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2014/01/11

WWEスマックダウン #749

録画した日〔2014/1/6:JSPORTS3〕

2013年ラストのテキサス大会。
今年のスマックダウンの締めを託されたのはジョン・シナでした。
クリスマスとニューイヤーの間に置かれた、これと言って何かがある訳じゃない消化試合大会。
WWE随一の献身的スーパースター・シナは、そんな社内事情をおクビにも出さずオープニングの演説会で無理やりビッグマッチムードを煽ります。
それでもってのメイン戦では、2014年初売り候補のラングストン、何故だか唐突な抜擢のマークヘンリーと即席トリオを結成。
便利屋的ポジションがすっかり板についたシールドに対し、シングル3番勝負で2対1の勝利を飾りました。
社畜並みにWWEへ忠誠を尽くすジョン・シナ。
この日の演説でもさりげなく最近見ないシェイマスの名前を出すなど、ファン、上層部、同僚への全方位外交は賞賛に値します。
しかし、そんな人のいいプッシュ役はそろそろ任期満了。2014年こそ絶対王者路線を敷いてあげてほしいものです。

笑神様は真夜中に…

録画した日〔2014/1/1:日本テレビ〕

オモシロ有名人のプライベートに密着し、笑いの神が降りて来た瞬間を楽しむ番組。
普段は「真夜中」でなく金曜日の夜7時に放送されているようです。
両国国技館に揃い踏みした長州、藤波、武藤、蝶野の「プロレスBIG4」。正月早々目ン玉飛び出るようなマッチアップが実現しました。
とは言え、このレジェンド4人による超ド級プライベート道中を”笑いの神”とリンクさせるなんて失礼極まりない話。
神に降りて来て欲しいんなら、黒のカリスマ・蝶野が「我々の上に一人神がいる。ミスター猪ォ木!!」とブチ上げればいいだけの事です。
BIG4が向かったのは国技館ではなくその裏にある「江戸東京博物館」でした。
そしてここで早くも武藤のヒザが爆発寸前。
都の施設なのでバリアフリー化されているはずなのですが「うぃーし」と階段を登るあたりプロレスラーとしての矜持があるのでしょう。
なお今回の博物館見学をチョイスしたのはドラゴン藤波。
番組が事前に行きたい場所のリクエストをBIG4へ募ったところ、律儀に返事をしたのがドラゴンだけだったそうです。
地味で退屈な文系ツアー。我がまま気ままの肉体派3人は昭和の地方興行のような手抜きモードで性善説の常識人・ドラゴンを困らせてしまいます。
だったら自分でサイパンなり台湾なりドイツなりをリクエストすればよかったのに…。
とりあえず乗っかるけどウマ味がなきゃぁサッサと離脱する、レスラー特有のごっつぁん体質が垣間見えるシーンでした。
博物館でスイングできなかったBIG4は、都内ペットショップ(更にスイングできず大幅カット)を経た隅田川の屋形船でがっちりロックアップ。和気あいあいとナベを囲みます。
ここでトークの主導権を握ったのは、今やフェイバレットホールドとなった滑舌ネタを巧みに織り交ぜる革命戦士・長州。
ハイスパットプロレスの権化が屈指の試合巧者3人を相手に試合を組み立てるとは隔世の感です。
饒舌な革命戦士のターゲットは「敬司」こと武藤。
”大きな勘違いをして会社を歯槽膿漏にした”と正月の茶の間では解読不能なシュートを仕掛けます。
これは2002年の武藤全日移籍の事なのか?
”安泰だったでしょ”と天衣無縫な武藤、危機管理能力ゼロのドラゴン、「時は来た」「猪木問答」同様に無表情を貫く蝶野の三者三様のバンプでは、革命戦士が投下した猛爆の意図を汲み取ることはできません。
プロレスファンとしてはこの屋形船決戦だけ延々とやってくれればいいのですが、放送時間は全体15分の中の5分そこそこでした。
この4人ならアゴ系某国会議員の悪口だけで24時間テレビが成立するはず。
いにしえの前田-アンドレ戦のようなマスターVTR流出に期待しましょう。

悲しいかなバラエティ番組の1パーツとなったドーム満杯(ナビゲーター博多大吉・談)のビッグカード。
しかし当のレジェンド達が楽しそうでなによりです。
そう考えると、ここにトンパチ破壊王・橋本真也がいたらどれだけ面白いことになっていたか…。
新年早々、幻のビッグカードを妄想してしまいました。

