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2015/12/28

WWEスマックダウン #851

録画した日〔2015/12/21:JSPORTS3〕

PPV直前のジャクソンビル大会。
ケビンオーエンズとアンブローズによるIC王座戦調印式が行われました。
まともに終わったためしがない事で有名なWWEの調印式ですが、今回はそれどころかまともに始まりすらしない事態に。
なんと王者ケビンオーエンズがマシューダグラスとかいう代理人を立てて敵前逃亡を決め込んでしまいました。
この姑息な手法に、最初っから大暴れしてブチ壊す気まんまだった挑戦者アンブローズは激昂。
ただオーエンズの芸風はむしろアンブローズと同カテゴリー。貴重な事前コンタクトの機会を安々ふいにするとは思えません。
という事でやっぱり出てきたオーエンズ。しかし不意打ちを食らったアンブローズもすぐさま抗戦。
これでこそWWEの調印式。2日後の本番へ向け、お客さんはもちろん2人にとっても待ってましたのブチ壊し劇が勃発しました。
大荒れ調印式はアンブローズが代理人・マシューダグラスをスッキリ撃沈して大団円。
ちなみにこのマシュー氏について、妙にガタイが良くてやけに受け身がウマかったという事はあまり気にしてはいけません。

2015/12/27

WWEロウ #1176

録画した日〔2015/12/19:JSPORTS2〕

ここ最近ヒールターンをにおわせていたディーバ王者・シャーロット。
父・リックフレアーと共にチャールストン大会でついに行動を起こします。
アリストトリスト(=ARISTRIST。蝶野のアパレル店)に売ってそうなBLACKコスチュームを身に纏い、シャーロットはヒールターンへ準備万端。
そんな愛娘のステップアップに「業界一卑劣な男」は早くも血管ブチ切れ寸前の超ハイテンションです。
晴れの舞台は何かと使い勝手のいいミズTV(MIZTV)。
ホストのミズに父娘揃ってダーティー暴言を連射しますが、このあたりはフレアー家としては日常会話レベルなのだと思われます。
例によって空気と化したかに見えたミズでしたが、実は「ペイジは今日は来ない」とブラフを張ってシャーロットの暴言を誘発する頭脳戦を展開していました。
そしてミズの呼び込みでペイジが登場。週末PPVでの一騎打ちを控える因縁抗争はいよいよ泥沼化してきました。
シャーロットのベルトしか見えないペイジはなんと2タイム殿堂者のフレアーに強烈ビンタを敢行。
この緊急事態を受け、PPVまでリスクを冒さないプランだったシャーロットはペイジにゴリゴリの前哨バトルを仕掛けます。
これにてようやく本来の居場所にたどり着いた超良血ヒール・シャーロット。
ただここで気になるのは現時点でペイジもヒールで居続けているという事。こちらはPPVでのベビーターンが必須のような気がします。

<メモ>
  • トミードリーマーに続きライノがダッドリーボーイズと共闘
  • ニューデイとチームBADが緊急合体
  • メキシアメリカのゼブコルターとデルリオが早くも決裂

2015/12/20

WWEスマックダウン #850

録画した日〔2015/12/14:JSPORTS3〕

WWE王者シェイマスの提唱で結成された「国際同盟(LEAGUE OF NATIONS)」とかいう新ユニット。
この日のハーシー大会では、さっそくメンバー4人揃っての試合が組まれました。
発起人・シェイマス(アイルランド)のほか、バレット(イギリス)、ルセフ(ブルガリア)、デルリオ(メキシアメリカ)と、なかなかの実力者が並ぶ国際同盟。
しかしだからといってこの4人がつるんで面白い事ができるかは甚だ疑問。特にルセフとデルリオは自分の持ちネタの方が先々も含めよっぽど広がりがあると思うのですが…。
ちなみにそのルセフは、前回RAWで復帰したラナ嬢をこの日もバックステージに同伴。
シェイマスを軽く凌駕する面白ギミックを誇るラナ嬢はおそらく今後も同盟と別枠扱い。これはゼブコルター(メキシアメリカ元首)についても同様でしょう。
同盟の対戦相手はシェイマスの仇敵であるロマンレインズとその仲間たち。
レインズ、レインズのリアル親戚・ウーソズ2人、および兄弟同然のアンブローズの4人で構成される骨太なファミリーユニットです。
いろいろ謀略をハメて4vs1ハンデ戦に持ち込んだ同盟でしたが、レインズの驚異的粘りの前に無様な敗退。
そもそも何がやりたいのかが不明の急造4人組アングル。
サバイバーシリーズ直後に勃発したサバイバーシリーズ的軍団抗争に、あらためてヘタレ王者・セスロリンズの偉大さを感じる次第です。

