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2013/08/10

ワールドプロレスリングLIVE 第4弾~G1 CLIMAX 23~【生中継/両国国技館】

放送時間〔18:00~22:00:テレ朝チャンネル1〕

G1 CLIMAXのクライマックス両国2連戦初日。
後藤と天山の戦線離脱により、公式戦は2つ減って8試合でした(オマケのタッグマッチ含め全9試合)。
休憩タイム終了後、対戦相手のいないリングに1人登場した柴田勝頼。
本来なら後藤洋央紀との同級生マッチが行われるはずでした。
1年前この両国で「喧嘩売りに来ました」と嘯いた男は「今、プロレスが楽しいです」と絶叫、明日のオーラス棚橋戦に賭ける激アツの思いをブチ上げます。
一方その棚橋は、レインメーカー・オカダと“ドーム級”のビッグマッチを展開。
掟破りの「逆レインメーカー」をブチかますなどギリギリの戦いを繰り広げたものの、疲労残り確実の過酷な30分フルタイムドローに終わってしまいました。
今日はG1の原点・両国大会だけあって、この1戦以外にも鈴木みのるvs飯伏や中邑vs内藤など熱いマッチメイクが連発。
なかでも石井智宏vs真壁刀義のAブロック雑草対決はバチバチゴツゴツの大熱戦(勝者=真壁)。レインメーカーじゃありませんが、各選手「お疲れ様でした」の一語に尽きます。
ちなみにA/B両ブロックの星取りレースの方は「混戦ちゅうかグッチャグチャやなぁ(解説・中西学)」という、毎度の事ながら憶測不能の超カオス。
あれこれ考えず、新日が提示する最良の結末に身を委ねるのが正しい楽しみ方でしょう。(※なお解説・中西学の予想は「永田!!」)
そんな灼熱の新日最強決定戦ですが、無法乱入を繰り返すバレットクラブやDVDの宣伝をする矢野通など、そのステータスを汚す不逞の輩もチラホラ。
中でもヒドかったのがミスターR指定のコレマジ・高橋裕二郎です。
自称セクシータレント本職AV女優の2人(蓮実クレア &羽月希)をセルリアンブルーのド真ん中へハベらす裕二郎。
未来ある少年ファンは閲覧禁止、我々昭和のプロレスファンはいろんな側面でマグマが沸々、とにもかくにもキングオブスポーツの根底を揺るがすケシカラン事態と言えるでしょう。
ちなみに裕二郎はカールアンダーソンの前に轟沈。しかしピンク路線が功を奏したか、優勝戦線には首の皮一枚残っている状況です。
明日はいよいよ最終決戦。私も両国国技館に参戦する予定です。
2選手の欠場とその余波で石井と飯伏幸太が見られなくなったのは残念ですが、桜庭&曙の意味不明タッグ戦(相手はアイアンフィンガー飯塚)など見どころは満載の模様。
誰が勝つのかはもちろん、今後のストーリーの青写真、ネタ振りをしっかり目撃して来ようと思います。

WWEロウ #1053

録画した日〔2013/8/8:JSPORTS2〕

御大ビンスの登場で幕を開けたテキサス大会。
その標的は、次回PPVでジョンシナに挑戦するYes・ダニエルブライアンです。
ビンスの主張は「ジョンシナも嫌いだが、背の低い貴様も気に食わない」「どっちも試合中に爆発しちゃえばイイ」という理不尽極まりないもの。
ちっちゃいレスラーに冷たいと言えば世界の馬場さん。これは古今東西大物プロモーターの共通思考なのでしょう。
ビンスの大人気ない演説に苦言を呈したのは婿殿・トリプルH。
長女・ステファニーの仲介でひとまず鎮火しましたが、ブライアン売り出しを媒介とした義父と息子の衝突は大きな因縁抗争へ昇華する予感が漂います。
当のブライアンは圧倒的な会場人気に押されて絶好調。ベビーフェイス同士、王者・ジョンシナも一歩引くしかありません。
だったら「悪のオーナー」化が見受けられるビンスと組んでみては?。
仄かな期待を抱かざるを得ない、ジョンシナ置き去りのブライアンプッシュ劇です。

