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2012/10/06

警視-K #1「そのしあわせ待った!」

放送時間〔17:00~18:00:日本映画専門チャンネル〕

昭和55年10月スタートの刑事ドラマ(日本テレビ/火曜夜9時)。
主人公の「警視-K」=賀津勝利(ガッツ カツトシ)を演じるのは最強スーパースター・勝新太郎。刑事ドラマは初チャレンジ、TV戦線には54年11月の新・座頭市Ⅲ#26以来1年ぶりの復帰です。
どっかの海辺でのオープニングシーン。真っ赤なバスローブで登場のガッツは、娘さんと朝メシをドカ食いする猛デモを披露します。
座頭市メシ食いシーンフェチの私としては、これだけでスタンディングオベーションものの大感激。
これは大いに期待できる”現代劇”ではないでしょうか…。
警視ガッツは、警視庁今宿(コンジキ)署配属のハミ出し刑事。ウイークポイントは台詞がほとんど聞き取れない事です。
TVドラマ主人公としては致命的欠陥ではありますが、関連資料によれば「大声でハッキリしゃべる刑事がいるか?」というリアリスト・ガッツのこだわりの帰結である模様。
じゃあ仕方ない、ガッツワールドに身を委ねるのが我々ファンにとっての至福の観賞術です。
ドラマ全体のウイークポイントとしては、ガッツ以外の台詞もよく聞こえないという事。要は全体的なストーリーが全く把握できない刑事モノ現代劇です。
しかしこれも、ガッツ流の即興重視、シンクロ録音による「必要悪」である模様。繰り返しにはなりますが、ガッツワールドに身を委ねるのが我々ファンにとっての至福の観賞術です。
なお今回の#1では、TV版座頭市の常連ヒール・石橋蓮司が登場してたんで、多分コイツが悪い事してガッツにしょっ引かれて一件落着したものと思われます。
更にもう一つのウイークポイントは、度々登場するガッツの娘役・奥村真粧美。
言うまでもなくガッツ&玉緒さんの実娘なんですが、「テメェ、芸能渡世舐めてんだろ?」と言いたくなる悪い意味でのナチュラルな等身大のベタ演技を爆発させてます。
これも関連資料によれば「真粧美じゃなきゃ親子の絵は自然に演じられねぇ」「オレも真粧美から演技を学んでるんだ」という、素人には理解不能の不可侵なガッツ流エンタメ哲学によるもの。
もうやんなっちゃいますが、ガッツワールドに身を委ねるのが我々ファンにとっての至福の観賞術なんです。
そんなこんなで、やたらと先天的ハンデが多い勝新太郎の刑事ドラマ初挑戦。
Webでちょっと検索するだけでも賛否は両極端、「早すぎた」というフレーズで全てを表せる傑作なのかもしれません。
私としては、台詞が聞こえなくともストーリーが意味不明でも娘さんが大根でも、ガッツ=勝新太郎が楽しそうなら大満足。
実際のところ、オープニングの真っ赤なバスローブで全てを持ってかれてる状態です。

関連資料によると、信じられない程の低視聴率によりワンクール(13回)でブッタ斬られたらしいこのドラマ。
しかし私の個人視聴率は120%超、あと12回ワクワクドキドキを抑えることができません。

