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2013/06/15

WWEスマックダウン #719

録画した日〔2013/6/10:JSPORTS2〕

先のPPV「エクストリーム・ルールズ」でシングルとタッグのベルトを総取りしたシールドの3人。
今回のカナダ・エドモントン大会では、敵対関係のケイン、ブライアン、毒蛇オートンとのシングル3連戦を敢行しました。
まずは、オープニングにタッグ王者の2人が登場。
1人はケインにピンフォール負け、もう1人はブライアンから辛くも反則勝ちとイマイチなスタートを切ります。
しかも主要スポットを持っていったのはブライアン。最近多用しているキレ芸で、相方のケインと面白コントを繰り広げました。
メイン戦では薄毛のUS王者が毒蛇オートンと一騎打ち。しかしここでもオイシイところを持っていったのはブライアンでした。
例によってグチャグチャの乱闘となったクライマックスで、ブライアンはジャーマン、ミサイルキック、トペスイシーダetc...とブライアン無双を披露。1人で3人を駆逐する大活躍です。
PPVでベルトを獲って早くもキャリアのピークに突入しちゃった若手乱入軍団。
ゴリ押し期にはシナ、ロックのアイコンから重鎮・アンダーテイカーまでも襲撃していましたが、今後は燻ってる一線級レスラーのカンフル剤として使われるのかもしれません。
ちなみに私の気掛かりは、そんな若手3人&ブライアンに安々とスポットを献上する眠れる毒蛇・ランディオートンなんですが…。

<メモ>
  • シェイマス、知の救世主・ダミアンサンドウのコントに2週連続で付き合う
  • ゴリ押し中のカーティス・アクセル、程良い噛ませ犬に落ちぶれたシンカラを完封
  • ライバックは救急車での入場が気に入った模様

WWEロウ #1044

録画した日〔2013/6/8:JSPORTS2〕

悪徳マネ・ポールヘイマンの新たな顧客としてメインストリームに登場した新鋭・カーティスアクセル。
前回RAWのトリプルH戦に続き、今回のカルガリー大会ではWWE王者・ジョンシナとのシングルマッチに抜擢されました。
ザ・ロック、ランディ・オートンと同じカテゴリーとなる「三世レスラー」のアクセル。
WWEとしては是が非でもゴリ押ししたい超良血の逸材ですが、その佇まいはスター性ギラギラの前者2人とは比べるべくも無い地味の極みです。
そんなアクセルにとって大事な実績作りのメイン戦は、救急車で乱入したライバックに気を取られたジョンシナがカウントアウト。トリプルH戦に続いての棚ボタ勝ちを収めました。
ある意味最高のエリートコースと言える「Paul Heyman Guy」としてのヒール路線。
これはもう、生暖かい目で見守るしかありません。
ちなみに前回のアクセル戦で体調不良に見舞われたトリプルHは順調に回復。
早ければ次回RAWに顔を出すとの事で、やっぱりあの試合放棄は事故ではなくネタだったようです。
いい歳して仮病のトリプルHを心配しちゃったりして情けない…。
ただこれがWWEの正しい楽しみ方なんだと自分に言い聞かせるようにします。

<メモ>
  • シナvsライバックのPPV救急車マッチは「地獄の三本勝負」に
  • AJリーがドルフジグラー(休業中)代役のデカい若手と口論
  • Y2Jジェリコがバカンス中のCMパンクに公開挑戦状
  • カナダの英雄・ブレットハートがバックステージにちょこちょこ登場(仇敵・HBKも)

