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2014/03/08

WWE PPV「エリミネーション・チェンバー 2014」

録画した日〔2014/3/6:スカチャン1〕

レッスルマニアへ向けてのワンクッションとなるPPV。
開催地はAWAの本拠地・ミネソタ州ミネアポリスでした。
6人参加のチェンバー戦を勝ち抜いたのは毒蛇オートン。これによりチャンピオンとしてレッスルマニアでバティスタを迎え撃つ事となりました。
しかしもちろん、この防衛劇には疑惑のアクシデントがいくつか関与しています。
1つ目のアクシデントはワイアットファミリーの乱入。
オートン、シナ、ブライアンが残ったリングにアンダーテイカー風の暗転演出で登場した3人は、なぜかシナを強襲して脱落させてしまいました。
「ありがとうワイアット」の屈辱チャントを浴びてリングに大の字のジョンシナ。
毀誉褒貶相半ばながら常にレッスルマニアのヘッドライナーを務めてきた大正義はついにその座を降りてしまうのでしょうか。
こうなったらホーガンでもテイカーでも何でも捕まえて一発逆転のスポットを浴びてほしいものです。
オートンを救ったもう1つのアクシデントは運営部長・ケインの介入。
ケインはワイアットファミリーを咎めるためリングサイドに緊急参戦、しかしやっぱりその足で仇敵・ダニエルブライアンを撃沈してしまいました。
レッスルマニアを大過なく執り行うためにも戴冠確実と思われたブライアン。この一番人気がメインに出ないとファンはもはや収まらないムードです。
このままの路線だとケインとの一騎討ち。本番直前にサプライズを投下するシナリオなのでしょうか。
乱入者によりライバル2人が勝手に消えてくれた王者・オートン。いずれの事案にも関与はしていない模樣です。
こうなると心配で堪らないのがvsバティスタのレッスルマニアメイン戦。ニューオリンズの会場がどんな空気になるのか考えるだけでも恐ろしくなります。
この後の何回かのRAWでテコ入れやら軌道修正が勃発する予感、と言うよりテコ入れしなきゃどうにもならない状況。
ワクワクとは掛け離れた不安だらけのRoad To Wrestle Maniaです。

①IC王座戦:ビッグEvsジャックスワガー
右傾化する(?)ミネアポリスの「We The People」チャントなどお構いなしに、ビッグEが殺人技・ビッグエンディングでスワガーを撃沈。
いつの間にやら長期政権を築きそうな筋肉野郎です。

②バッドニュースバレット(随時)
試合終了後にどうでもいいバッドニュース速報をネジ込んだウェイドバレット。
ビッグEへの宣戦布告と思いきや2試合目以降も終了後に都度都度登場。機器不良によりステージが上昇しないというアクシデントもありましたが、最後までインチキジャーナリスト魂を貫きました。

③タッグ王座戦:ニューエイジアウトローズvsウーソズ
ウーソズ戴冠までのパートタイム王者と思われていた古豪・ニューエイジアウトローズが何だか分からないけど防衛に成功。
良血タッグの晴れ舞台はレッスルマニア本番までおあずけという事なのでしょうか。

④タイタス・オニールvsダレン・ヤング
地味に仲間割れしたプライムタイムプレイヤーズがPPVシングル戦に大抜擢。
ヒール役を引き受けたオニールが制しましたが、この2人に限っては仲良くおバカタッグを続けたほうが良いのではないでしょうか。

⑤シールドvsワイアットファミリー
WWE一押し若手ユニットによる全面抗争に会場も「すげぇ対決」とテンション急上昇。
分断作戦に成功したワイアットファミリーの勝利に終わりましたが、レッスルマニアまで引っ張る価値アリの好勝負でした。

⑥ディーバ王座戦:AJリーvsキャメロン
250日超の長期政権を誇るAJが反則負けながらキャメロン(ナオミの代役)相手に防衛成功。
超マンネリの女子戦線における切り札は、今回勃発しかけたAJとタミーナ(ジミースヌーカの娘さん)の仲間割れぐらいしかないのでしょう。

⑦バティスタvsアルベルト・デル・リオ
圧勝したバティスタはロイヤルランブルでのゴリ押しが尾を引き「ブーティスタ」のチャントまで食らう圧倒的不人気っぷり。
仮病やら松葉づえ攻撃やら一生懸命悪い事してたデルリオが不憫でなりません。

WWEスマックダウン #757

録画した日〔2014/3/4:JSPORTS3〕

PPV2日前のコロラドスプリングス大会。
メイン戦を務めたのはクリスチャンとシェイマスでした。
チェンバー戦参加6人のうち、シナとオートンがお休みでブライアン(およびアントニオセザーロ)はオープニングでお役御免という薄い構成の今回。
最後のアオり役に抜擢されたクリスチャンは、攻撃的な暴言を連呼するヒールターン敢行で2日後の決戦ムードを盛り上げます。
やや気になるのが本人の発言を含めて随所に散りばめられた引退フラグ。
そう言われてみると2月に復帰して即PPVメインに選抜されるのは何やら不自然です。
電撃引退した幼なじみ・エッジ同様に体はボロボロのはず。「One More Match」に残された時間は少ないのでしょうか。
PPV前哨戦を制したのはこちらも復帰直後のシェイマス。お約束の全員集合大乱闘はありませんでした。
勝者がレッスルマニアでバティスタと闘う事となる今度のPPV。
ファンから何かと非難の的となっているバティスタを御せるのは、会場人気No1のダニエルブライアンしかいないような気がします。