粋男流儀~遊びの美学 #32「池上・蒲田」武藤敬司&南條有香

放送時間〔8:30~8:55:BSフジ〕

スペースローンウルフ・武藤敬司が超絶美女とデートしたという情報を聞きつけてチェックした番組。
「粋男=イキダン」と呼ばれる有名人が、綺麗な女性タレントとデートしてオレ流の粋なスポットを紹介するコンセプトのようです。
番組ギミック上の粋男・武藤からデートに誘われたのはモデルの南條有香さん。初対面の2人は、力道山が眠るプロレスファンの菩提寺・池上本門寺にて待ち合わせです。
スレンダーでキュートな南條さん、デートの相手が地獄の使者・グレートムタの正体だとは夢にも思っていないでしょう。
「今度豆まきのメンバーに推薦しとくよ」とプロレスファン以外には全く響かない口説きトークを織り交ぜつつ武藤がエスコートしたのは、本門寺界隈のくず餅屋さん。
「(くず餅の原料)大豆ってのはプロテインだから」とこれまたプロレスファンだけが納得するウンチクで南條さんを困らせる武藤。
この時点で男の粋、遊びの美学を楽しみにしてた一般視聴者はチャンネルを変えたのではないでしょうか。
ヒザに爆弾を抱える武藤は、徒歩散策を早々に切り上げ番組スポンサーのスバル車へ。
ちなみにこの日の武藤のヒザは、状況把握済のプロレスファンが見ても痛々しい程のバッドコンディションでした。
デートなんかしてないで、札幌の若林先生のところで整体治療してもらった方がいいと思います。
2人きりの車中では、なんと南條さんから手作りスティックケーキのサプライズプレゼントが!
しかし武藤はこのラブリースイーツを「カロリーメイトみてぇだな」と2,3口で完食。挙げ句「俺からもサプライズがある」とプロレスファンですら欲しがらない売れ残り”ムトーベア”Tシャツを健気な南條さんに押し付けます。
クルマに乗った武藤が訪れたのは、蒲田の「Hidamariカフェ」とかいう名前からしてプロレスラーとは無縁そうなオシャレなお店。
肉・卵・乳製品・白砂糖というプロレスラーにとっては憲法とも言うべき食材を一切使用しないのがウリのHidamariカフェ。
盟友・橋本真也が聞いたら店ごとブチ壊すレベルの軟弱飲食店です。
適当にヘルシー飯を食った2人の前に登場したのは、この店専属らしき手相占い師。
これっぽっちも興味ねぇくせに神妙な顔で手相を診てもらうギミック上の粋男・武藤。”手相の前にヒザだろ!”という全国3000万プロレスファンの悲痛な叫びが聞こえて来ます。
「粋」というフレーズでゲストを縛った上でコマッしゃくれたナレーションを被せる、まぁ何とも前時代的なネオバブル番組。
武藤もいろいろご苦労だなぁと思ってた所に、まさかの「次回予告」の2文字が飛び込んできました。
見てる人はもちろん当事者2人にとっても面白くも何ともないこのデートには、まさかの後編があるようです。
「誰も見ねぇよ」と憎まれ口を叩きつつ、さっそく次回土曜日の録画予約を完了しました。

WWEロウ #1009

録画した日〔2012/10/4:JSPORTS2〕

PPV「ナイト・オブ・チャンピオンズ」でタッグ王座に就いた、ケイン&ブライアンの「怒りの抑制セラピー」コンビ。
ご好評にお答えしてだか何だか、今回はアメリカのファミレスでセラピー補講を行いました。
ウェイターコスプレの赤い処刑マシン・ケイン。
これが何のセラピーかはわかりませんが、例によって邪悪なトーク全開で周りのお客さんをドン引きさせてしまいます。
もはやセラピー無関係のコント状態になったケイン&ブライアンは、メシを食いながらも因縁口論を拡大。
人類最古の女子レスラー・メイ・ヤング嬢もチョイ役で乱入するなど、新旧スター総動員のメインコンテンツにのし上がる模様です。

てっきり繋ぎのネタかと思われたセラピーコント。ウケると分かれば一気に畳み込む、WWEの社是社風、伝統を感じさせる棚ボタ式なおいしい超展開と言えるでしょう。

<メモ>
  • ウェイドバレット、新日・レインメーカーへのオマージュ技披露
  • ジェリーローラーが地元メンフィスから全快宣言
  • 休暇明けのビッグショー、ファンクサウルスとテンサイを乱入撃沈
  • 知の救世主・ダミアンサンドゥが、ローデスと「ローデス・スカラーズ」結成
  • 右ヒジ手術のジョンシナ、ファンにもアンチにも感謝。オマケにCMパンクを鉄パイプ葬
  • ゴールドバーグもどきライバックがWWE王者・CMパンクにからんでいく模様