2013/06/12

タイガーマスク #62「黒い挑戦者」

録画した日〔2013/6/7:TOKYOMX〕

3週に渡る東北巡業から北陸へと舞台を移した第2次シルバーリーグ(劇中の表記はなぜか“シルバーシリーズ”)。
今回は新潟県直江津市(現・上越市)での興行となります。
新潟は我らが馬場さんの出身地。しかしストーリーは凱旋ムードとは無縁でした。
馬場さんの生まれは中越の三条市。上越にカテゴライズされる直江津とは生活圏、文化圏の違いがあるのでしょうか。
一方、直江津での伊達タイガーは未知の強豪・ブラックパンサーの事で頭がいっぱい。馬場さんとの試合前稽古にも身が入らない状態です。
これに見かねた馬場さんは「最も男性的といわれる日本海の荒波でも見てこい」と、悩める愛弟子にリフレッシュ単独行動を指南しました。
馬場さんに絶対服従の伊達タイガーは、興味もねぇくせに海を見にお出かけ。
ところがその道中、乗り込んだタクシーがリヤカーの少年と接触事故を起こすという大トラブルに見舞われます。(両者に怪我は無し)
前々回は列車事故前回は自殺現場遭遇、そして今回のタクシー事故…。
これはもはやオカルト級、伊達タイガーのインケツっぷりはとどまることを知りません。
いずれの案件も本人に過失無し。バッドラックとしか言い様のない伊達タイガーですが、幸か不幸か今回事故った相手は地元のちびっ子ハウス「青雲学園」の少年でした。
降って湧いたチャリティー案件に一転ウキウキの伊達タイガー。
馬場さん提案のプランをさっそく捻り潰して、少年達が勤しんでいたグランド整地作業への緊急参戦を決め込みます。
ちびっ子達の純粋さに元気をもらった伊達タイガーは、作業が終わると直江津大会のチケットを大判振る舞い。
何もなければ地元の黒いタニマチ連中に渡ったであろう日プロ招待券が、未来ある純真なちびっ子の手に届けられるとは心が洗われるような美談です。
こうして迎えた直江津大会。この日のカードは反則王・ブラッディマスク(悪徳セコンド・グレートXを帯同)とのシングルマッチです。
青雲学園のちびっ子の大声援を受けて俄然ヤル気が出てきた伊達タイガーは、なぜか自転車のチェーンを凶器にするこの雑魚を全く相手にすることなく日本海の荒波に沈めました。
大盛況の直江津大会の翌日、10台近くのダンプカーが青雲学園のグランドに乱入し、次々と大量の土砂をバラ撒いていきます。
すわ、ちびっ子に招待券を横取りされた土建屋系タニマチの嫌がらせか?…。
もちろんそんな事ではなく、これは伊達タイガーからのビッグなラストプレゼント(=グランド整備用の土砂)でした。

なお、伊達タイガーが怯えまくってるブラックパンサーは、観衆7万人のローマ大競技場で強敵・カメレオン男爵を公開処刑。覆面タイトル挑戦へ待ったなしの状態です。
この黒い挑戦者の得意技はカーフブランディング(仔牛の焼印押し)との事。
狂犬・ディックマードックのそれとはスタイルが異なるものの、最大警戒を要する破壊兵器です。
東北から北陸へ、ゆったりモードで旅情豊かな巡業を続ける日プロ勢。
しかし、伊達タイガーは肉体的、精神的、そしてスケジュール的に1人大忙しを囲っています。
馬場さんじゃありませんが、雄大な日本海でも見て英気を養うのもトップレスラーの務めではないでしょうか。

