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2012/08/05

新・座頭市Ⅲ #13「鬼が笑う百両みやげ」

録画した日〔2012/3/28:BSフジ〕

ひょんな事から100両の大金を手に入れたバカ息子が、不孝を重ねていた母親の元へ里帰り。
座頭市は、この高崎までの道中でボディガードを引き受けます。
100両を一旦没収して、バカ息子に厳格な資産管理・運用をアドバイスする座頭市。大金にイチャモンを付けてきた幼なじみの十手持ちもラストでメッタ斬りにします。
しかし祇園大豪遊伝説や勝プロの火の車エピソードを見る限り、座頭市のマネーアドバイスにはまったく説得力がない気もするのですが…。
バカ息子の母親は、桜中学の校長先生・赤木春恵。
厳しいけど優しいお母さんと大バカだけど人のいい息子によるやり取りは、古今東西の茶の間をホッコリさせるであろう、ホームドラマの王道のような癒し系シーンでした。
そしてバカ息子を演じてストーリーのメインを張ったのは、アホ面の究極形とも言える超個性派・谷崎弘一。
TV版最強エピソード「新/Ⅱ/#10冬の海」でも重要なポジションを与えられていました。

Wikipediaによると「1972年 勝新太郎に師事」とありますので、生粋の座頭市軍団からの大抜擢という事になるんでしょう。
可愛がって育てた子分にしっかりポジションを与える座頭市と、その期待にきっちり答えた谷崎弘一。
座頭市にはちょっと不似合いな「師弟愛」を感じるエピソードでした。