タイガーマスク #27「虎よ目をひらけ」

録画した日〔2012/10/5:TOKYO MX〕

前代未聞の試合当日ボイコット劇により日プロを離脱した伊達タイガー。
その3週後の今回27話では、いきなり古巣へ復帰して強豪・キングコブラとの一騎討ちを迎えることになりました。
地獄の日プロ道場でギロリと睨みを効かせるブッカー・馬場さん。
もちろんその先には虎の穴から奪還した「子飼い」伊達タイガーの姿があります。
ストーリー中、伊達タイガー復帰の経緯説明はゼロ。プロレス史上最悪の離脱劇は、日プロ&お抱えメディアの得意技「情報管制」「世論誘導」により、無かった事としてシレっとまぁるく封印された模様です。
めでたく本隊復帰の伊達タイガーは、虎の穴「覆面リーグ戦」で染み付いたヒールスタイルからの脱却に四苦八苦します。
しかしこれは、伊達タイガーが「デキる」レスラーだからこそ直面するクリエイティブな技術問題。
”パワーウォリアー”、”ケンスキー佐々木”、”マスクドボルケーノ”…何やってもビタ1文試合スタイルが変わらない某健介パパには理解できない高度な悩みと言えるでしょう。
そんなこんなの復帰戦。伊達タイガーはハゲ・キングコブラの怪力ベアハッグに悶絶し、苦し紛れに放った反則技で勝ちを拾います。
本調子を取り戻せず苦悩・反省する伊達タイガーですが、馬場さんの評価はおおむね及第点でした。
これからタップリ取り返してもらわにゃァ…、ブッカー・馬場さんの歪な伊達タイガー支配が始まったという事でしょうか。
伊達タイガーの悩めるハートを癒したのは、全国紙に掲載された「ちずるちゃん手術成功」の知らせでした。
匿名「A」を名乗って全国にバラ撒いた覆面リーグ優勝ボーナス。これにより一人の女の子が救われたという何とも嬉しいエンディングだったのですが…。
ちずるちゃんの新聞記事には意味不明な「電波もれ」の見出し、さらに小さい活字に目を凝らすと「スナック」「殺」「バラバラにされ」等の何ともオドロオドロしいフレーズが確認されます。
梶原一騎の名作「愛と誠」の如くピュアとバイオレンスは紙一重という暗喩なのか?。
こんな場面でまさかの梶原イズムサブリミナルを炸裂させるとは、昭和のアニメ業界恐るべしです。

2012/10/04

メジャーリーグ中継【黒田×松坂 直接対決!】ヤンキース×レッドソックス

放送時間〔7:55~12:00:JSPORTS4〕

メジャーリーグの2012年レギュラーシーズン最終試合。
マジック「1」のヤンキースは勝てば文句なしの地区優勝ですが、引き分けたり負けたりだと色々ややこしくなる様です。
結果は14-2でNYYが爆勝。ア・リーグ東地区を制しました。
最強軍団に途中合流したイチローは、何と11年ぶりのポストシーズン参戦との事です。
「良かったなぁ」の感慨よりも「この10年モッタイねえよなぁ」の後悔が、「11年ぶり!?」の驚きよりも「出たことあったの??」のイヤミ感がそれぞれ上回ってしまうのは、見てる側にもすっかり染み付いちまったルーザー魂なんでしょうか…。

そして、イチローが10年ごしで祓い落としたルーザー魂を全部持ってったのは、今日が”ラストチャンス”と言われてたボストン18番・松坂大輔です。
3回持たずニューヨークの夜に撃沈。NPB史上屈指の超凄玉は来年は何処へ行くのでしょうか。金看板「メジャー」にしがみついてのマイナー暮らし、浪人生活だけは回避してほしいです。

ポストシーズンはいきなり今週末から開幕、休みなしで一気に10.24ワールドシリーズまで突っ走るハードスケジュールの模様。
全試合は無理としても、要所要所、イチロー中心に録画して見ておこうと思ってます。

2012/10/03

WWEスマックダウン #683

録画した日〔2012/10/1:JSPORTS2〕

殿堂者・エッジが「ヘブン」とかいうドラマの宣伝で登場したフィラデルフィア大会。
久々登場のR指定スーパースターが危惧したのは、タッグベルトを奪取したのに啀み合うケイン&ブライアンの「怒りの抑制セラピー」ユニットでした。
「お前ら落ち着け、仲良くヤレ」の忠告に耳を貸さず罵り合うケイン&ブライアン。
そんな2人を見てかつてのアホバカ魂を思い出したのか、エッジは一緒になって罵倒合戦を繰り広げ、オープニングの盛り上げに貢献しました。
R指定・エッジの支援も受けてすっかりメインストリームに乗ったセラピーコンビ。
今回はケインvsダミアンサンドゥ、ブライアンvsコーディのシングル戦を経て、メインであらためてこの4人で緊急タッグタイトル戦を実施するという大忙しぶりでした。

