクに加担した悪徳レフェリーは「ブラッド・マドックス」
  • 毒蛇オートン、新抗争相手(?)のウェイド・バレットをRKO葬
  • 昔は仲良しだったマイケルコールとミズ、実況解説で口論
  • 王座陥落のシェイマス、ビッグショーに再戦要求&ホワイトノイズ葬
  • ベスフェニックス、現場監督・ヴィッキーからクビ宣告

プロレスの星 アステカイザー #9「とどけ! この哀しき祈り」

録画した日〔2012/11/6:チャンネルNECO〕

いつも頑張ってるのにアステカイザーの正体を掴めないヒール軍・ブラックミスト。
今回は番頭・サタンデモンが「毎朝スポーツ」の編集部に乱入して紙面をジャック、情報提供者に(なんなら本人にも)5000万円の懸賞金を懸ける事になりました。
#5のTVジャックや、#6の新聞投稿欄チェックなど、メディアをフル活用してアステカイザーを追い詰めるヒール軍番頭・サタンデモン。
世が世ならアルファブロガー、SNSギーク、ライフハッカーとしてネット社会に君臨していたかも知れません。
懸賞金5000万円に乗ってきたのは「妻木さん」とかいうロートル空手家。
実戦からはしばらく遠ざかっているものの、懸賞金で地元に開業医を誘致したいという奉仕精神で、アステカイザー抹殺に空手家生命を賭けます。
背水の陣を張る妻木さんにサタンデモンが課したタスクは、覆面レスラー「ブラックコブラ」との一騎討ち。
よみうりランドか向ヶ丘遊園か、どっかの遊園地特設ホッタテリングで報道陣限定公開のノーピープル戦がマッチメイクされました。
命からがらブラックコブラを撃破した妻木さんでしたが、公約を破棄したサタンデモンから、サイボーグ格闘士・ブルーバイソンとのエクストラマッチを命じられます。
さすがにここでアステカイザーが助っ人参戦。妻木さんはなぜかアステカイザー側の速水博士からファイトマネーを貰い故郷へ帰って行きました。
全面協力のはずの新日プロ勢が全く登場しない、看板倒れのクソガキ向け特撮ヒーローもの。
しかし今回、オープニングに流れた「ジョージ高野」の文字が私のプロレス魂に火をつけました。
猪木や佐山、ミスター高橋まで登場した#1以来の新日プロ勢クレジット。ジョージの役名「ブラック“コブラ“」にそこはかとない運命の皮肉を感じますが…。
しかし注目のブラックコブラ=ジョージ高野は、全国3000万プロレスファンの飢餓状態を嘲笑うかのような、全身タイツ&完全覆面という没個性スタイル。
いちおうプロレスラーならではのムーブも披露しましたが、劇団ひまわりがやっても一緒じゃねえの?、という十把一絡げキャラに成り下がっていました。
まあ、新日とアステカイザーが「繋がっている」という事実確認ができただけでも良しとすべきでしょう。
なにより後の「ザ・コブラ」が「ブラックコブラ」を演じていたという、拾い物的なオモシロ設定。
10年後の昭和末期、本家コブラが順当にブレイクしていれば、その好敵手として「ブラックコブラ」が闘いのワンダーランドに登場していたかも知れません。
ガチ、ネタ織り交ぜて悲劇に包まれたジョージ高野のプロレス人生、そのエッセンスはこのクソガキ向け特撮から始まっていたのでしょう。

