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2013/04/06

WWEスマックダウン #709

録画した日〔2013/4/1:JSPORTS2〕

レッスルマニアで若手乱入軍団・シールドとの6人タッグ戦が組まれているシェイマスとオートン。
今回のシンシナティ大会では、もう一人のパートナー探しに腐心する事となりました。
なにかと使い勝手のいいトークコーナー「ミズTV」で公開議論をする両雄。
毒蛇・オートンは、ここ最近シールドと因縁抗争を繰り広げているビッグショーを推します。
このオートン案に対し、ちょっと前までビッグショーとタイトル戦線を展開していたシェイマスはやや難色。(ちなみに両雄から「ミズ」の名前は一切出ず…)
結局GM・ブッカーTの裁きにより、3人はメイン戦でお試しタッグを組んでみることになりました。
対戦相手はうってつけの噛ませ犬・3MB。シェイマスがビッグショーの手柄を横取りする形でピンフォール勝ちです。
勝った後の3人は例によってガヤガヤと一悶着。レッスルマニアまであれやこれやの揉め事が続いていくのでしょう。
何はともあれ、メインを張ってもいい強豪3人がバトルロイヤル系の玉石混交に放り込まれない事が確定して一安心です。

<メモ>
  • Y2Jジェリコ、バカ新人・ファンダンゴと絡むことに。
  • 元新日・テンサイ、後戻りできないアホキャラ「スイートT」にギミック転換

2013/04/03

帝王vs超人!新日本プロレス闘魂史(#35)

録画した日〔2013/3/29:サムライTV〕

帝王=ボブ・バックランドと超人=ハルク・ホーガンの昭和55年の活躍をピックアップ。
超人ホーガンはこの年が初来日でした。
昭和55年5月の第3回MSGシリーズ高松大会。
初来日のハルクホーガンは、時のWWF王者・ボブバックランドとの一騎討ちというビッグチャンスをGetしました。
銀髪鬼・フレッドブラッシーの英才教育を受けるホーガンは、背中にムダ毛ボーボーの粗野な怪力レスラー風情。
解説席の鬼軍曹・山本小鉄さんは「5年後には世界タイトルを獲る」と断言していましたが、後にその予言が1年前倒しで実現するとは、この時誰も想像できなかったのではないでしょうか。
試合はバックランドの必殺コブラツイストでホーガンがギブアップ寸前のところ、当時の兄貴分・ハンセンが乱入。
MSGの新旧看板レスラーによる貴重なシングルマッチは、昭和ならではの不透明決着となりました。
しかしこの結末、ギロチンドロップもアックスボンバーもない超人にとっては勝利に等しい好待遇なのかも知れません。

高松決戦から半年後のMSGタッグリーグ戦・大阪府立体育館。
ホーガンは先輩・ハンセンのタッグパートナーとして、日米帝王コンビ・猪木&バックランドと優勝を賭けたビッグマッチに臨みます。
日本での出世フレーズ「一番」トランクスで勇躍参戦したホーガンは、猪木、バックランド、ハンセンという巨星に臆することなく超怪力殺法を敢行。
最後は猪木の逆さ押さえ込みに屈したものの、すっかりアカ抜けたトップレスラーとしてのファイトスタイルを猛アピールしました。
ここからたった3年弱で一気に世界のトップ中のトップにのし上がった超人ホーガン。格的には偉大な先輩3人を圧倒的に凌駕する事となります。
そのホーガンのポテンシャルにはあらためて感服、不滅の超人&ミスターアメリカのルーツが昭和の日本マットにあった事は誇らしいばかりです。

今回はホーガンとバックランドだけ見せてくれりゃあいいのに、何故かドラゴン藤波とデュオランバダ健悟のNWAインタージュニア戦も放送。
木村健悟=アメマ間寛平の酷似っぷりを再認識する試合は、両者ノックダウンという壮絶決着となりました。
バックランド&ホーガンの本拠地・マジソンスクエアガーデンからの試合も放送。昭和55年の年末に行われた谷津嘉章のプロレスデビュー戦です。
エンタメ大聖堂・MSGでのデビューとは、谷津嘉章が如何に「別格」としてリスペクトされていたかを物語るエピソードといえるでしょう。
まあ、それだけに次年の日本デビュー戦における虐殺(執行人・ハンセン&ブッチャー)が際立ってくるのですが…。

拠り所であったWWF=マジソンスクエアガーデンの威光をフル稼働させていた昭和55年の新日本プロレス。
その最大の成果はハルク・ホーガンの本格化でしょう。
現WWEはスルーに徹するでしょうが、1980年代中盤以降のアメプロ隆盛の礎はこの頃の極東の地・日本マットがその一翼を担っていたのだと私は思います。