2人のルーツは「マネー・イン・ザ・バンク」まで続いてた4角関係コント。
共演のCMパンクはバリバリのWWE王者、中心人物のチビ・AJは何とRAWのGMになるという、見事な「出世アングル」だったようです。

プライムタイム何チャラなど、面白キャラの割に燻ってる連中が多いタッグ戦線。
セラピーコンビが色々引っ掻き回して、風通し良くしてくれることを期待しています。

<メモ>
  • 疑惑の新ディーバ王者・イヴ、ケイトリン襲撃を否定
  • JBLがなぜかチビッコ達のためキリマンジェロ登頂に挑戦中
  • ジョンシナが何気にヒジの手術をしていたとの事
  • マハル&スレイター&マッキンタイアが空前の雑魚ユニット結成
  • インチキ五ヶ国語野郎・セザーロ、美女アクサナを捨てる

2012/10/02

ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト / ティム・リース

聴いた場所〔電車(通勤)〕

2005年5月リリースのカバーアルバム。バックバンドのサックス担当・ティムリースが、本隊・ストーンズのナンバーをJazz風にアレンジした全12曲です。
ただし「#12 Belleli」は本人のオリジナル曲との事。
基本構成としては、ミックジャガーの歌声部分をティム氏がサックスでなぞるというもの。
睡魔に襲われる局面も多々ありましたが、それはJazzに全く造詣なしの私の問題。さすがは”中の人”の作品だけあって各ナンバーのヤマ場&ツボはキッチリ押さえてるという印象です。
特に「#6 Waiting On A Friend」「#10 Ruby Tuesday」など、ストーンズのスロー曲とJazzの相性はすこぶる良いのではないでしょうか。
ストーンズ本隊からは「目立てねぇんなら出ねぇよ」精神のミックジャガー以外、3メンバーが友情参戦しています。
中でもキースリチャーズは存在感抜群。
自軍の女番長・シェリルクロウを引き連れて「#3 Slipping Away」を貫禄たっぷりにプレイ、アバズレ賛歌「#9 Honky Tonk Women」では主宰者・ティム氏のJazz路線を完全無視、お馴染みのギターリフを「オレ流」の通常運転で披露してます。
そしてもう一人のオレ流はグラミー賞総取りのノラジョーンズ。
「#5 Wild Horses」のボーカルとして単独特別参戦した最強歌姫は、アコースティックな原曲をオレ流ならぬ「ノラ流」に超解釈してアルバムの看板曲に昇華させています。
だったら全曲ノラ姫に唄わせりゃ良かったんじゃねぇか?の言葉は主宰者・ティムのために呑み込んでおくべきでしょう。

“Licks World Tour 2002~2003”の空き時間にやってたジャムセッションがキッカケだというこの「The Rolling Stones Project 」。
よく分からんけど何だかアートっぽいジャケ写は、絵が得意なロンウッドによるものです。
ともすれば「内輪受け」で終わるお遊びを、文字どおりの「プロジェクト」として世に出したティムリース氏。そのバイタリティ、人脈、アイディアは、ストーンズ/Jazz双方のファンから賞賛されるべきものだと思います。

ちなみにティム氏の前任者はブラウンシュガーでお馴染みのボビーキーズ。
この初代サックス担当は“ツアーの空き時間”に何をしてたか?…。巡業先ホテルの10階で、不良番長・キースと「TV落とし大会」を開催してました。
まあ、これはこれで有意義かつロックンロールな時間活用術と言えるでしょう。
我々サラリーマンにとっても「時間の使い方」は永遠の命題。私としては、プロジェクトリーダー・ティム氏のみを仕事の指標にしてみよう思いました。

