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2013/04/13

WWEスマックダウン #710

録画した日〔2013/4/8:JSPORTS2〕

チョコレートで有名なペンシルバニア州ハーシー大会。
オープニングでは、WWE王者ロックが9日後の祭典・レッスルマニアへ向けての決意表明独演会をブチ上げました。
満面の笑みを湛えながら地元の銘菓・ミルクチョコレート(HERSHEY'S Milk Chocolate Bar)を手にするピープルズチャンピオン・ロック様。
大ボラを織り交ぜながらのピープルズヨイショで、ハーシーのファンをドッカンドッカン沸かせます。
しかし今回、そんな舌好調のロック独演会に思わぬ刺客が…。
乱入してきたのはなんとジョニー・エース(=ジョン・ロウリネイティス)。
2012年のPPV・ノー・ウェイ・アウトでジョンシナに撃沈され、現場から追放された自称「ファン至上主義」の元WWE重役です。
「最低野郎」チャントに迎えられ久々のリング復帰となったジョニー・エースの主張は、来るべきレッスルマニアでロックのセコンドに就きたいというもの。
共通の敵であるジョン・シナを、ロックとの共同戦線で潰そうという魂胆となります。
ファン至上主義とは裏腹のWWEインチキ重役が仕掛けた理不尽共闘要請。
真のファン至上主義者・ロックの答えは、超弩級殺人兵器・ピープルズエルボー爆撃でした。

アイコン同士の1対1真っ向勝負に突然混入された第三者・ジョニーエース。
盛り上げ役としての1夜限定参戦なのか、本番用のテコ入れストーリー展開なのか?…。すべては9日後に判明します。
なお、現地では4月7日に「本番」が滞り無く終了。いわゆるネタバレに最大限の注意をしながら、来週の日本版放送を楽しみにしたいと思います。

<メモ>
  • ライバックとヘンリーが不毛なダンベル上げ合戦
  • オートン、シェイマス、ビッグショーが万全の連携プレーを披露

2013/04/10

SOUND OF THE 70S #1

録画した日〔2013/4/7:BSフジ〕

「TOP OF THE POPS」など英国BBCのロックアーカイブ映像を垂れ流す番組。
T・レックス、ザ・フー、ローリング・ストーンズ、クイーン、エルトン・ジョン、デヴィッド・ボウイ他の1970年代のスーパースターが続々登場するとの事です。
我らがストーンズは1971年の「Top Of The Pops」アーカイブで登場。
ムズカシイ事言うのが大好きな高学歴フロントマン・ミックジャガーは、71年当時のロックシーンを辛口にブッタ斬ります。
「年配のファンが増えすぎた」…この後40年以上転がり続ける世界最強ロックスターにとって超特大のブーメラン毒ガス発言です。
演奏曲は同年5月リリースのキラーチューン「BrownSuger」。
ミック・ジャガーはピンポンパン帽子にピンクラメジャケット、ミスター長嶋へのオマージュ「3」インナーシャツという完璧なセックスシンボル風情です。
ベロマークの自己商標をブチ上げたばかりの新星ストーンズ。王者の余裕とエネルギーが満ち満ちた伝説の名演と言えるでしょう。
ブラウンシュガーと同じ1971年からはザ・フーも堂々ラインナップ。
バンドの核弾頭・ピートタウンゼントは「先週もいろんなもんブッ壊したさ」とインテリ系荒くれヒールとしてのファイトスタイル全開です。
披露された名曲「無法の世界-Won't Get Fooled Again」は色々端折ったショートバージョン。
フルで聴きたい私としては残念な限りですが、ザ・フーを好きな人にとっては「バージョン違い」として楽しめる演奏なのかもしれません。
ストーンズにザ・フー、この他にもクイーンやフェイセズ、デヴィットボウイが登場したこの#1。
全編ロックレジェンドによる贅沢な競演と言いたいところですが、何だか良く分からんスターの皆さんも多数ピックアップされています。
若き日の吉幾三がボーカルの「MUD-マッド」。1974年に全英No1を獲ったシングル曲「タイガーフィート」を引っ提げて登場しました。
彼らは英国ロック・ポップス史にとって正義なのか邪道なのか?、私にとっては妄想&幻想が膨らむ未知の強豪です。
後に「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」の主題歌を担当するスージー・クアトロは、サエない長髪ミュージシャン3人組とお遊戯系パフォーマンスを披露。
1974年の彼女はよく見たらキュートなルックス。レディースロックの先駆者は元々アイドルキャラだったのでしょうか。
かなりエキセントリックなスター連中(注:私が知らないだけでおそらく皆さんメジャー級)と、誰もが知ってるロックレジェンドが半々ぐらいで詰め込まれているアーカイブ。
いわゆる「ながら見」には持って来いの良質な1時間番組です。
毎週土曜日にレギュラー放送されるようなので、ロック・ポップス史の勉強のためにも番組名予約して楽しもうと思います。

