Translate

2014/09/11

WWEスマックダウン #784

録画した日〔2014/9/8:JSPORTS3〕

最近勝手に俳優活動に重きを置いているミズ。
この日のオンタリオ大会では、会場を抜け出して映画の撮影現場へ向かおうとします。
ネット情報によると、ミズの俳優業におけるリングネームは“マイク・ミザニン”で目下の主演代表作は「ネバーサレンダー肉弾無双」だとか。
トホホなB級テイストが漂いますが、今や冗談抜きのガチA級ハリウッドスター“ドウェイン・ジョンソン”も最初はこんなもんだったはず。ネタ系ギミックで終わる事なくキャリアを積み重ねていってほしいところです。
いずれにせよ、自称ハリウッドスターの華麗な二刀流はWWE上層部に全く認知されてないあまちゃんレベル。
当然早退は許されず、背広組のケインから難敵・シェイマス戦を命じられてしまいました。
この試合でミズはスタントマン(影武者)を登用。商売道具である「顔」に傷を付けないための知略です。
スタントマンは最近コスプレに重きを置いているダミアンサンドウ。
志向と嗜好のマッチング。限りなくどうでもいいWin-Winの関係が成立しました。
WikipediaによるとミズのルーツはMTVのリアリティショーだとのこと。
なかなかの変わり種ですが、逆に言えばそこからレッスルマニアのメイン戦まで到達したのですから、なかなかの努力家、戦略家でもあるのでしょう。
ちなみに代表作「ネバーサレンダー肉弾無双」はシリーズ物の3作目で、前2作「…肉弾凶器」「…肉弾突撃」の主演はあのジョンシナでした。
当面はこの「肉弾」シリーズでのジョンシナ超えを目標にするのが良いと思います。

<メモ>
  • ルセフと気軽に再戦してるジャックスワガー、またもボーダラスに邪魔される
  • サンティノマレラ(引退)の相方・エマが久々の登場、ペイジに瞬殺される

2014/09/10

WWEロウ #1109

録画した日〔2014/9/5:JSPORTS3〕

PPV「サマースラム」においてまさかの分裂劇が勃発したベラ姉妹。
アナハイム大会のリングで、ジェリーローラー仲介による話し合いがもたれる事になりました。
双子分裂の火種、と言うよりすべての要因は権力者・ステファニーマクマホンと結託したベラ姉(黒)。
一方的に縁切りされたベラ妹(赤・ダニエルブライアンの嫁)は困惑するばかり。真っ黒にヤサグレたベラ姉に話し合いの余地はありません。
近親憎悪かそれとも双子だけあって自己嫌悪の範疇なのか、とにかく妹に毒ガスを吐きまくるベラ姉。
容姿、性格、旦那etc…とその対象は全方位。もはや縁切りのそもそもの理由(勝手に退団しただの何だの)がどこかに飛んで行く勢いです。
とどまる事を知らないベラ姉の猛毒は姉妹を応援する純真な男性ファンにも飛び火。
「ブサイク」「デブ」「妄想野郎」などぐうの音も出ないシュートな大暴言を浴びせかけ、妹のみならずWWEユニバース全体を敵に回す事になりました。
締めくくりは理不尽極まりない一方的な公開鉄拳制裁。
この泥沼にトリプルH夫妻や妹の旦那・ダニエルブライアンがどう絡むのかなど、今後の展開はいい意味で未知数です。
そんな中1つはっきりしたのは、かつてテネシー地区を牛耳った「南部の帝王」ジェリーローラーが今や全く役たたずのエロオヤジになっていたという事でしょうか。

<メモ>
  • フレアー&ホーガン&HBKがジョンシナの今後を公開討論
  • 唐突に組まれた再戦でルセフがスワガーを返り討ちにする
  • ミズ、長期低迷のダミアンサンドウ影武者として使う

2014/09/09

プロレスG1スペシャル! 真夏の最強王者決定戦!