2012/09/30

ポップ・ミュージック歴史秘話~All You Need Is Love~:#15「ローリング・ストーンズとロック黄金期」

録画した日〔2012/9/21:大人の音楽チャンネルMUSIC AIR〕

50,60年代どころじゃなく19世紀中盤からのポップミュージック史を考察してるらしいドキュメント番組。
ネタ元は1977年制作の『All You Need Is Love: The Story of Popular Music』。今回録画したのは、その#15、"All Along the Watchtower: Sour Rock"という回の様です。
いきなり出てきた「番傘」をさす32歳のミックジャガー。
いろいろ調べたところ、どうやら1975年のUSツアー・コロラド大会のバックステージ映像の様ですが、私は初見の映像でした。
モジャモジャプレストンとガリガリミック、当時のファンキーっぷりが伝わってくる2ショットです。
ビジュアル好きの私にとってはやたらと気になるアーカイブなんですが、ドキュメント重視のこの番組では詳細情報、及びライブ映像はほとんどなし。
続きは西新宿あたりで発掘するしかないようです…。

内容は邦題のとおり、60年代後半から1975年あたりまでの黄金期群雄割拠ロック名鑑の様相。
ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン、そしてブライアン・ジョーンズという「RockVictims=夭折した”J”」たちや、TheWho、ある意味”J"のジョン・レノンなど、スーパースターの秘蔵映像(ファンにとっては定番映像か?)が次々登場するお得なドキュメントでした。
番組名に「ストーンズ」があったんで録画しただけなのですが、全17回、この他のエピソードも面白そうな感じです。
何といっても「19世紀中盤から…」という大風呂敷は魅力的。ちょくちょく再放送してるようなのでチェックしてみようと思います。

WWEロウ #1008

録画した日〔2012/9/28:JSPORTS2〕

PPV「ナイト・オブ・チャンピオンズ」翌日のコネティカット州大会。
タイトル奪取に失敗したジョンシナとアルベルト・デル・リオに、再チャレンジのチャンスが提案されました。
チビGM・AJのプランは、シナが世界王者・シェイマスと、デルリオがWWE王者・CMパンクとそれぞれタッグを組んでメイン戦で激突。
勝った2人が次のタイトルマッチの決定権を持てるというものです。

そんな急造タッグ戦は、シナが必殺技・アティテュードでCMパンクをピンフォール。しかしこの時、CMパンクの右足は明らかにロープにかかっていました。
どの角度で見ても明らかなレフェリーの誤審。CMパンクはもちろん、巻き添えでチャンスを失った形のデルリオも「被害者」という事になります。
このアクシデントによって、ヒール2人は更なる理不尽要求ネタを、シェイマスとシナはフェアプレー精神の男気を、今後それぞれアピールしていく展開になるのでしょう。
4人とも損をしない、次につながるWWEならではの見事なミスジャッジ。ただ私としては、この4人のどっちかに毒蛇・オートンを絡ませてほしいんですが…。

<メモ>
  • 療養中のキングローラー、来週インタビューで登場との事
  • ジムロス&JBLが実況席に助っ人参戦
  • ミズのトークショー「MIZTV」開始。乱入したライバックがセット破壊
  • ケイン&ブライアンのセラピータッグ、初防衛に成功

座頭市物語 #12「やわ肌仁義」

録画した日〔2012/8/22:時代劇専門チャンネル〕

男装のオンナ渡世人・上月晃と道中を共にする事になった座頭市。
上月晃の目的は、父親を殺した敵対悪徳一家に潜入して仇を討つことでした。
ファッション、話し方、気風など徹底して「漢」を気取る上月晃ですが、やっぱり所々で「女の子」の一面が…。
彼女の父親=親分に世話になった事がある座頭市は、そんなギャップ萌え状態を見過ごす訳には行きません。
綺麗な赤い着物をプレゼントするなどして、普通の女の子に戻るように説得します。
「漢」を貫く事で逆に頼りなさがクローズアップされるという、絶妙なキャラを演じた上月晃は宝塚歌劇出身の女優さん。
過酷な育成スタイルで多くのレジェンド、女王、大女優を輩出してきた日本最強軍団「宝塚」。そこら辺の綺麗どころ連中とは鍛え方が違うのでしょう。
最終的には座頭市のメッタ斬りサポートで上月晃が父親のリベンジを達成。
宝塚を退団するかのごとく、「女性」にもどって普通の生活を送る事となりました。

なおこの回にはTVシリーズの常連ヒール・蟹江敬三がセコいチンピラ役で初登場。
その他にもエロ親分・井上昭文やその凶暴妾・春川ますみが面白コントを展開する、お笑い系ハッピーエンドのストーリーでした。