2013/04/07

みうらじゅんのマイブームクッキング2 #5「ピザ(ハーフ&ハーフ) x ジャガー」

録画した日〔2013/3/21:フーディーズTV〕

「マイブーム」「ゆるキャラ」生みの親・みうらじゅん氏が、自ら主宰するレストラン「キッチン・マイブーム」にゲストを招きオリジナル料理でおもてなしする番組。
テーマは「キープ・オン・クッキンロール!!」との事です。
私の視聴目的は、関東圏内限定のカリスマアーティスト・ジャガー(Jaguar)の緊急ゲスト来店。
チバテレビ発信のミラクルローカル番組「ハロー・ジャガー」が長期休眠中の現在、16:9のHD画質で超人の生存確認ができるのは嬉しい限りです。
関東圏内の特定地域特定年代のオッサン連中にとって、謎でありトラウマでありアホバカネタであるジャガーこと村上牧彦さん。
ボーっとUHF局を見てるといきなり飛び込んでくる、ハスキーなシャウト「ジャガーでぇす」に幻想を膨らませていたのは私1人ではないはずです。
そんなジャガーは、番組主宰・みうらじゅん氏と昵懇の仲である模様。
面白ネタ上等の主宰者・みうら氏は「ジャガー星出身」ギミックのジャガー(千葉在住/北千住生まれ)に禁断のシュートネタを次々投下します。
ジャガーのウイークポイントは誠実でテレ屋さんなところ。
その結果、自らのジャガー星ギミックに辻褄が合わせられず理論破綻、説明してる途中で笑い出してしまうなど、特定地域特定年代のオッサン連中の最強幻想は悉く崩壊と相成りました。
母屋がフーディーズTVなので、メインはあくまでもみうら氏によるピザ作り。しかし料理ド素人のみうら氏は試合放棄寸前の無気力相撲に終始してしまいます。
そんなグダグダ展開においても、超人ジャガーはキレること無くジェントルに対応。
地元千葉・本八幡で堅実に手広く事業を展開する実業家として、そのビジネスライクなファイトスタイルの片鱗を存分に見せ付けてくれました。
何だかんだで20年近く現状ポジションをキープしているイラストレーター・みうらじゅん氏。
サブカル系やロック系などなど、自分が好きな事をネタにしてエンタメ業界を渡り歩く手法は唯一無二と言えるでしょう。
関東圏内限定のローカルスーパーヒーロー・ジャガーにスポットを当ててくれるのは今やみうら氏だけか。
キテレツコンテンツ「ハロー・ジャガー」の薫陶を受けた世代としては、何でもいいので現在進行形のジャガーが見たい…。今後もみうら氏のユルい豪腕に期待しています。

WWEロウ #1035

録画した日〔2013/4/6:JSPORTS2〕

レッスルマニアでの一騎討ちを13日後に控えたロックとジョン・シナ。
今回のペンシルバニア州フィラデルフィア大会では、殿堂入りレジェンド達を交えてリング上で公開討論会を決行しました。
キングローラーが司会の討論会は、いかにもアメリカっぽい仕様。
4人の殿堂者ブッカーT、フォーリー、ローデスパパ、ブレットハートからの質問に対し、口達者な現役レジェンド2人が色々盛りながら答えていくという方式となります。
レジェンド連中を前に自重したのか、両雄にしては比較的おとなしいトーク合戦。しかし、やっぱりWWEの伝統様式にブレはありません。
キッチリ確保されていた乱闘用スペースで殺人技・ロックボトムが最後に大爆発。王者ロックがジョンシナを完全KOしてしまいました。

レッスルマニア前のRAWはあと1回。次回はジョンシナがロックに一泡吹かせる展開となるのでしょう。
どっちがどんな風に勝つのか興味津々の大一番は、アイコン2人にとってひとまずの打ち止めマッチか?。場外乱闘も悔いなくド派手にやり切ってほしいもんです。