録画した日〔2014/9/8:BS朝日〕

全国12会場で開催された「G1 CLIMAX」の舞台裏を追った2時間のドキュメント。
いわゆる“巡業”の道中が多数織り交ぜられた内容でした。
ユルいけど隙がない実にスタイリッシュな出で立ちで後楽園ホールに乗り込む中邑真輔。
昭和レスラーの私服といえば「タレサン」「開襟シャツ」「超巨大バックル」のスリーピースと相場が決まっていたはずですが今は21世紀平成の世、時代の移ろいを感じさせるとてもオシャレなイヤァオです。
ちなみに「タレサン」を継承していたのは昭和から最も距離があるレインメーカー・オカダカズチカ。エース棚橋弘至も同じく継承者の範疇といえます。
これらはどうでもいいファッションネタではありますが、プロレスラーである以上、24時間常に「普通じゃない感」を放ち続けてほしいものです。
そんな感じでオフショット満載のこの番組。
昭和プロレスの薫陶を受けた者にとってはたまらない「巡業バス」への潜入取材も敢行されました。
正規軍バスでは“第三世代”の小島聡が大好物のお菓子を買い込んでリラックスムードです。
一方、Chaos軍はギミックの都合上別のバスで移動。レインメーカーや中邑が乗り込んでいるためか、何となくオシャレっぽさが漂います。
特大のオナラやゲップをブッ放したり、缶ビールを1ダース持ち込むようなむさ苦しい輩は現代の巡業バスからは絶滅したのでしょう。
やや残念だったのは、極悪外人ヒール軍「バレットクラブ-BULLET CLUB」への密着がなかったこと。
アメプロの権化でもあるリーダー・AJスタイルズにとっては実質初めてのジャパンサーキット。
異常なほど日本に馴染んでるカールアンダーソン達とツルんでどんな珍道中になったのか是非とも見てみたかったです。
優勝戦開場前の西武ドーム客席で牛丼をかき込むオカダカズチカ。これはタニマチ・吉野家のゴリ押しではなくゲン担ぎの意味があるそうです。
いろいろ億劫になったのか、最近はその好青年っぷりを隠しもしないレインメーカー。このシーンの他にも随所にベビーフェイスな素性を披露していました。
牛丼のご利益もあってかレインメーカーは見事G1を制覇。
華やかなステージから降りてすぐ、文字どおりの舞台裏でグッタリとへたり込む姿はプロレスラーという職業の苛酷さをあらわしています。
そして味わい深かったのは、その舞台裏から記者会見エリアまで向かうクルマの中での師弟コンビ。
オカダ同様、いい人っぷりをすっかり隠さなくなった悪徳マネ・外道が見せた涙キラリの顔芸(?)こそこの番組のハイライトと言えるでしょう。

「興味深い」という言い方がピッタリの舞台裏ドキュメント。試合とオフショットが半々ぐらいの構成でした。
レスラー自らがSNSに参戦するようなこの時代に“幻想”という昭和プロレス的なエッセンスはどうやっても作り得ません。
だったらこんな感じでありのまんまの“素”を見せていく手法は大いにアリなのでは?
ぜひともバレットクラブ込みでの第2弾を投下してほしいものです。

WWEスマックダウン #783

録画した日〔2014/9/1:JSPORTS3〕

最近なぜかジャックスワガーに纏わりついているボーダラス。
この日のフェニックス大会でも新ライバルに暑苦しくバッシングとエールを送ります。
スワガーが敗れた(vsセスロリンズ)のを見計らって登場したボー。
全身ベトベトの汗ビッショリスタイルに注がれる大本営解説・JBLの絶賛トークは今やすっかりおなじみの“Bo-lieve”コンボです。
ボーが執拗にカラむ理由はスワガーがPPVの米露フラッグ戦に負けたから。
「3億1800万の国民を失望させた」と相手をなじった上で自らの教義「Bo-lieve」をネジ込むという、スピリチュアル系インチキ野郎の常套手段を展開します。
ひと頃のプッシュが一段落してしまったボーと、米露因縁アングル(vsルセフ)が完了してしまったスワガー。
将来的にも決してメインストリームを歩むことはないであろう2人が今後活躍の場をキープできるのか心配でなりません。
まあ、一番心配なのはPPV以降すっかり行方不明になってる極右オヤジ・ゼブコルターなんですが…。

2014/09/08

WWEロウ #1108

録画した日〔2014/8/29:JSPORTS3〕

PPV「サマースラム」の国旗戦でジャックスワガーを撃沈したルセフ(withラナ嬢)。
その翌日ラスベガス大会のリングでは、ロシア大統領・ウラジミールプーチンへ米露因縁抗争の戦勝報告をブチ上げました。
近ごろ控えめだったラナ嬢もこの日は傲慢演説を全開。米国本土にロシア国旗を掲げた快挙はクレムリンにも伝達されている模様です。
圧倒的勝者が唱える大ロシア主義にお客さんはやや意気消沈。
しかしそこに、劣勢を打破すべく新たな愛国者が乱入してきました。
ヌーっとリングに参戦したのは“世界最強の男”マークヘンリー。
USA代表(重量挙げ)として2度もオリンピックに出場した経歴は愛国者として申し分なし。屈強なルセフをひとまわり凌ぐ超巨体は敗戦に打ちひしがれた米国民にとって頼もしい限りです。
やや気になるのは、マークヘンリーが最近大巨人ビッグショーとタッグを組んでいろいろと活動を始めている点。
いわば「孤軍」のルセフwithラナ嬢に対し、WWE屈指の大男2人が徒党を組むのだとするとそれは米国らしからぬアンフェアな構図です。
いずれにせよ最近パッとしなかった「犠牲者の殿堂」が再稼働するのはうれしい話。
思えばジャックスワガー(withゼブコルター)も燻り気味のところをロシア勢に焚き付けられたかたちでした。
ルセフとラナ嬢は、WWEにとって生産力の高いロシア再生工場なのかもしれません。