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2013/03/02

WWE PPVスペシャル「エリミネーション・チェンバー2013」

録画した日〔2013/3/1:スカチャン4〕

ロイヤルランブルとレッスルマニアの谷間で行われるPPV大会。
今年の開催地はニューオリンズ。メインはチェンバー戦ではなく、ザ・ロックvsCMパンクのWWE王座戦でした。
3月全米公開の「G.I.ジョー」にも出演している王者ロックは、ハリウッドスターとは思えぬ超絶グッドシェイプでニューオリンズに降臨。
反則・リングアウトでも王座が移動してしまう、ちょっと厳しいルールの防衛戦となります。
試合は終盤にかかりレフェリー不在が頻発する混戦モードに。
プロレスの伝統芸・同士討ちムーブを誘ったロックが、チャンピオンベルトを盗んだCMパンク(withポールヘイマン)との因縁抗争に終止符を打ちました。
これで正式に「Rock-Cena Ⅱ」がレッスルマニアで実現することになります。
今回PPVでの遭遇はありませんでしたが、次回RAWから芸達者2人による丁々発止の大プロモーションが始まるはず。
CMパンクの行き先も気になりますが、まずはロックとジョンシナの王道ストーリーに期待したいと思います。

①世界王座戦・デルリオvsビッグショー
レアルマドリーの白から赤いマフラーにプチイメチェンしたデルリオが、ビッグショーから腕ひしぎでタップ勝ち。
世界チャンピオンとしてレッスルマニアに臨むこととなりました。

②US王座戦・アントニオセザーロvsミズ
前回RAWでセザーロに左肩を破壊され怒りのミズでしたが、フレアー直伝の4の字固めに入る際に誤って急所攻撃をしてしまいました。
そのままセザーロの反則勝ちとなり、因縁抗争は祭典に引き継がれる(?)事となります。

③エリミネーション・チェンバー戦
レッスルマニアにおける世界王座挑戦権を掛けたエリミネーション戦。参戦&退場順は以下のとおりでした。
  1. Yes・ダニエルブライアン(1)
  2. Y2J・クリスジェリコ(4)
  3. 右傾化・ジャックスワガー(優勝)
  4. 赤い怪物・ケイン(2)
  5. 毒蛇・ランディオートン(5)
  6. 世界最強の男・マークヘンリー(3)
オートン無双になりかけた所をスワガーが丸め込んで優勝。
レッスルマニアは、ベビーターンしたデルリオと最近右傾化が著しいスワガーの一騎打ちという、何とも捉えどころのない世界戦となります。

④シナ&シェイマス&ライバックvs若手乱入軍団シールド
ベビーフェイス最強軍による勧善懲悪マッチでしたが、シールドがしぶとく勝利。
「指定席」ゲット済みのシナはともかく、シェイマスとライバックにとってはレッスルマニアに向けての因縁抗争継続作業といったところでしょうか。

⑤即興試合・ドルフジグラーvsコフィキングストン
「なんでオレの試合がネェんだ」というドルフジグラーの演説を受けた、スマックダウンGM・ブッカーTによる緊急マッチメイク。
結果はジグラーの勝利。マネーの権利はレッスルマニアで行使するんでしょうか…。

⑥コント・ファンクサウルス&テンサイ
この日の「第0試合」でローデス&ダミアンサンドゥを撃沈した巨漢タッグが、WWEのオフィシャルフィギアをコマーシャル。
テンサイの元相方・カールアンダーソンがWWE勧誘を断って新日残留を決めた理由が何となく分かるような気がします。

⑦ディーバ王座戦・ケイトリンvsタミーナ
メイン戦前の貴重な休憩タイム。
挑戦者のタミーナはスーパーフライ・ジミー・スヌーカの娘さん。ヒールとしての雰囲気はあるのですが、タイトル奪取には至りませんでした。

