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2015/11/26

WWEロウ #1172

録画した日〔2015/11/21:JSPORTS2〕

欧州巡業の英国マンチェスター大会。
地元の超大物ウェインルーニーも観戦に訪れていました。
かぶりつきの特リン招待席にご満悦のルーニー。
しかしこのポジションはWWE有数の危険地帯。幾多の有名人が痛い目に遭っています。
抜群の嗅覚を持っているとは言うものの、イングランド代表主将にもしもの事があったらと心配でなりません。
そしてさっそくカラんできたのが英国出身でプレストンサポのウェイドバレット。ルーニーが2月のFAカップでGETした疑惑のPK(=ダイブ)をどうしても許せないんだそうです。
なおこのバレット、以前来日した際はルーニーの古巣エバートンのファンである事を公言していました…。
バレット本来の役どころはシェイマス(愛国出身)のセコンドだったのですが、この卑劣漢2人は勝負しろだの根性なしだのと試合そっちのけでルーニーを挑発。
ただ、礼を失する中でも頭髪を挑発しなかった点に紳士のエチケットが垣間見えます。
エースストライカーの性なのか頑なに報復を自制していたルーニー。
しかしここはフェアプレー精神などカケラもないWWE。エスカレートする暴言で堪忍袋の緒がブチ切れたルーニーは、バレットへ怒りの瞬殺ビンタをブチ込みます。
この一発でバレットは失神KO。縮み上がったシェイマスは対戦相手・セザーロに丸め込まれてピンフォール負け。
ちなみにこの試合はWWE王者決定トーナメント1回戦。ルーニーの大立ち回りによってセザーロは王座奪取へ1つ歩を進めました。
大男を向こうにまわし、実にコンパクトでクリティカルなビンタスイングを披露したルーニー。Wikipediaによればボクサーだったお父さんの影響でボクシングの経験があるんだそうです。
この手の「人材」が実に豊富な欧州サッカー界。この欧州巡業中にスアレスやぺぺ、ベンゼマあたりの参戦にも期待です。

<メモ>
  • セスロリンズが巡業中のケガで王座返上&長期欠場という超絶悲報
  • 「メキシアメリカ」のゼブコルターがEU難民問題でドイツを支持
  • テイカー&ケイン兄弟が復活

2015/11/25

WWEスマックダウン #846

録画した日〔2015/11/16:JSPORTS3〕

「メキシアメリカ」とかいう新国家を立ち上げたアルベルトデルリオとゼブコルター。
この日のコロラドスプリングス大会では、オープニングに登場してその熱い理念を捲し立てました。
USAとメキシコをちょうど対角線でセパレートした「メキシアメリカ」の国旗。これは80年代の全日本プロレスのリングをモチーフにしたものと思われます。
両国家の融和統合を意味するデザインではありますが、星条旗のキモである51個の星がカットされているのはどうもいただけません。
「メキシアメリカ」の理念は憎しみや嘘の感情を持たないというもの。
実に崇高な理念ではありますが、選民思想のメキシコ人・デルリオと軍隊上がりの極右アメリカ人・ゼブコルターがブチ上げたところで説得力はゼロであると言えるでしょう。
彼らの当面の敵は“全米代表のアメリカ人”ことジャックスワガー。ついこの間まで「We The People(われら米国の民)」の号令のもとコルターに師事していました。
3者3様これから何と戦ってくんだかよく分かりませんが、あいも変わらず燻り続けるスワガーにとってはちょっとしたチャンスとなります。
右から左へ、WWEでは何年かの周期で勃発する振り幅のデカいイデオロギー転換アングル。日本のプロレスでは絶対あり得ない手法です。
世界情勢が混沌としてる昨今、現実に追い越されないよう不謹慎を貫いてほしいと思います。