2014/01/05

WWEロウ #1074

録画した日〔2014/1/2:JSPORTS3〕

クリスマススペシャルと銘打たれたテキサス州オースティン大会。
華やかな聖夜ムードをブチ壊す不逞の輩が続出します。
サンタクロース=不法入国者説を声高に主張する極右オヤジ・ゼブコルター。
このネタを飛躍させ「サンタは1日で国に帰る」「一方お前らはいつまでも居座っている」とヒスパニック系が多い開催地オースティンへのバッシングも忘れません。
「クリスマス中止」の持論を展開したのは知の救世主・ダミアンサンドウ。
しかし継続派・マークヘンリーとの一騎打ちに轟沈し、大胆な改革案の実現は2014年以降に棚上げとなりました。
もっとも、今年のホリデーシーズンまでサンドウのクビが繋がっていればの話ですが…。
オースティンの街角でチャリティ募金を募るウェイド・バレット。
悪辣ヒールが聖夜に心を入れ替えたと思いきや、自らの冠企画「バッドニュースバレット」で全部義援金サギだったとブチ上げます。
社会貢献を旨とする上場企業WWE。炎上必至の背信行為といえるでしょう。
この日のオープニングでは悪のCOO夫妻もサンタギミックでリングイン。
子飼いの統一王者・ランディオートンは「プレゼントはオレ」という青春エロ漫画のような茶番劇を敢行しました。
なおこのプレゼントに夫妻のリアクションは良好。聖夜に人は寛容になるものです。
この他、歌謡コンテストやらディーバコスプレ戦など「しょーもない」と一蹴すべき企画が目白押しのクリスマス特別版。
アメリカ流の年忘れバカ騒ぎ。もちろん嫌いじゃありません。

<メモ>
  • 野獣バティスタが1月中に電撃復帰するとの事
  • ファンダンゴが次回RAWでIC王座に挑戦
  • プライムタイムプレーヤーズのアフロ、オースティンを「ヒューストン」と言い間違えて大顰蹙を買う

新日本プロレス2013総決算! 俺たちのプロレスアワード〜1.4東京ドームまであと4日!!

録画した日〔2013/12/31:BS朝日〕

大晦日のゴールデンタイムに放送された2時間のスペシャル番組。
2013年の新日マットを振り返りつつ、来たる2014年「1.4東京ドーム」の決戦ムードを煽ります。
番組はグランプリを頂点に様々な部門賞を表彰していく展開。
「いい男部門」には、飯伏幸太や棚橋、プリンスデヴィットらガチのイケメン勢とともにアンチエイジング・永田裕志もノミネート。
惜しくも受賞は逃しましたが、色気ムンムンの青鬼白目パフォーマンスにオカダカズチカ推しの美保純さんもメロメロの模樣です。
審査員はゴン中山、ガッツ石松、舞の海といったその道のトップを走った大物達。IWGP実行委員よりもはるかに説得力のあるラインナップです。
なお総合司会はテレビ朝日・野上アナでしたが、アイアンフィンガー・飯塚の乱入はありませんでした。
授賞式にお呼ばれされたのは棚橋、内藤、真壁の3人。
その中で最高峰グランプリを獲ったのは棚橋(いい男部門も同時受賞)。内藤がカムバック部門、真壁がスゴい技部門(テーブルパワーボム)を受賞しています。
正規軍との共演をボイコット(?)したCHAOS軍の中邑真輔とオカダカズチカは、中邑が流行語部門、オカダがライバル名勝負部門(vs棚橋)を受賞しました。
2人が佇む薄暗くアヤシい別室は華やかなメイン会場と正反対。このあたりギミック維持に抜かりはありません。
ただしそんな中、レインメーカーは憎まれ口を連発しても爽やか好青年っぷりが隠せない印象。2014年の進路が気になります。

裏番組は大正義「紅白歌合戦」。BS放送ということもあり、大晦日の夜9時オンタイムでこの番組を見ていた人は極々少数でしょう。
内容としては初心者入門編としても抜群。
どうせ大晦日は何やっても誰も見ないんだから、今年は地上波に進出して恒例行事にほしいものです。

WWEスマックダウン #748

録画した日〔2013/12/30:JSPORTS2〕

ショーンマイケルズの地元・テキサス州サンアントニオ大会。
残念ながらご本人の登場はありませんでした。
メイン戦は統一王者・ランディオートンがけしかけた、シールド3人vsシナ&CMパンク&ダニエルブライアンの6人タッグマッチ。
しかし試合前の通路でブライアンがワイアットファミリーに襲撃される事象が勃発。よくある話ではありますが、6人タッグあらため2対3のハンデ戦として決行される事となってしまいました。
3対1ながら取りこぼした「TLC」CMパンク戦の汚名をすすぎたいシールドは、勝敗度外視のやりたい放題無法攻撃でシナ&パンクを粉砕。
こうなると、レスキュー乱入をする善意の第三者は誰なのか?、が見ている側の焦点となってきます。
もちろんここで出てきてほしいは地元の英雄・ショーンマイケルズ。しかし、現在マイケルズはトリプルH寄りのヒールターン中。
そこに流れた大音量のよく分からんテーマ曲…。
シナとパンクを救ったのは、相変わらずすごい筋肉の”ビッグE”ラングストンでした。
このパワー満点IC王者が、来たる2014年の初売り対象なのか。
同じ「ラ」で始まる筋肉キャラってだけですが、私としてはライバックの下位互換的印象です。
いずれにせよトップのコマは多いに越したことはない。一発回答の大ブレイクができるか注目しましょう。

<メモ>
  • いざこざが始まってたファンクサウルスとテンサイが、満を持さないままに一騎打ち
  • 知の救世主・ダミアンサンドウが執拗にクリスマス中止を主張