<メモ>
  • バカ新人・ファンダンゴ、まさかのレッスルマニア参戦決定(vsジェリコ)
  • HHHが久々の独演会
  • オートン&シェイマス&ビッグショーが仲良くシールド軍退治
  • マークヘンリーがウーソズを、ライバックが3MBをそれぞれ1人で粉砕する猛デモ

SWITCHインタビュー 達人達(たち) #1「アントニオ猪木x天野篤」

録画した日〔2013/4/6:NHKEテレ〕

大ボラの永久機関・アントニオ猪木がNHK教育テレビ(Eテレ)に乱入すると聞いて録画した番組。
異なる分野の達人2人がお互いのフィールドを訪問しあって交流を深めるコンセプトのようです。
猪木の対戦相手は、平成24年に天皇陛下の冠動脈バイパス手術を手がけた順天堂大教授・天野篤さん。
「神の手」とも崇められるスーパードクターは、なんと熱狂的な猪木信者でした。
しかし本来、猪木イズムとドクター道は交わってほしくないもの。「行けばわかるさ」で手術を敢行し「俺には関係ねぇですから、ンムフフフ」とスカされたんじゃ患者はたまったもんじゃありません。
もちろん天野教授はそんなやっつけスキャンダル路線とは全くの無縁。
「命を削って命を守る」を信条に技術、頭脳、体力等々を超ハイレベルで365日フル稼働させる献身的なスーパードクターです。
繁忙時には1日4試合ならぬ4手術をこなすという神の手。「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」系の熱い猪木イズム継承者と言えるでしょう。
番組名Switchのとおり、対談後半は天野教授の手術室から猪木のフィールドであるプロレスのリングへと舞台を移動。
コブラツイストかけたりの名勝負裏話をしたりのプロレス定番ネタはなく、ジャンルのトップ同士による仕事論的バトルに終始しました。
せっかくなら、第1回IWGPの蔵前舌出し失神事件を医学的見地から検証して欲しかった気もします。
この番組における猪木の肩書はプロレスラーでなく「格闘プロデューサー」。
伝説のアリ戦はもちろん、ペールワン一族との抗争、アントンハイセル大失敗、北朝鮮興業、ジャングルファイトなど功罪入り混じったエピソードも堂々カットインしました。
アントニオ猪木こそプロレスの枠を超えた日本エンタメ史上屈指の打ち上げ花火師なのだと再認識です。
終盤にはなぜか初代タイガー・佐山サトルもVTR参戦。
「世間はバカだと思ってるだろうけど物凄く利口な人」と、褒めてんだか貶してんだかよく分からん猪木論をブチ上げてくれました。
手術室と四角いジャングルを股にかけた異色の60分1本勝負は、お約束の「ダァー」でフルタイムドロー決着。
天才レスラー・猪木が最強執刀医・天野教授のストロングスタイルっぷりを存分に引き出した名勝負と言ったところでしょうか。
冷やかし半分で見た私としても、執刀医という職業の凄さ過酷さを知る事ができた有意義な異種格闘技戦だったと思います。

ワールドプロレスリング ~永田、中西vs桜庭、柴田 IWGP・IC戦 中邑vsアーチャー

放送時間〔2:45~3:15:テレビ朝日〕

3月に後楽園ホールやら尼崎やらで行われた4試合を詰め込み。
番組表題にはありませんが、レインメーカー・オカダカズチカvs破壊入道・矢野通によるCHAOS軍同門対決も放送されました。
矢野の「ズルしてイタダキ」系ムーブに笑ってしまうレインメーカー。
新時代エースの貫禄の笑みとは悪い意味でレヴェルが違う、鬼軍曹・山本小鉄さんが見てたら鉄拳制裁必至であろうギミック崩壊の大失態です。
そんなこんなでメンタル面からもレインメーカーを追い込んだYTR・矢野通でしたが、最後は新必殺技「レッドインク」の前に無念のタップ負け。惜しくもニュージャパンカップ決勝進出とはなりませんでした。
新日に入ってすっかりグレてしまったレスリングエリート。その極悪ヒール芸の深みを堪能する名勝負でした。

この他Uインター対抗戦以来になる永田vs桜庭やクネクネ中邑の防衛戦、懐かしのGBH・本間電撃乱入(真壁を救出)などなど興味深い試合がギュー詰めとなった今回。
土曜深夜の30分という僻地に燻っているのが何とも勿体ない、中身の濃いやっつけダイジェストでした。