2013/06/11

タイガーマスク #61「王将の道」

録画した日〔2013/5/31:TOKYOMX〕

3週目に突入した日プロ東北巡業。
今回は山形スポーツセンター(山形県営体育館)大会です。
メインは伊達タイガーvsサンガニアという微妙なカード。
「山形くんだりまでわざわざ来てやってんだから…」的な日プロの悪しき地方軽視マッチメイクが見て伺えます。
地元ファンにとっては年に1度のプロレス観戦。6人タッグでもいいのでここは看板BI砲がメインに出陣するべきではないでしょうか。
ショボいメイン戦を託された伊達タイガーですが、本人は地方でも手を抜かずライフワークのチャリティ活動に精を出します。
ここ山形では、大会前日のオフを利用して地元の「若草ハウス」のちびっ子とハイキングに赴きました。
目的地は宮城との県境にある名所「蔵王のお釜」。
前回#60のようなチャリティ原理主義に基づく突発的行動ではなく、今回はバス(蔵王観光)を借りきっての計画的なイベントのようです。
しかし楽しいはずのハイキング中にトラウマ確定のとんでもない流血ハプニングが勃発。
なんと伊達タイガーとちびっ子達は、老人(職業:将棋の駒作り)が木彫り用の「のみ」で自殺をはかる凄惨グロ現場に出くわしてしまいました。
捨て身の行動で老人にストップを掛けた伊達タイガー。この組んずほぐれつによって右手に裂傷を負ってしまいます。
それにしても前回の列車事故に今回の自殺現場遭遇と、猪木の「一寸先はハプニング」を地で行く伊達タイガーのインケツっぷり。
ハイキングじゃなく、どっかの神社仏閣で厄落としをしたほうが良かったのかも知れません。
愛弟子負傷の報をキャッチした馬場さんは、老人の病室(山形市民病院)へ傍若無人な直電を敢行。
頼まれてもないのに健気に付き添う伊達タイガーに「明日はTVマッチだぞ」と端的なプレッシャーを掛けます。
これを受けた伊達タイガーは「絶対に穴は空けませんから」とメイン戦登場を確約。
利き腕である右手に負ったケガについても「ノミに食われた程ですよ」と豪語し、ブッカー馬場さんの心配を吹き飛ばしました。
ここでやや気になったのは、“のみ”で自殺を図った老人の入院先で「のみ=蚤に食われた」と笑い飛ばした伊達タイガーの真っ黒な毒ガスジョーク砲撃。
悪意がない天然モノだったとしても、この先思わぬ舌禍事件を巻き起こしそうで心配です。
そんなこんなでハンデを背負って臨んだガニア戦。
伊達タイガーは、プロレスの鉄則に忠実なガニアによって執拗に右腕を攻撃されます。
しかしここは実力、格ともに伊達タイガーの方が圧倒的に上。一撃必殺のウルトラタイガーブリーカーを爆発させ、危なげなく山形のメイン戦を飾りました。
色々あってお疲れ気味の伊達タイガー。
するとスポーツ新聞「サン・スポーツ」片手の馬場さんがドレッシングルームにひょっこりと顔を出します。
ドラゴン藤波社長の如くスポーツ新聞で自社の最新情報をチェックする師弟コンビ。
紙面を飾っているのはタイガーの覆面ベルトへ挑戦を表明した「イーグル」「モス」「カメレオン男爵(プロレス界のダンディ)」「ブラックパンサー」の4選手でした。
伊達タイガーは、4選手のうち「プラックパンサー」に不気味な気配を感じている模様。
山形大会には虎の穴重役と日本支部・ミスターXも視察に来ており、次回からはチャリティーやってる場合じゃぁない久々の因縁抗争が再開されそうです。

2013/06/09

ワールドプロレスリングLIVE2013第2弾 〜BEST OF THE SUPER Jr.XX 優勝決定戦〜

放送時間〔18:30~21:45:テレ朝チャンネル2〕

第20回を迎えた「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」の準決勝&決勝を完全生中継。
会場は聖地・後楽園ホールです。
新日伝統の大会を制したのは、ヒールターンしてやりたい放題のIWGPジュニア王者・プリンスデヴィットでした。
自らが主宰する極悪外人軍団「BULLET CLUB」の退場処分を物ともせずにアレックス・シェリーを完封したリアル・ロッケンローラ。
取り敢えず次は棚橋狙いの模様。そしてその次はIWGPヘビーかG1か?、新日マット制圧に向けて大きな弾みを付ける全勝優勝です。
デヴィット達BULLET CLUBの面々はみんな昭和55年前後の生まれで、おそらくnWoやDXのリアルタイム直撃世代。
オッサン目線からすると「コイツら、前からこんな事やってみたかったんだろうなぁ」と微笑ましくも見えてくる、日本育ちのピュアで真面目なヒール軍団です。
ちなみにプリンス・デヴィットのリング装束は、リモコンスイッチでキラキラ輝くハイテク仕様。
WWEの某リアル・ロッケンローラへのオマージュなのでしょうか。

今日はスーパージュニア戦線以外でも新展開がいくつか勃発。
ヤングライオン・高橋広夢は英国への”無期限”武者修行が決定、この日のタッグマッチが壮行試合となりました。
オシャレになったばかりの選手寮を捨てる勇気は敬服すべき(?)。
トップレスラーへの約束手形を無くさないよう、ランカシャースタイルでテクニックを磨いてほしいものです。
海の向こうからは憎っくきNWA軍(ロブコンウェイwithブルースサープ会長)が、新日マット再上陸の怪気炎を上げました。
そしてなんとこのNWA軍迎撃をブチ上げたのは中西”上からドン”学。
世界最高峰のレイスモデルベルトを腰に巻く野人。想像しただけで脳内のマッスルオーケストラが鳴り止みません。
ヘビー級のメインストリームはレインメーカー・オカダカズチカと暴走キングコング・真壁刀義による「6.22大阪」の前哨戦。
本番へ向けての色んな試行錯誤が伝わってくる、ちょっとギコチない因縁抗争となりました。
何事もそつなく器用にこなすレインメーカーですが、気迫や勢い重視のバチバチ系マッチはあんまり好きじゃないのかもしれません。

