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2015/10/24

WWEロウ #1167

録画した日〔2015/10/15:JSPORTS3〕

いろいろ盛りだくさんだったらしいMSG興行(日本放送なし)から2日明けのボストン大会。
そのMSGで大暴れしたブロックレスナーが久々にRAWのリングに登場しました。
「地獄行きツアー(GO TO HELL TOUR)」というなんとも物騒な看板をブチ上げて全米行脚をおっ始めた猛獣。
ゴールは1ヶ月後のPPV「ヘル・イン・ア・セル」。スープレックス祭り(Suplex City)を待ちわびる全米各所で圧倒的ベビーフェイスとして迎えられる事となるでしょう。
そんなレスナーが標的とするのはもちろんアンダーテイカー。
ただし悠々自適のご隠居テイカーがツアーに出てくるはずはなく、両雄がPPVでコンタクトするまではポールヘイマンのアジテーション祭りが展開される事となります
ツアー初日に猛獣の噛ませ犬となったのは大巨人・ビッグショー。
その悔しさは2日経っても収まっていないようで、ポールヘイマンの演説中に悠然とリングへその姿を現しました。
しかし今のレスナーにとってはビッグショーなどただの通りすがり者。
いろいろイチャモンを付けてきた200kgの大物をフロントスープレックスでブン投げると、とどめの殺人技・F5であっさりとリングに沈めます(MSGではジャーマンスープレックスもカマした模様)。
こんな感じで「その他大勢」はアンタッチャブルなレスナーvsテイカーの因縁アングル。この日は撃沈されたビッグショーとタッグを組むはずだったWWE王者ロリンズが代わりにケインと組まされるという副産物も産み出しています。
WWEとしては王座戦よりはるかに上という位置づけなんでしょう。

<メモ>
  • ジョンシナ、地元ボストンなのにおいしいところをニューデイとダッドリーズに譲る
  • サマーレイがルセフに求婚、ルセフは条件付きで受け入れる

2015/10/19

WWEスマックダウン #841

録画した日〔2015/10/12:JSPORTS3〕

「運営部長」と「悪魔」を使い分けるケインにヤラれっぱなしのWWE王者・セスロリンズ。
NYオールバニ大会でもその構図は続きます。
「健介」→「パワーウォリアー」レベルの変身ネタにもかかわらず、WWEアホバカ実況席はあいも変わらずすっとぼけスタンスを継続。
2つのギミックを線で結ぶべくあれやこれやと必死に画策するロリンズとの温度差は歴然です。
この日はそんなロリンズに思わぬ反撃のチャンスが到来。
ケイン&ダッドリーボーイズとの6人タッグ戦発表を受けたロリンズは、「運営部長」のケインに対しリングサイドでの試合立ち会いを求めました。
日本マットに置き換えたならグレートムタの試合に武藤敬司を(あるいはムシキングテリーに鈴木鼓太郎を)招聘するという禁断の超爆弾要求。
タッグの相方となるニューデイのバカ3人が足手まといでこそありますが、ケインの化けの皮を剥がすにはこれ以上ないナイスアイディアと言って良いでしょう。
こうして迎えたメインの6人タッグ戦。
「運営部長」のケインはロリンズの要求どおりリングサイドに登場したのですが、「悪魔」の方のケインは何のヒネリもなく普通にキャンセル。そのまま試合は2対3のハンデ戦となってしまいます。
こうなってくるとオチはもちろんムタ&武藤へのオマージュである入れ替わりコント。
なんか「運営部長」が乱闘に巻き込まれて引っ込んだなと思ったら、ほどなくして「悪魔」が緊急参戦。ロリンズはやっぱり痛い目に遭ってしまいました。
日本のプロレスファンとしては既視感ありありのこの展開。きっとWWEの中の人に90年代新日マニアがいるのでしょう。