2013/04/02

タイガーマスク #52「優勝!! Wリーグ戦」

録画した日〔2013/3/29:TOKYOMX〕

いよいよ優勝戦大阪大会を迎えた「第13回ワールドリーグ戦」。
対戦カードは伊達タイガーvsビル・ヘラクレス。全勝同士による60分3本勝負です。
馬場さん&猪木の2大巨頭が不在の今大会。日プロのホープ・伊達タイガーはともかく無名の外人ヘラクレスが全勝ターンできるあたり、全体のレベルに大きな疑問符が付く事は否めません。
競馬で言うところの「空き巣G1」。しかしだからこそ、伊達タイガーにとっては取りこぼしが許されないステップアップの大一番となります。
大阪決戦前夜、ミスターXから「割烹すえひろ」に呼び出されたヘラクレス。虎の穴の残忍レスラー・シャーク二世を交え、なんともアヤしい密談です。
この極秘会談、東スポ的な予定調和の煽りアングルとは異なり、ヘラクレスにとっても抜き打ちの理不尽展開となりました。
ミスターXによる密談策略の骨子は、伊達タイガー潰しの為に残忍レスラー・シャーク二世を「替え玉」として大阪決戦のリングに上げるというもの。
つまりヘラクレス(非・虎の穴レスラー)は優勝戦を前にお役御免。
巨大ブラック企業のゴリ押しに贖えず、無念の帰国となってしまいました。
虎の穴による何とも荒唐無稽な替え玉作戦。
しかし「割烹すえひろ」には、この極秘会談の内容を伊達タイガーに安々リークしてしまうトンデモ従業員がいました。
その従業員は、どっから流れ着いたのか伊達タイガーの虎の穴同期生・大門大吾。
曲がりなりにも客であるミスターXの極秘密談を盗み聞いてそのまま伊達タイガーに電話報告という、サービス業としての矜持もクソもない守秘義務違反を犯します。
現代ならTwitterで客のプライベートを全世界拡散してたであろうモラルハザード従業員。
老舗っぽい風情の「割烹すえひろ」は炎上抑止のためにも即刻クビの措置を取るべきでしょう。

そんなこんなで迎えた大阪決戦ですが、事前に大門のリークを受けていた伊達タイガーは心の準備も万全。
シャーク二世の精巧な替え玉マスクを剥ぎ取って、新必殺技・ウルトラタイガーブリーカーで完全粉砕します。
対戦相手がスリ替わった前代未聞の優勝戦。
通常のスポーツなら無効試合となるところですが、プロレス的には何てこたァないブレの範囲。
Wリーグ戦インチキ実行委員会が適当に協議をした結果、伊達タイガーは見事にワールドリーグの第13代覇者と認定されました。
何だか曰く付きとなってしまった伊達タイガーの国内初タイトル。
しかし日プロ的には、馬場さん&猪木の2トップにエクスキューズを持たせつつ第3のスターを擁立するという絶妙なエピローグとなりました。
世代抗争を勃発させるにはやや脆弱な伊達タイガー&坂口の日プロニューリーダー陣営。
見事優勝はしたものの、雌伏の時は今しばらく続きそうです。

2013/03/31

WWEロウ #1034

録画した日〔2013/3/29:JSPORTS2〕

レッスルマニアへの道も佳境に迫ってきたピッツバーグ大会。
それとは全く関係のないバカ新人・ファンダンゴが初めてWWEのリングに上がりました。
ド派手なネオンボードなんか用意してもらって、すっかりVIP待遇のファンダンゴ。
今回の対戦相手は、前回スマックダウンで名前を正しく発音できなかったパンジャブの色男・グレートカリとなります。
グレートカリの女マネージャー・ナタリアも絡んでコントを繰り広げた挙句、結局今回もデビュー戦を拒否したファンダンゴ。
自分の名前の発音がウンタラカンタラで引っ張り続けるプロレス史上最低レベルのイデオロギー闘争にオチが付くのはまだまだ先の様です。
ちなみに、バックステージでは大物・Y2Jクリスジェリコとのスキット合戦が実現。
ロック、レスナー、HHH、テイカーと群雄割拠の Road to WrestleManiaですが、次代を担う(つもり)の若手・ファンダンゴの事もいちおう忘れないでおきたいと思います。