全9試合の3時間。
立見席までぎっしり超満員のお客さんは、第1試合(ジュニア10人タッグマッチ)から完全にデキ上がっている状態でした。
カード発表からリング撤去まで、日曜日の夜にメシ食いながらマッタリ観戦できるのは何ともありがたい限り。
でもそれより何より現場=聖地に参戦したくなる、全試合「アタリ」の素晴らしい大会だったと思います。

WWEスマックダウン #718

録画した日〔2013/6/3:JSPORTS2〕

前回RAWでタッグマッチ中にダンスを始めるという前代未聞の仰天行動を敢行したファンダンゴ。
今回のスマックダウン・ネブラスカ大会では「ミズTV」のゲストとして登場しました。
当然のごとく乱入してきたのは、件のタッグマッチで相方を務めていたウェイドバレット。
試合を放り投げやがったダンスバカ男にさっそく説教を始めるのですが、そこに司会者・ミズが横槍を入れます。
そう言われてみれば、バレットとミズはIC王座を巡っていろいろと因縁抗争を繰り広げている関係。
大乱闘の2人はファンダンゴを置き去りにしてそのまま王座戦へ突入します。
取り敢えず実況席でゲスト解説をすることになったファンダンゴ。
しかし何とその最中に自らのテーマ曲をリクエストしてダンスパートナー・サマーとリングサイドでダンスをおっぱじめる大暴挙に打って出ました。
バレットorミズどっちに向けた嫌がらせなのか?、それとも根っからダンスが好きなだけなのか?、ファンダンゴの真の狙いは不明です。
最後はバレットの強烈エルボーで吹っ飛ばされる憂き目に会いましたが、ダンス乱入とはプロレス史上類のない斬新な手法。
ダンス馬鹿なりに知恵を絞ってWWEを生き抜いてほしいものです。

<メモ>
  • タッグ王座陥落のダニエルブライアンがキレ芸を再開
  • 干され気味のシンカラ、プッシュ開始のカーティスアクセルの噛ませ犬になる
  • RAWで体調不良になったトリプルH、現在精密検査を受けているとの事

WWEロウ #1043

録画した日〔2013/6/1:JSPORTS2〕

PPV「エクストリーム・ルールズ」の翌日に開催されたカンザスシティ大会。
悪のマネージャー・ポールヘイマンが、CMパンク、ブロックレスナーに次ぐ三人目の顧客レスラーをお披露目する事になりました。
第三の大物襲来をリング上でアオリまくるハゲデブ・ポールヘイマン。
シナやオートンといった既存レスラーのヒールターンか?、TNAからジェフハーディあたりを引き抜いたのか?、いずれにせよ見てる側としては、パンク、レスナーに匹敵する超A級レスラー登場に期待が膨らむばかりです…。
そんなWWEユニバースの過剰なワクワクを180度ひっくり返し、凄まじい程のガッカリ感を引っ提げてリングに向かってきたのはのっぺりパーツのヒゲ面野郎。
前から居たのは知ってるけど咄嗟に名前が出てこない典型的な1.5軍レスラーです。
この第三の男の名は「カーティス・アクセル」。
父親がMrパーフェクト・カートヘニング(祖父はラリーヘニング)という超良血で、今まではマイケル・マクギリカティとか言う覚えづらい名前で活躍していました。
そんな奴いたかも…と思っていたところに、前日のPPVでレスナーに金網葬を食らったトリプルHが乱入。メイン戦での一騎討ちが緊急決定しました。
これはトリプルHにとって3年ぶりとなるRAWでの試合。地味なアクセルに対しての破格のVIP待遇と言えるでしょう。
こうして迎えたアクセルの箔付けマッチでしたが、トリプルHが試合中に急失速。
ドクターにチェックされたり、息がゼェゼェで立ち上がれなかったりとノラリクラリのまま勝ちか負けかもハッキリしない不穏なエンディングとなりました。
アクセルの箔付けならレフェリーストップかなんかで終わらせればいいだけの事。
それをしなかったのは、いわゆる「ガチ」のハプニングだったのか?
例によってその境界線がよくわからない私としては、次回RAWでのタネ明かし&盛りエピソードに期待をしようと思います。

<メモ>
  • ライバック、次回PPVでの対シナ救急車搬送マッチを提案
  • ファンダンゴ、タッグマッチ(相方はウェイドバレッド)の最中にサマーと踊り出す大暴挙