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2014/11/15

WWEスマックダウン #793

録画した日〔2014/11/10:JSPORTS3〕

ハロウィン仕様のヒューストン大会。
前回RAWで盟友・ビッグショーを襲撃したマークヘンリーが「ミズTV」でその経緯を激白します。
ヘンリーが抱えるビッグショーへの敵意は巨漢同士の近親憎悪のようなもの。
そんな巨漢なりのメンタル的機微をいろいろブチ撒けたいところなのですが、いかんせん聞き手がアホバカコンビ。
エセハリウッドスターとそのインチキ影武者の一挙一動にイライラが募るばかりです。
あまりのウザさに暴発寸前のヘンリー。
ここは影武者・ダミアンサンドゥ(ダミアンミズドゥ)がボコられてコント終了かと思われたところ、渦中のビッグショーが乱入してきました。
これに対し待ってましたとばかりに元盟友を粉砕したヘンリー。大事なのは体のデカさじゃなくパワーなんだという妙にリアルな啓蒙付きです。
なお、もちろんミズ&影武者サンドゥも流れダマ被弾で失神KOの憂き目に遭っています。
一方、巨漢2人を引き裂いた諸悪の根源・ルセフ&ラナ嬢は、敵国USAの誇り「US王座」を次なるターゲットに。
現王者はアイルランド人のシェイマスなので、ここはあっさり成就パターンでしょう。
皆んなそろってステップアップ。一連の米露因縁アングルはとりあえず大団円といったところでしょうか。

<メモ>
  • 御大ビンスがVTR参戦、WWEネットワークを必死に宣伝
  • ベラ姉妹のワルい方がAJリーへの挑戦権を獲得
  • ワイアットファミリーのデブ大将が久々の演説

2014/11/14

WWE NXT #248

録画した日〔2014/11/14:JSPORTS3〕

2ヶ月前のデビュー以来、ヒールタッグ「アセンション」と1対2で抗争を繰り広げているヒデオイタミ(元KENTA)。
状況を打破すべく”友達”の「フィン・ベイラー(Finn-Balor)」をパートナーに登用しました。
「よくご存じ」と言われたところで「で、誰?」と返すしかない初耳の名前・フィン。
しかしその精悍なルックスを見れば誰もが条件反射の「Let's go デヴィ!」状態。
ヒデオイタミが連れてきた”友達”とは、元IWGPジュニア王者にしてヒールユニット「BULLET CLUB」創始者でもあるプリンスデヴィットでした。
ノアと新日、埼玉とダブリン。この両者にどんな接点および友好関係あったのかはよく分かりませんが、同タイミングのWWE参戦は何かの縁。
まずはマイナーリーグで仲良くタッグ共闘、いずれはWWE1軍でCMパンク系ハードヒッターとして鎬を削ってもらいたいところです。
目が肥えすぎのNTXファンは勇躍参戦した日本起源の越境ユニットをすんなり許容。
「ドリームチーム!」および「これぞ名場面!(this is awesome!)」チャントは彼らによる最大級の歓迎意思表示と判断して良いのではないでしょうか。
フィンベイラーのイチ押し技は日本でも披露していたダイビングフットスタンプ。単純ながら難易度=高のこの技は、ヒデオイタミもデビュー戦で使用していました。
足首がグニャっとなる着地ミスをしないようくれぐれも気を付けてほしいところです。
顔見せご祝儀としてサクッとアセンションを駆逐したベイラー。両手広げはBULLETCLUB以前、天空の貴公子時代の定番ポーズです。
KENTAと同様、今後ギミック総取っ替えを強いられるであろう「プリンスデヴィッド」。これは日本のファンへ向けたしばしのお別れのポーズなのかもしれません。
特番からシングル戦でのデビューとなったKENTA(ヒデオイタミ)に対し、その相棒として途中参戦してきたデヴィッド。
こうした扱いの差はそのまま期待度の差なのでしょうか?
新日を見続けている私としてはKENTAよりデヴィッドの方が思い入れの強い気になる存在。
次回以降は「おしゃべり」のスキルも試されるはず。一歩一歩ポイントを積み重ねてRAWやスマックダウンへのステップアップを願う次第です。