<メモ>>
  • ライバック、陰湿なスタッフいじめ(テーブル葬)をスクープされる
  • マネーカバンを捨てられたサンドゥがWWE上層部に犯人ローデスを告訴
  • 新ユニット・ワイアットファミリーの狙いはケインに絞られた模樣

2013/08/08

ワールドプロレスリングクラシックス#67「外国人レスラー特集」

録画した日〔2013/3/16:朝日ニュースター〕

クラシックどころかつい昨日の出来事のような2000年代暗黒期の3試合。
番組製作者の悪意を感じるラインナップです。
2002年10月開催の「THE SPIRAL IN 東京ドーム」。
黒のカリスマ・蝶野正洋は、子分4人(ヒロ、後藤、邪道、外道)を引き連れ「ガッチャメラエェッ!」とドームの花道を闊歩します。
この年のG1覇者であり新日の“現場監督”という要職を担っていた蝶野。
しかしそのサングラスの奥底から中間管理職の悲哀が感じ取れるのは気のせいでしょうか…。
そんな蝶野を待ち構えているのは「元チャイナ」ことジョーニー・ローラー。
エンタメプロレスの最高峰WWEから、新日暗黒時代の諸悪の根源「ロス道場」を経由して日本マットに流れ着いた最強女戦士です。
連綿と紡がれたキングオブスポーツの理念をブチ壊す、史上初の超邪道な男女ミックスドマッチ。
しかしこの一戦をネジ込んできたのは他でもない新日創始者・アントニオ猪木でした。
神が投じた劇薬に「マタぐなよ」などと言える猛者は当時の新日に居るべくもなく、会社思いで人のいい現場責任者の極悪バタフライが「ガッチャメラエェッ!」と汚れ役を買って出た事となります。
いくら元チャイナがトレーニングを積んだ本職だとしても、三鷹のサラリーマン家庭で育った常識人としては女性を蹴ったり叩いたりなど元来できないはず。
いろんな意味でお気の毒な黒いカリスマですが、しかしこれは新日のトップ中のトップにおける「vsホウキ」適性を見極めることができる、ある意味贅沢なマッチメイクだったとも言えるでしょう。
そんな限りなく微妙な期待に包まれた禁断の一騎打ち。
リード役を引き受けた常識人・蝶野は、分かりやすいリアクションと大げさバンプを多用する「ドームプロレス」を構築していきます。
一方、元チャイナも蝶野の必殺のケンカキックを顔面で受けるなどさすがの対応力を発揮。
プロレスで結ばれた男と女2人の世界は、思いのほかノーマルな決着となりました。
締めくくりは、勝者によるお約束のお尻ペンペン黒いスパンキング制裁。
バチバチぶつかり合って愛情が芽生えたのか、この2人はこの後タッグを組んだり仲良く共闘した模様です。
これぞ黒いカリスマの黒い交際。
リング内外における蝶野のその後の黒い活躍を見ると、決して黒歴史ではなくバラエティ豊かな黒いステップアップだったと位置付けられるのではないでしょうか。

放送2試合目は2004年3月両国国技館で行われた佐々木健介vsボブサップ。
健介はWJから脱北して再起中、ボブサップは3ヶ月前の大晦日・曙戦に勝利して間もないという、なんだかよく分からんけど旬と思われる2人によるIWGPヘビー級戦です。
ワクワクドキドキよりもハラハラソワソワが先に立つ不器用ファイター同士による一戦ですが、鬼嫁・北斗晶をはじめ蝶野、天龍、魔界倶楽部らの熟練メンバーが賑やかにリング外で2人をサポート。
とりあえずボロを最小限に抑えて、ボブサップが至宝IWGPを強奪しました。

