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2013/01/13

競馬場の達人 番外編~武豊の園田探訪記~

録画した日〔2013/1/1:グリーンチャンネル〕

各界の有名人が自分流の馬券術を披露しつつ競馬場で1日楽しむ番組。
お正月特別バージョンの今回は、JRAの3000勝ジョッキー・武豊が兵庫県の園田競馬場に参戦しました。
この日の園田競馬は騎手招待「ゴールデンジョッキーカップ」の開催日(2012/12/13)で、JRAからは蛯名、内田、岩田の3騎手が遠征していました。
毎年参戦の武豊は今年は招待されなかった模様。歴戦の3000勝ジョッキーがブッ放す自虐ネタには味わい深い響きがあります。
園田の名物”タコ天”を食す武豊。
面白トークを交えつつ「あっ、タコが柔らかい」的なTV向けコメントを出せるあたりは、10代からトップを張り続ける第一人者の貫禄といった所でしょうか。
ソフトでスマートな立ち居振舞いを見るにつけ、今回の達人役が岩田ジョッキーでなくてつくづく良かったと思います。

天才と呼ばれる最強ジョッキーの「馬券対象としての馬を見る目」は大変興味深いもの。
結構なノウハウ流出が期待できたのですが、馬体見ない、馬体重見ない、返し馬見ない、調教タイム見ないの無手勝流。さすがに名前買いはしませんでしたが、シルシ買いはしていました。
3000勝ジョッキーが見せる「そんなモンですよ」のドヤ顔を、JRA累積負債数百万数千万円の私たちは如何に受けとめるべきなのでしょうか…。
5レース参戦の結果は圧倒的なプラス計上。全て3連単流し+ボックスによる戦果です。
ちなみに10R「予想のみ」というのは、予想に時間がかかりすぎて発売締め切りに間に合わなかったためでした。
メインレースの馬券が買えないという大ポカをしてしまった武豊。
もしかしたら番組スタッフが全力疾走していれば間に合ったかもしれませんが「いやぁ、これはオレが悪い…」とニコニコ顔でやり過ごします。
そんなソフトでスマートな立ち居振舞いを見るにつけ、今回の達人役が岩田ジョッキーでなくてつくづく良かったと思います。


馬券術よりはるかに面白かったのは、金持ちボックス席からの文字どおり上から目線の武豊。
同業者に対するシュートなヤジ暴言も、ゆったり系関西弁&武豊スマイルで自然とお笑いモードとなります。
ことごとくソフトでスマートな立ち居振舞いを見るにつけ、今回の達人役が岩田ジョッキーでなくてつくづく良かったと思います。

馬券術の面白さ5%、武豊の面白さ95%といった感じのOFFモード企画。馬券購入の参考には全くなりませんでしたが、是非とも毎年やって欲しいクオリティです。
競馬界の課題としては、この系統の企画で武豊の「代役」にあたるジョッキーがいないところ。
面白さ重視とすると、やっぱり岩田ジョッキーが一番手なのでしょうか。あくまである意味で…。