<メモ>
  • ダニエルブライアンの「Yes」チャントがUSAトゥデイの紙面を飾ったとの事
  • 仲間割れしたプライムタイムプレイヤーズの2人がPPVで一騎打ち

2014/03/02

WWEロウ #1082

録画した日〔2014/2/27:JSPORTS3〕

週末にPPV「エリミネーションチェンバー」を控えたデンバー大会。
WWEとしては本線のチェンバーマッチ以外にもプッシュしたいカードがあるようです。
番組中盤に不穏ムードで対峙したワイアットファミリーとシールド。
特にワイアットファミリーは年齢やらの概念が不明なのですが、いちおう両チームとも将来が嘱望される一押し”若手”ユニットです。
エンディングではオートンvsシェイマス戦をブチ壊し、チェンバー戦の参加メンバーを脇に回して再度の対峙。そのまま全員参加の大乱闘へと雪崩れ込みました。
この夜はスポットを独占したワイアットファミリーとシールドでしたが、若手ヒールを2組6人抱え続けるのは普通に考えたらあり得ない話。
次回PPVとその後のレッスルマニアで豪快にふるいに掛けられそうな予感が漂います。

<メモ>
  • ファンダンゴの相方・サマーが映画出演するとの事
  • 3MBの試合中に「Jobber」の悪質サインボードが出現

THE ROLLING STONES ROCKガリ勉塾<フジバラナイト SAT>

録画した日〔2014/2/23:フジテレビ〕

ストーンズ東京ドーム公演の主催者・フジテレビがブチ上げたアオり番組。
天下のAKB48中核メンバー8人に、有名無名のオッサンどもがその魅力をレクチャーします。
ゴリ押しプロモーションに付き合わされ何ともお気の毒なトップアイドル。
超多忙な通常業務の合間にグリマーツインズがどうだこうだって言われたところで、湧いてくるのはワクワクの興味ではなく猛烈な睡魔なのでしょう。
そんな寝落ちやむ無しの状況においても全力投球だったのは「総監督」の高橋みなみさん。
「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」の泡まみれアホプロモを見せられる苦行にも、ハリのある顔芸を崩さず軍団のモラルハザード回避に粉骨砕身します。
後方支援なしのアウェイ戦でも看板を守り抜くプロ根性。彼女が上層部に重用されるのは至極当然の事なのでしょう。
AKB総監督とは90年代新日プロにおける「現場監督」長州力のようなポジションか。
いずれ訪れるであろう自らの引退興行では「よし、ドーム押さえろ」ぐらいの巨大アングルをカマしてほしいものです。
業界の大正義AKBを向こうに回して講師役を務めたのは、ストーンズ好きロッカー・鮎川誠氏や日本唯一のストーンズ公式カメラマン・有賀幹夫氏ほか5人の面々。
なお、芸人やらパチプロやらも名を連ねるこの玉石混交チームの「総監督」を務めたのはリリー・フランキー氏でした。
格的にはAKBから2枚3枚落ちの講師陣ですが、講義の中身はなかなかのクオリティ。特に公式カメラマンの有賀幹夫氏は「中の人」としての秘話を披露してくれました。
これは平成2年の初来日時に撮影された忌野清志郎とミックのツーショット。
清志郎の死後に世に出すにあたり、ミックジャガー本人から直々のGOサインをもらったそうです。
そんなドヤ顔ノリノリのオッサン講師陣とは対照的にやっぱり眠そうなAKB精鋭陣。悪い意味でのFar Away Eyes状態です。
そもそも、ギミック上禁忌事項の多い彼女たちとセックス&ドラッグ万歳の不良バンド(こちらもある意味ギミック上ですが…)がネタ的にスイングするはずがないのでしょう。
そんな感じでAKB側にはメリットゼロだった60分。
しかしここは制作者の短絡的なミスキャストを嘆くより、完全守備範囲外の仕事で何とか粘りきったメンバーを讃えるべきかも。
立場を逆にして考えれば、クソ忙しい中招集されてAKB48のウンチクやら昔話を聞かされたらオッサン連中はあっという間に爆睡してたはずです。
ストーンズファンからすると取りあえず想定の範囲内。頑張ってくれた高橋みなみさんには悪いですが、中身なんかはどうでもいい来日記念の賑やかしお祭り企画といえるでしょう。
AKBの皆さんにおかれましては、これを何かの縁として握手会やライブ中にジャックダニエルをボトル飲みしてくれると嬉しい限りです。