警視-K #10「いのち賭けのゲーム」

録画した日〔2013/2/9:日本映画専門チャンネル〕

宝石店での買い物中、女子大生・原田美枝子に逆ナンされたガッツ。
誘われるがまま週末土曜日にデートする事になりました。
もちろん原田美枝子はワケありの女子大生。親友を事故死と見せかけて殺害した有力代議士へ、ユスリ&社会的抹殺の復讐を企てています。
ガッツはその「いのち賭けのゲーム」のボディガード役。見た目がアウトローというだけで、刑事とは知らず強引に白羽の矢を立てたのでした。
昔っから原田美枝子のことが大好きなガッツ。
TV版座頭市では、昭和53年の超傑作「冬の海」と翌54年の意味不明超迷作「不思議な旅」で共演して相思相愛ラブラブ関係を築いています。
その後さらに2人のパッションは大暴走、この#10放送の昭和55年には週刊プレーボーイを巻き込んで「勝vs美枝子」とかいうトンデモ写真集までブッ放す超蜜月ぶりでした。
そんなこんなでニヤニヤ気味のハードボイルド・ガッツは、なんと初デートで原田美枝子の豪華マンションへ突入。
女子大生に身分不相応なそのマンションは亡くなった親友とルームシェアしていたもので、ガッツはそこに事件の匂いを嗅ぎ付けます。
ヤバイ裏ネタを持つ原田美枝子にガッツが絡んでいることを知った有力代議士サイド。
見た目どおりの悪徳秘書・岸田森は警視庁本丸へ直電し、大物警視正・小池朝雄に「あくまで事故死」のスタンスを崩さないよう遠回しの圧力を掛けました。
警察組織的に絶対不可侵の大物である小池朝雄はガッツの警察学校同期生。
直立不動の今宿署軟弱イヤミエリート・金子研三を尻目に、ガッツは「よう、最近どうだ」と悪友モードでアプローチします。
なお今回は小池朝雄、岸田森の他に、ルポライター役で極悪フェイス・草野大悟も登場。ガッツお気に入りの激シブ精鋭陣が脇を固めました。

一方、ガッツ=刑事だと知った原田美枝子は、ユスリ容疑が掛けられることも恐れずに「いのち賭けのゲーム」を継続します。
そしてあろうことか、ガッツ&愛娘の聖域・トレーラーハウスに突撃お宅訪問を敢行してしまいました。
自然体でありながらもガッツと堂々とアドリブ演技の応酬をする原田美枝子。
しかしそこに、別の意味で堂々とガッツと渡り合う自然体ナチュラル大根女優・奥村真粧美が帰宅してきます。
清濁裏腹にガッツの薫陶を受けた2人の「女優」。
昭和の茶の間を得も知れぬ緊張感に包み込んだであろうマッチアップは、原田美枝子が「ずいぶん若いコと住んでるのね」と貫禄のナチュラル演技で完勝しました。

私としては原田美枝子vs奥村真粧美のトレーラーハウスデスマッチでお腹いっぱいのストーリー。
最後は、原田美枝子を消そうとする有力代議士サイドをガッツ軍団が全員しょっ引いて一件落着となりました。
なお、ガッツと原田美枝子のカラミは殆どがアドリブだったはず(おそらく小池朝雄とも)。
このドラマがガッツの「私物」である事を再確認できる良回だったと思います。
原田美枝子の演技力の前に形無しとなった大根新人・奥村真粧美。
ハンセン・ブッチャー組にブッ潰された谷津嘉章の国内デビュー戦を思い起こさせます。
しかしすっかり落ち込んでるのかと思いきや、エンディングの父娘水入らずシーンでは、ミカン食いながら呑気に賭けトランプに講じていました。