タイガーマスク #32「必殺技誕生!」

録画した日〔2012/11/9:TOKYOMX〕

極寒の大雪山特訓で、ついに必殺技開発に成功した伊達タイガー。
アポロン兄弟・ウルサスとの一騎討ち(61分3本勝負)でさっそく新技を公開、南米の大凶獣を一発で撃沈しました。
勝負服「WRESTLING」を着て愛弟子の再生を見守った馬場さんも、圧巻の大技炸裂に大喜び。
ノリノリの馬場さんは必死に編み出した技の名付け親に土足で立候補、【ウルトラ・タイガー・ドロップ】とかいう小学生レベルのキラキラネームを伊達タイガーに押し付けます。
そんな祝勝ムードに水を差したのが、アポロン兄弟の兄・スター。
キザで軟弱なギミックを返上して弟の凶獣・ウルサスに公開土下座を強要、返す刀で伊達タイガーに「下手くそ」とマイク爆弾を投下します。
プロレスラーにとって「下手くそ」は最もキツいフレーズの一つ。「弱い」と言われる方がまだマシでしょう。
2000の技を持つと豪語するスターは、その触りとばかりに解説席の馬場さんに「逆立ち投げ(アルゼンチンバスター)」を敢行。2m9cmの巨体をリングの中にほっぽり投げます。
ちなみに実況アナウンサーによれば、スターの逆立ち投げによる馬場さんの「飛距離」は日本プロレス史上最長との事です。
無様にブン投げられた馬場さんの仇とばかり、スターに食らいつく伊達タイガー。
しかし、ヘロヘロの馬場さんは「ここでやるな!」と愛弟子を制止。
降って湧いた美味しいアングルを次回興行の目玉に据える、さすがは百戦錬磨の日プロブッカー、ブン投げられて頭を打っても経営判断はピカイチです。
ちなみに伊達タイガーの必殺技ウルトラ・タイガー・ドロップは、相手の脚を起点に空中高くからマットに叩きつけるというパワーボム系の立体パワー殺法。
私の知る限り、21世紀のプロレス界に継承者はいないようです。(レイザーラモンの「レイザーズエッジ」が最も近いか?)
そして今回気になったのは、伊達タイガーが声変わりしている事。
Wikipediaによると前回#31から#39までは、タイガーマスクの「中の人の中の人」がいつもと違う人になっています。
まぁこれは気にしなけりゃ気にならないブレの範囲。取りあえず次回のビッグマッチ、南米の血まみれの星・スター戦に期待しましょう。

ミック・テイラー・バンド:ライブ・アット・ニュー・モーニング

録画した日〔2012/11/3:大人の音楽チャンネルMUSIC AIR〕

RollingStonesの(元)貴公子・ミックテイラー&仲間たちによる、2009年東京でのライブ映像。
六本木”ビルボード東京”での公演なのですが、番組名の「ライブ・アット・ニュー・モーニング」の意味はよくわかりません。(DVD製造元の社名では?)
いわゆる”絶頂期”にストーンズのリズム部門を牽引した草食系イケメン王子ギタリスト。
今や、サッカー代表戦で「名波ぃ~名波ぃ~」ばっかり言ってるどっかの解説者みたいなルックスになってしまいましたが、全ストーンズファンが平伏す世界制圧級流麗ギターの片鱗は随所にうかがえました。
何より私としては、おとなしくていじめられっ子だった(と、勝手に解釈している)ミックテイラーが「唄ってる」事に感動。
渋くズブズブ突き進むボーカルを聴くと、不良軍団ストーンズとはあくまで趣味の「ブルース」でつながってたんだなぁと再認識させられます。
セットリストは以下の6曲。ストーンズのナンバーからは「ノー・エクスペクテーションズ」が入っていました。
  1. Secret Affair(テイラーの持ち歌)
  2. Twisted Sister(1に同じ)
  3. You Shook Me(マディ・ウォーターズの曲)
  4. Burying Ground(バンド仲間のハゲたオッサンがボーカル。テイラー休憩)
  5. Blind Willie Mc Tell(ボブ・ディランの曲。オレも制作に関わったと主張)
  6. No Expectations(なぜかポップなアレンジ。よくよく考えてみりゃ原曲にテイラー関与なし…)
この東京公演、当時フジテレビ系CSでも放送されていました。(今回の映像はフランス制作)
その時は客席も映されていて、「大人」のお客さんが美味しい料理を食べながら職人達の演奏を聴く、贅沢かつスノッブな雰囲気が伝わってきた記憶があります。
50周年ストーンズから「招集」の噂もチラホラ囁かれているミックテイラー。
ビッグビジネスとは縁がないものの、自分の好きな音楽を気の合う仲間と楽しくやってる印象です。
このLiveで披露されたソロ作は、1999年のアルバム「A Stones’Throw」に入っているとの事。あらためて聴いてホントに格好良かったので、Itunesあたりでチェックしてみようと思います。
ストーンズファンからすれば大明神か大魔神かというぐらいの絶対的存在。
しかし、たった4、5年の出来事だけを延々と語られる辛さは如何ほどなのか?
私には計り知れませんが、たまに絡んで来るかつてのお兄さん達をウマく利用して、これからもノビノビと自分のブルース道を追求してほしいです。