<メモ>
  • フレアーの娘・シャーロットがヒールターンへの仕込みを開始した模様
  • トミードリーマーがダッドリーの助太刀役で本格参戦

2015/12/18

ワールドプロレスリングクラシックス#2

録画した日〔2015/9/5:テレ朝チャンネル2〕

S56.4.23蔵前決戦からの2試合。
「初代タイガー」のデビュー戦が行われたプロレス史に残る大会です。
金曜夜8時ゴールデンタイムに見参したぱつんぱつんタオル地マスクの実写版タイガー。
超過激古舘アナは「チビっ子ファンの夢がギッシリ詰まってる」とかなんとか大本営発表をブチ上げましたが、実際のところはチビっ子が泣き出すレベルのブサイク変態虎仮面。もちろんマスクの中の素顔は「全くの未知数(by古舘)」とされています。
しかし、そんな訝しい空気はゴングと同時にスカッと一掃。謎の虎仮面は今まで誰も見たことがないキレキレの異次元ムーブを連発します。
こうなると「肌の色を観察すると東洋人」とかいう東スポ桜井さんのインチキ分析などどうでもいい話。目の前で躍動する「リアル」のクオリティに昭和の茶の間は一気に釘付けとなりました。
この試合の重要なエッセンスは対戦相手を務めた「イギリスの爆弾貴公子」ダイナマイトキッド。
献身をモットーとしたハードなスタイルは噛ませ犬に堕ちない絶妙なライン。ともすれば出落ちになりかねなかったニューヒーローを、フィニッシュの芸術的ジャーマンまで熱くエスコートします。
「今までにないような試合」と実況席の鬼軍曹・山本小鉄を感嘆させた伝説マッチ。
技やムーブの難度は現代の新日Jr戦線の方が断然高いのですが、パッと見で惹き込まれるのはやっぱり圧倒的にこっち。
この違いは何なのか、ただの思い出補正なのか…。
終始ピンとしてる佐山タイガーの立ち姿が、実はその答えなような気がしてなりません。

支度部屋突撃インタビューを受ける自分をモニタで確認するややこしい構図のアントニオ猪木。
この日のカードはスタンハンセンとのNWF王者決定戦なのですが、猪木は勝っても負けてもNWFベルトの返上を公言しており、絶対に負けられない戦いへとハードルが上がりまくってる状態です。
この“NWF卒業”は前年末に発表した世界統一IWGP構想の余波。
もはやそっちで頭がいっぱいの猪木は、モノマネの素材提供とも取れる超顔芸をキメながら「勝って気持よく返上」「IWGPへの第一歩」とかなんとか熱い決意をブチ上げました。
一方、宿敵・スタンハンセンは前年2月以来の返り咲きに虎視眈々。
ちなみにこの試合が“決定戦”と銘打たれているのは、4.17鹿児島における両雄の第一ラウンドが没収試合になったため。
この顛末により王座はコミッショナーである自民党超大物・二階堂進氏の預かるところとなってるんだそうです。
そして闘魂ガウンとカウボーイジャケットをこれまた二階堂コミッショナーに預けた猪木とハンセン。
これらはもちろん両雄の代名詞。
この一戦にはベルトだけでなく互いのプライドも賭かっているのだという、実に侠気溢れるセレモニーでした。
試合はトップロープからの片膝ニードロップで猪木がサクッと勝利。
この瞬間をもって黎明期の象徴「NWF」とはひとまずお別れ。新日のメインストリームは世界標準(自称)の「IWGP」へと移行することになります。
歴史的瞬間連発の4.23。その決定版は試合後に交わされたノーサイドの握手でしょう。
荒くれ者ハンセンが見せた一瞬のスポーツマンシップに、お客さんは最初あっけにとられてジワジワほっこり。
ベビー、ヒールとしてのギミックを24時間365日守り続ける2人だからこそ成立する感動シーンです。
NWFベルトは一旦猪木の腰に巻かれたうえで封印。
この美しいドラマをブチ壊して21世紀暗黒期にその封が解かれたのはプロレス固有文化「無かった事」にしてほしいところです。
ちなみに、Wikipediaによると“イヤァオ”進化前の中邑真輔が2004年にIWGPと統一して再封印したんだそうですが、そこらへんのストーリーやらアングルやらは私の記憶には一切残っていません。
IWGP構想で前進あるのみの猪木。溢れるギラギラ感はやっぱりたまらないものがあります。
世界統一のためなら己の分身すら過去の遺物に。その顛末はともかくこのスタイルこそ猪木イズムの真骨頂と言えるのではないでしょうか。
NWFからIWGPへの一大コンバージョンに、佐山タイガー出現という超ビッグバンが併発した伝説の蔵前決戦。
「4.23前」と「4.23後」にプロレス史を分けてもいいくらいのまさしく世紀の興業だったと思います。