次回はついに玉緒さんが登場する模様。お父さんお母さんのサポートを受け、ナチュラル木偶の坊演技にさらなる磨きをかけてほしいものです。

2013/02/28

タイガーマスク #47「舌戦のリング」

録画した日〔2013/2/22:TOKYOMX〕

フランス・パリが舞台となった海外武者修行4週目。
伊達タイガーはヒール「ジャングル・コブラ」との61分3本勝負に臨みます。
試合前に地元のレスラー・ドルシャン宅に招かれた伊達タイガー。この正統派ベビーフェイスはジャングル・コブラに再起不能の重症を負わされたばかりでした。
ドルシャン曰く「嫁さんの悪口言われてカッとなったら隙を突かれて轟沈した」との事。
どうやら伊達タイガーの対戦相手は、毒舌で相手を幻惑する異色ヒールのようです。
引退を余儀なくされたドルシャンはクリーンファイトでの報復を懇願。もちろん伊達タイガーはドルシャン一家のために二つ返事でこれを受け入れます。
トークやスキットとは無縁の虎の穴→日プロで育った伊達タイガー。
未知のオシャベリ野郎に対してどんなアダプト能力を見せてくれるのでしょうか…。

迎えた一騎討ち。伊達タイガーは毒舌を警戒した慎重な立ち上がりです。
しかし、ネタをたっぷり用意してきたジャングルコブラは「おい、黄色い悪魔」「お前、必殺技ないんだってな」とさっそく痛いところをチクリと突いてきました。
ジャングルコブラは流れるように暴言速射砲を敢行。
何とか聞き流したい伊達タイガーですが、中でも「黄色い悪魔」のフレーズに過剰反応してしまいます。
もともと今回の海外武者修行はヒール道から足を洗うため。それを蒸し返されたもんだから至極当然のリアクションといえるでしょう。
根が真面目な伊達タイガーは、ジャングルコブラの「黄色い悪魔」連呼攻撃に罪悪感ブリ返しの妄想モードに突入。
そしてなんと、このネガティブ妄想中に1本目を取られてしまいました(決まり手不明)。

まんまとジャングルコブラの術中にハマった伊達タイガーは「どんな悪口言ってやろうか」とナナメ上の方向転換。
意気揚がるジャングルコブラに「おしゃべりコブラ」「甲斐性なし」「やっかみ野郎」と、2本目序盤から反撃暴言マシンガンをブッ放します。
まさしく”相手がワルツを踊ればワルツを踊り、ジルバを踊ればジルバを踊る”ニック・ボックウインクル級の順応性。
海外マットで覚醒した凄玉・伊達タイガーのフレキシビリティは、賞賛に値するのではないでしょうか。
数撃ちゃ当たる的な伊達タイガーの暴言クリーンヒットは「貴様のお袋もトンだ能無し男を産んだもんだ」というものでした。
思わぬカーちゃんネタに母子家庭育ちのジャングルコブラは激しく動揺。
伊達タイガーはその隙を見逃さず、必殺ジャーマンスープレックスホールドで2本目を奪取です。
「何ぁにがやりたいんだ、コラ」と見てる側も暴言を吐きたくなるアホバカクソ試合。
決着の3本目は、カーちゃんネタに困惑するジャングルコブラを伊達タイガーがウマく懐柔してクリーンファイトに持ち込みます。
こうなれば伊達タイガーの独壇場。柔道の巴投げっぽい技でキッチリとオシャベリヒールを撃沈しました。

オシャベリ対決という「邪道」に足を踏み入れた今回#47。馬場さんや日プロ首脳陣が見たら即刻帰国命令を下すであろう禁断の領域です。
しかしそんな中でも、3本目の巴投げ風フィニッシュが新必殺技のヒントになるという収穫もありました。
すっかり海外の水が合ってしまった伊達タイガー。
日プロでクーデターでも起きない限り、しばらく異国のリングでファイトスタイルの幅を広げていった方がいいのかもしれません。

2013/02/27

WWEスマックダウン #704

録画した日〔2013/2/25:JSPORTS2〕

2日後にPPV「エリミネーション・チェンバー」を控えたアーカンソー州リトル・ロック大会。
諸々の因縁抗争の最後のおさらいが行われました。
リトルロックに降臨したザ・ロック。前回RAWで仇敵・CMパンクにWWEベルトを盗難される大失態を演じています。
決戦前のこの日は、怒りのマシンガントークを封印してオトナの対応を強調しました。
一方のベルト泥棒CMパンクは、ハゲデブ・ポールヘイマンと中継での出演。相変わらずの減らず口で王者を挑発します。
この2人の因縁抗争は、おそらく2日後のPPVで終止符が打たれるはず。
だったらリング上で面と向かって、ああでもないこうでもないのシャベリ納めをブチかまして欲しかったんですが…。
このほか今回は、シナ&シェイマス&ライバック、ダニエルブライアン&ケイン等々の主要メンバーがお休み。
RAWとSDの住み分けと言えばそれまでですが、ビッグマッチ前にもうひと煽り欲しかった谷間のPPV48時間前大会でした。