<メモ>
  • レッスルマニアでのライバック対マークヘンリーが強行決定
  • ライバックの代わりに、ビッグショーがシェイマス&オートンと共闘する模様
  • ケイン&ブライアンがAJリーの子分達とレッスルマニアでタッグ王座戦
  • CMパンク、ポール・ベアラーの骨壷でジャグリングする超不謹慎パフォーマンス
  • スマックダウンGM・ブッカーTがWWE殿堂入り
  • HHH対ブロック・レスナーはノーホールズバード戦に

ヒーロー達の名勝負「世界の扉を開いた日 アトランタ五輪サッカー最終予選」

録画した日〔2013/3/21:NHKBS1〕

1996年3月にマレーシアで行われたアトランタ五輪最終予選の準決勝サウジアラビア戦を振り返る30分番組。
メキシコ大会以来28年ぶりのオリンピック出場を決めた歴史的な一戦です。
17年ぶりにシャーアラムスタジアムに降臨したキャプテン前園真聖。
川口能活や城彰二、中田英寿もいた派手なチームでしたが、あの日のドラマは全て「ゾノ」が創り上げたと言っていいでしょう。
スピードやテクニックとは異なる物凄いエネルギーが充満した、圧倒的な存在感を持つ絶対王者でした。
あの試合、2点目を取ってからが異常なまでに長く感じた記憶があります。
番組中に前園は「苦しい思い出しかない」と振り返っていましたが、見ている側も3月なのに蒸し暑さで全身ベトベト、見終わって放心脱力の極限マッチでした。
ドーハとジョホールバルに挟まれた、予選だけで完全燃焼できる古き良き世界標準黎明期です。
常に「アトランタ後」の功罪が問われてしまう前園。キャリアトータルで見れば不完全燃焼、惜しい選手だったのかもしれません。
しかし私としては、本戦も含めたこのオリンピックチームでの躍動だけで10年20年経とうが最敬礼の存在。
今だに「もし」「たられば」で熱く語りたくなる、幻想に満ちたスーパースターだと思っています。

洋楽倶楽部〔日本人の愛する洋楽アーティストベスト50〕

録画した日〔2013/3/26:NHKBSプレミアム〕

日本の「洋楽史」半世紀を振り返って、歴代BEST50のアーティストを選出するスペシャル番組。
ランキングは視聴者アンケートが元になっているようです。
個人的にビートルズ、ツェッペリンに続く3位だと確信していた我らが老雄・ストーンズ。
しかし結果はクラプトン、イーグルスの下、ミックジャガーもワイマンにカラみたくなる「10位」でした。
「50年=半世紀」という番組のエッセンスを満たした世界最強金満ロックバンドが何たる体たらく。
これは彼らの前後10組を確認して敗因を分析するしかありません。
  1. クイーン
  2. マイケル・ジャクソン
  3. ビートルズ
  4. レッド・ツェッペリン 
  5. カーペンターズ
  6. サイモン&ガーファンクル
  7. ビリー・ジョエル
  8. エリック・クラプトン
  9. イーグルス
  10. ローリング・ストーンズ
  11. スティーヴィー・ワンダー
  12. アバ
  13. ボン・ジョヴィ
  14. エアロスミス
  15. オアシス
  16. アース・ウインド&ファイヤー
  17. ポリス
  18. デヴィッド・ボウイ
  19. ディープ・パープル
  20. ジャーニー
5位のカーペンターズをテキトーに語るC調フォワード・武田修宏。
この他、サイモン&ガーファンクルやアバがランクインしているとおり洋楽=ロックという狭い了見ではなく、老若男女玉石混交の国民的エンタメ目線で確立された結構ガチなランキングなのかもしれません。
そうなると日本人向けキラーチューンを持たないストーンズの10位はやむ無し。むしろゴリ押しか?という好評価です。
それより問題なのは、知名度抜群のエンタメ女王・マドンナがシカゴ、キッスの次の31位に冷遇されている点ではないでしょうか。
そして日本人が最も愛するアーティストとして認定されたのはクイーン。文字どおりの「チャンピオン」と言えるでしょう。
ただちょっと気になるのは、”4月28日ワールドプレミアムライブ・クイーンをお送りします…”という番組宣伝。
1位だからの放送か、放送するから1位にしたのか?、「ルーザー」のストーンズファンとして陰湿被害妄想を禁じ得ない大正義NHKの深謀遠慮です。
3時間近く延々放送された番組の中で、私的にちょっといいなと思ったのは5位・カーペンターズ。モノすげぇなと思ったのは4位・レッドツェッペリン。それぞれベスト盤を引っ張りだして聴いてみようと思います。
100人いれば100通りになるベスト50。あくまでネタとして、テキトーに見るのがベストでしょう。