2015/12/17

WWEロウ #1175

録画した日〔2015/12/12:JSPORTS2〕

先日ゴシップ誌に電撃婚約をスッパ抜かれたルセフとラナ嬢。
それ以来はじめての2ショットをピッツバーグ大会で披露しました。
私生活とギミックの両立を見事成就させた2人。
「ミズTV(MIZTV)」出演という括りではありましたが、当然ホストのミズなどそっちのけ。
全世界160カ国に配信されてる事などまったくお構いなしにねっとりイチャイチャと愛を確かめ合います。
久々登場のラナ嬢は天職とも言えるヒールにシレッと再ターン。お客さんは「ドルフとヤッた」などお下劣チャントを浴びせてこれを歓迎しました。
ちなみにドルフジグラー(およびサマーレイ)はこの件に一切クビを突っ込まない模様です。
そんな2人に茶々を入れてきたのはライバック。
さっそくミズTVそっちのけで一騎打ちが始まったのですが、ここでラナ嬢が足をケガするアクシデントが発生。
これはいかにもな休養フラグ。この日のラナ嬢はケジメの顔見せ出場だったニオイが漂います。
それを裏付けるかのように旦那のルセフにはちょっとした新展開。WWE王者・シェイマスがブチ上げた「国際同盟」とかいうヘボ寄り合いにバレット、デルリオともに参画することになりました。
逸材ラナ嬢がこれでフェイドアウトしてしまうとしたら残念な限り。ブラックな勤務体系と女の幸せを天秤にかけたら至極真っ当な選択ではあるのですが…。

<メモ>
  • ワイアットと抗争するダッドーリーボーイズの助太刀のため古豪トミードリーマーが復帰
  • エキゾチック急行・アダムローズが下世話なニュースコーナーを開始

2015/12/09

WWEスマックダウン #849

録画した日〔2015/12/7:JSPORTS3〕

感謝祭(Thanksgiving Day)特別版と銘打たれたインディアナポリス大会。
WWE王者シェイマスとロマンレインズの抗争が本格的に開始されました。
例によって「Right Now!」の気構えで臨むレインズ。リングは再戦の舞台「T.L.C」仕様です。
一連の無慈悲アングルこそ上層部による究極のゴリ押し。完全無欠のベビーフェイスになれるのか、今こそ正念場と言えるでしょう。
新王者のシェイマスはリングに上がらず入場口でレインズに対応。偉そうに振る舞いながら実際は及び腰というヒール王者の鉄板芸を披露しました。
ちなみにPPVでレインズが王座に就いていた時間はたったの「5分15秒」。シェイマスは今後これを何かにつけてネタにしていく模様です。
トリプルH夫妻が休みのこの日は2人による演説合戦で終了。
相棒・アンブローズはIC王座戦線に編入となったので、レインズにはこれから文字どおりの孤軍奮闘が求められます。
ブーイングが減っただけで安定感とは程遠い現状。アンブローズの寝返りなど、もう1、2発無慈悲アングルを投入すべきではないでしょうか。

2015/12/08

WWEロウ #1174

録画した日〔2015/12/5:JSPORTS2〕

カントリー音楽の聖地・ナッシュビル大会。
前夜のPPVで勃発したWWE王座移動劇について当事者がそれぞれ見解を表明します。
オープニングに登場したのは一連の青写真を描いたトリプルH。
「(ロマンレインズは)オレに従わないからこうなった」とお客さんのヒートを買いましたが、よくよく考えればこれは団体COOとして至極真っ当な業務判断です。
2人の確執に乗じて久々に頂点へと返り咲いたシェイマス。お客さんからの「バカげた頭(You Look Stupid!)」チャントなど意に介さず、傲慢不遜にダーティチャンプっぷりをアピールします。
ただこちらもよくよく考えればマネーカバンの権利を正規の手段で行使しただけの事。髪型はともかく前夜の一件で悪びれる必要はありません。
そして前夜わずか5分天下に終わった悲運のレインズは「前王者」の権利としてリマッチを要求。
これが当然のごとく却下されると、最近見なかったルセフ(新婚)がなぜか緊急参戦して追い打ち。
親友・アンブローズの助太刀もなかったことから、今後は1人ぼっちで巨大権力に立ち向かうアングルになるようです。
これらトリプルH注入の劇薬によりレインズへのブーイングはさすがに激減。後はいつどうやってベルトを移譲するのかの問題となります。
今度ミスったらレインズの存在意義にも関わるので、入念なマーケティングの上でどうか焦らず事を進めてほしいものです。

<メモ>
  • タッグのレジェンド・ダッドーリーボーイズがワイアット一家の咬ませ犬になる
  • 世界最強の漢・マーク・ヘンリーは小兵ネヴィルの咬ませ犬に
  • 3バカ・ニューデイが結成1周年をむかえたとの事