<メモ>
  • 毒蛇オートン、マークヘンリーの返り討ちに遭う
  • 一から出直しのファンクサウルス&テンサイ、乱入軍団・シールドに襲撃される好待遇
  • 怪しいジジイと徒党を組んだジャック・スワガー、引き続き右傾化が進行

2013/02/26

新・座頭市Ⅰ #5「牢破りいそぎ旅」

録画した日〔2012/9/21:時代劇専門チャンネル〕

ヒール役人をブッタ斬って牢屋に送られてしまった座頭市。
例によってサクッと脱獄はしたものの、大事な仕込杖は没収されたままでした。
アホバカ芸人一座にコスプレ志願するなど精一杯の逃走劇を繰り広げる座頭市ですが、如何せん防御力0の丸腰状態。
やっぱり「相棒」の仕込杖がないと見ている方も心配が募ります。
そんな座頭市がたまたま逃げ込んだ先は、村はずれのポンコツ鍛冶屋さん。
ここで座頭市は、ほったらかしの錆びた刀をオリジナル仕込杖に変貌させる渡世人流劇的ビフォーアフターを披露します。
急造仕込杖の装着でウマい事逃げ切れそうな目が出た座頭市は、投獄前に優しくしてくれた家具職人の好青年・織田あきらを表敬訪問。
この好青年には彼女がいたのですが、身分の違いから交際はNG。そしてその彼女は明日嫁入りしてしまうという哀しい境遇に身を置いていました。
かなりブルーだった好青年。
そこにノリノリの座頭市は「オメェが作った長持に彼女突っ込んで逃げちまえよ♪」と超理不尽提言をブチ込みます。
ちなみに"長持"とは布団やら衣類やら、何でも入る大きな木箱の事だそうです。
晩年の寅さんのようにキューピッド役に徹する座頭市は、彼女の嫁入り行列に合わせて追手に捕まる大ギャンブルを敢行。
好青年はこの大騒ぎに紛れて彼女を長持に収納、めでたく2人の世界へと旅立って行きました。
ナイスカップルを見届けた座頭市はあらためて急造仕込杖でヒール軍を強襲。
キレ味はあんまり良くないものの、取り敢えず一撃で小憎らしい十手持ちを地獄へ送ります。
なお、本物仕込杖の回収シーンは無し。次回の装備は大丈夫なんでしょうか…。
前回#4のスーパースター石原裕次郎招聘にギャラを大量投資してしまったのか、今回はビッグスター不在のキャスティング。
その代わりにキング・座頭市がお笑い、人情、アクションとフル回転の大躍動を魅せてくれました。
「仕込杖なし」のシチュエーションは後にも先にも今回だけか?、勧善懲悪、ハッピーエンドの明るく楽しいレア回でした。

2013/02/24

WWEロウ #1029

録画した日〔2013/2/21:JSPORTS2〕

PPVエリミネーションチェンバーを週末に控えたナッシュビル大会。
色々と疑惑まみれのポール・ヘイマンが、オープニングで辞意を表明しました。
若手乱入軍団シールド、および電撃復帰ブロック・レスナーとの黒い癒着を取り沙汰されているハゲデブが辞める理由は「(スキャンダルから)CMパンクを守るため」。
基本的にインチキ臭いのですが、WWEとの過去の紆余曲折からしてホントに辞める線も拭い切れません。
そこに乱入したのがCMパンク。
6日後のPPVで王者ロックを倒す姿を見届けてほしい、となんとも泣かせる台詞で相棒ヘイマンを引き留めます。
しかしパンクはパンクで、今までの行状から紳士的に懐柔してのドボンが無いとも限りません。