史上初の3WAY形式で敢行された、2005年10月東京ドーム「闘魂創造 NEW CHAPTER」のIWGP王座戦。
蝶野とともに王者・藤田和之のベルトを狙うのは、これが新日初参戦となるブロックレスナーです。
前年のレッスルマニア以来のリングとなるレスナーは相変わらず凄玉ムードプンプンの全身凶器フォルム。
出て来ただけで藤田と蝶野を視覚的にスクラップします。
混沌がウリの3WAYマッチですが、この日に限っては超大物レスナー様のお披露目会状態。
ライバル2人に超大型台風・F5を平等にブチかまし、新日マット初登場にしていきなりのIWGP戴冠を果たしました。
ちなみに台風一過の表彰式では、後の日本人スーパースター・ヨシタツ(Yoshi-Tatsu)が新王者レスナーとの遭遇を果たしています。
紆余曲折を経て今はいちおう同僚となった2人。次に同じリングに立つとしたらどんな場面なのか?…。
まあ1vs3のハンデ戦あたりな気はしますが、夢を捨てずにリアルタイムで追いかけたいと思います。

実況中にやたらと飛び出した「猪木」という固有名詞。これこそ暗黒時代たる所以でしょう。
まさに「何ぁにがやりたいだコラ」状態だったあの頃。私もドームの2試合は現地観戦してたはずなんですが、ほとんど覚えてるシーンはありません。
ホントにあのまま潰れないで良かった。
元チャイナもボブサップもクラシックな面白ネタとして笑い飛ばせる今、ブシロード資本にあらためて感謝しておきたいと思います。(ついでにイイ人蝶野へのねぎらいも…。)

2013/08/07

WWEスマックダウン #727

録画した日〔2013/8/5:JSPORTS2〕

メキシコ湾沿い(※重要)にあるテキサス州American Bank Centerが今回の会場。
オープニングの毒蛇オートンvsダミアンサンドゥ戦の最中に、サンドゥの「Mrマネーカバン」がコーディローデスに持ち逃げされる事件が勃発しました。
必死にカバンを捜索するサンドゥですが、そもそも先日のPPVマネー戦でコーディを裏切ったのが盗難劇の発端。
カバンのためにバッサリと切り捨てた元相棒から、強烈なしっぺ返しを食らったかたちとなります。
どこを探しても見つからなかったコーディは、メイン戦後、会場の外から映像による緊急乱入を敢行しました。
そしてその背中にはどんより濁ったメキシコ湾が…。
揉め事の舞台としてこれまで何度も何度も登場した夜の海。WWEファンにとっては心の原風景とも言える母なる大海です。
ここから先は特に解説不要。
とにもかくにも今日のMVPは素晴らしい立地を誇るアリーナ。伝統のメキシコ湾マッチは今回も珠玉の出来栄えとなりました。

気になるのは、ズブ濡れになった知の救世主(カナヅチ)ではなく、コーディにブン投げられてメキシコ湾に沈んだマネーカバン。
来週以降どんな落とし所が用意されているのか楽しみにしておきます。

<メモ>
  • あろうことかファンダンゴがCMパンクの演説中に乱入(即撃沈)
  • シールド退治の大義名分で、マークヘンリーがほんとにベビーターンした模樣
  • 新日G1に出てりゃよかったテンサイ(=Sweet T)、新ユニット・ワイアットファミリーに瞬殺される