結局何だかよくわからないパンクとヘイマンの友情物語でしたが、エンディングの王者ロック様の演説中にその真偽が判明します。
演説会をブッタ切って乱入したパンクとヘイマンは、絶妙な連係でロックをGTS葬。なんと、PPV直前にしてWWE王者ベルトを強奪してしまいました。

取り敢えず「現状維持」となったパンク軍。
ただレッスルマニアのマッチメイクを見据えると、週末PPVでのリベンジは難しそうな気配かと…。
シールド、レスナーなど回収していない伏線も多々あるので、PPVの結果にかかわらず良好な黒い関係を続けてほしいものです。

<メモ>
  • Y2Jジェリコ、スワガー、ケインがチェンバー戦の出場権をGET
  • ヨシ・タツがビッグショーにブッ飛ばされる役でRAW復帰
  • ジャック・スワガー、コルターとか言う右翼ジイさんと愛国同盟結成

ワールドプロレスリングクラシックス#46「闘魂三銃士特集」

録画した日〔2012/10/27:朝日ニュースター〕

平成2年の4月27日、5月24日に行われた闘魂三銃士(武藤敬司)のビッグマッチをチョイス。
いずれも会場は東京ベイNKホールです。
平成2年4月27日のIWGPタッグ「橋本・マサ斎藤vs蝶野・武藤」。NWAでトップを張った武藤敬司の凱旋帰国第1戦です。
武藤にとっては盟友2人と後見人マサさんを迎えたアドレナリン全開必至の大舞台。
一足先にすっかりデキ上がった超満員のお客さんは、地鳴りのような大歓声で次代のヒーローの凱旋を歓迎します。
当時高3だった私としてはクラシックでも何でもない「ついこの間」の試合。土曜夕方4時に友達と一緒にテレビ観戦したのを鮮明に覚えています。
当時は天才・武藤が繰り出す見たこともないムーブにびっくりしっぱなしでしたが、24年後に大画面&重低音TVで見直すと、破壊王・橋本真也の大砲のような極太攻撃に2度びっくりです。
試合は武藤がフワッと重いラウンディングボディプレスでマサさんからピンフォール勝ち。
見事な一発ツモで、凱旋即IWGP戴冠のスターシステムを遂行しました。
そしてこれは蝶野&武藤だけのものではなく、橋本をプラスした「闘魂三銃士」が初めて掲げた歴史的な勝利と言えるでしょう。
この平成2年はプロレス界にとって最重要ともいえるビッグマッチが連発した年でした。
少しプロレスから遠ざかっていた私も「2.10」「4.13」の2大ドーム決戦で完全復帰。
しかし2回のドームはあくまで一つの起爆剤で、この「4.27新日」と「6.8全日(三沢-鶴田戦)」が本当の爆発点、次代に繋がるエポックだったのだと思います。

放送もう1試合は平成2年5月24日の「長州vs武藤」。
長州力vs闘魂三銃士シングル3番勝負という「そういえばあったかも…」的なプチテーマを冠したシングル初対決です。
ショッパイ訳でも噛み合ってない訳でもないのですが、お互い何となくノレてなさそうな異色対決。
最後は苗字絶叫のプレミア付きリキラリアットを2、3発ブチ込まれて、武藤が俺達の時代の軍門に降ってしまいました。
それにしても90年代新日マットにおける武藤と長州の絡みは、実現が避けられていたのか、実現してたけどインパクトがなかっただけなのか、私にはほとんど印象がありません。
今はなき(と言っても建物は健在)NKホールの2試合を通じて強烈だったのは、お客さんの声量のデカさでした。
ネットは無いけど情報は存分に溢れていた活字プロレス鳴動期。
皆んなが腹から声を出して熱狂していたのは、プロレスというジャンルがフェイクとリアルを程よく噛み合わせた素晴らしい時代に突入していたからだと思います。