2013/08/05

タイガーマスク #70「未練のマット」

録画した日〔2013/8/2:TOKYOMX〕

米マットを主戦場とする日本人マスクマン・カミカゼが唐突に日プロ参戦。
さっそく伊達タイガーの覆面王座に挑戦する事となりました。
両者はロサンゼルスマットで対戦経験あり(#48)。その際は伊達タイガーが勝利を収めています。
以来の2度目の対決となる2人に変なアングルなどは無く、特にカミカゼにとっては思う存分正攻法で臨む事ができる待望のリベンジマッチとなります。
この試合のマッチメイクはもちろん馬場さん。日プロ主要メンバーを従え興味津々にカミカゼの稽古を見学です。
みんな仲良くお揃いのトレーナーに身を包んでいるのは、下手な事したら総掛かりで潰しに行くという、非日プロ系逆輸入マスクマンへの威圧の意味があるのかもしれません。
なんとも楽しみな日本人マスクマン頂上決戦ですが、伊達タイガーはイマイチ集中ができていない模様。
前回#69において、ハンス少年(18歳・リングネーム“ナチス・ユンケル”)を虎の穴の処刑から守れなかった事がどうしても脳裏から離れないためです。
ただ、ハンス少年の件は日本国内発生のれっきとした殺人事件。
悩むとか後悔とかどうのの問題ではなく、さっさと地元警察に駆け込むべきではないでしょうか。
こうして迎えたタイトル戦は60分3本勝負。
心ここにあらずの伊達タイガーは、懸念されたとおり1本目をあっさりと落としてしまいますが、2本目は持ち直してイーブンに。
最終的にはフルタイムドローへ粘りこみどうにかタイトルを死守しました。
気持ちが通わずにどうもスッキリしない薄氷の防衛戦。
試合後に「充実感がなかった」「未練がある」などと不満をブチ上げたのは、他ならぬカミカゼです。
そしてこれを真に受けて反省してしまう伊達タイガー。
まあ真っ直ぐひたむきでイイっちゃあイイんですが、プロレスで長くメシ食って行きたいんならフレアーやレイス、ニックの試合を見て研鑽を積んでほしいものです。
不完全燃焼の2人は試合終了のその足で闇紳士・嵐先生を表敬訪問。
ちなみに嵐先生とカミカゼは柔道「講道館」出身で先輩後輩の間柄になるのだとの事です。
これは初耳…。まあ、講道館サイドとしても暗黒フィクサーとジャップギミックの覆面レスラーの存在はマイナス要素でしかないので、今まで公にしてこなかったのでしょう。
例によってありがたいお話を聞かされて終わった嵐先生の夜の問答会。
その帰り際、嵐道場に居候してる大門大吾が旧友・伊達タイガーへ支援を表明。遠巻きにもったいぶりながら自らのリング復帰を示唆してきやがりました。
標題の「未練のマット」とは不完全燃焼の伊達タイガー&カミカゼでなく、レスラー崩れ・大門の心象だったのか…。
#18においてコンセプト不明の不動明王ギミックでスポット参戦をしたことはあるものの、ズングリムックリでコワモテの風貌からレスラーとしての華の無さは一目瞭然。
少なくとも、デカくて分かりやすい選手が好きな馬場さんのお眼鏡にかなうことはないでしょう。
ハンス少年事件、カミカゼのダメ出し、大門のお世話などなど、人の良さ故にどうしても諸案件を背負い込みがちな伊達タイガー。
とりあえず前2件は真摯に受け止めるとしても、大門の戯言については基本完全放置、放ったらかしでいいんじゃないでしょうか。

2013/08/04

WWEロウ #1052

録画した日〔2013/8/1:JSPORTS2〕

前回RAWでジョン・シナから次期挑戦者に指名されたダニエル・ブライアン。
今回のテキサス大会では、その資質を試すという大義名分のもと1日3試合をこなすことになってしまいました。
ジャックスワガー、アントニオセザーロの右傾化コンビを1人ずつ撃破したブライアン。しかし3人目として立ちはだかったのは超強力な野獣ライバックでした。
これには絶好調のブライアンもさすがに燃料切れ。最後は豪快パワーボムによるテーブル葬を食らって悶絶KOされてしまいます。
この理不尽な3人抜きマッチ、直接の決定を下したのはヘタレ棚ボタ新GMのブラッドマドックスでした。
しかしどうやら裏で指令を下していたのは御大ビンスである模様。
そしてブライアンへのパワハラはこれで終わることなく、次回RAWにおいて対ケインという更なる理不尽マッチがネジ込まれてしまいます。
万事「ブライアン頼み」という訳ではありませんが、ここに来ての猛プッシュと会場人気はすっかり一枚看板クラス。
ブライアンにはイケるところまで行ってもらうとして、私としてはそれより何より悪の采配を発揮し始めたビンスマクマホンの今後に大いに期待しています。

<メモ>
  • ブッカーTとテディロング、ヴィッキーに出し抜かれた同士で仲間割れ
  • 地元出身のマークヘンリー、なぜかベビーターンしてシールド軍を粉砕
  • キングローラー、良くわからん新人ディーバにビンタされる
  • サマースラムでCMパンクvsレスナーが実現