有吉弘行のダレトク!? #47プロレス業界の秘密特集

録画した日〔2014/11/11:フジテレビ〕

世間のいろいろなネタを検証、調査、追求するような番組。
今回はプロレス業界がテーマ。リポーターの若手芸人が世田谷区野毛の新日本プロレス道場に潜入しました。
田園調布とニコタマに挟まれた野毛。そんな閑静な住宅街を汗ビッショリで闊歩する半裸の大男。
本来なら逮捕連行の事案ですが、野毛はキングオブスポーツ新日本プロレスの治外法権区域。小洒落たモラルなど通用しません。
大男の正体はもちろん我らが中西学。
ズブ濡れの野人はそのまま道場へ入ることなくわきに停めたマイカーに籠城。半裸のまま朝食のスパゲッティ(中西手作り)をカッ食らう驚愕の猛デモを敢行しました。
「別に隠れて食べてる必要ないけどみんながいる前で食う必要もない」と聞き様によっては哲学的なニオイも感じる持論をブチ上げた野人。
この一連の半裸朝食デモ、私としては2000年代初頭の定番コント「タイツ1丁でタクシー」へのセルフオマージュと解釈します。
朝は1人だった野人ですが昼は道場隣の合宿所で仲間と一緒にちゃんこ。パック納豆を一口で丸飲みするなど、ここでも桁外れのパワーを炸裂させます。
ちなみにちゃんこ番の小松と田中はイケメン若手として紹介されていました。特に異論はありません。
昼メシ前のシャワーシーンではR指定の豪ケツまで大公開した野人。
これはもはや野放しの中西ランド状態。
大本営・テレビ朝日に負けず劣らず、敵国・フジテレビにも熱烈な中西シンパが存在しているようです。
この日道場にいたのは永田裕志、小島聡など。中西を含めた第三世代の3人が番組のメインとなりました。
黙々と自転車を漕ぐ荒武者・後藤洋央紀は特に紹介もされず昼メシにも不参加。今後は同級生・柴田勝頼らとともに世代超えを企ててほしいところです。
「首投げ」「金星」などのスラングを半裸でレクチャーする永田と小島。
パワーでは中西に及ばないと悟ったのかソフトな下ネタ路線で勝負です。
なお永田裕志は、前述のシャワーシーンにおいて「前」を露出。お茶の間にブルージャスティスを見せ付けました。
中西、永田たちと同じ日に撮ったかは不明ですが、100年に1人の逸材・棚橋弘至も合宿所のお洒落なデッキから参戦。
名門・立命館大学で何のサークルに入ってたかについて言及はありませんでした。
棚橋の他の個別対応組は真壁、ライガー(合宿所単身赴任)、小林邦昭(合宿所管理人)。
この手のネタでいつも残念なのは、レインメーカー・オカダやイヤァオ・中邑真輔らのヒール勢が参戦できない事でしょうか。
リフォームしたてで綺麗な合宿所とイジられキャラのゆかいな先輩たち。
これが実際の雰囲気かどうかはともかく、昭和-平成初期の豪快理不尽エピソードに胸踊らせた者からすれば隔世の感である事は否めません。
しかしこれらは会社として今を生きるためのいわばギミックチェンジ。オッサン世代の私達も懐古に浸ってるだけではいけないのでしょう。
まあ、野人中西を見ているとそんな理屈はどうでも良くなるんですが…。

2014/11/12

わたしが見た日本 中国人プロレスラー奮闘記

録画した日〔2014/11/9:NHKBS1〕

日本で武者修行中の「世界初の中国人プロレスラー」王彬(ワンビン)を追いかけたドキュメント。
所属団体は「IGF」ですが総帥・アントニオ猪木の登場はありませんでした。
チャリティ興業で訪れた相馬市のチビっ子と触れ合うワンビン。とても朴訥そうなイイ奴タイプの二十歳です。
身長は公称190cm。かつて猪木は「中国には2m級の大物がゴロゴロいる、ンムフフフ…」とブチ上げていましたが、190cmならゲノム的にはミリ単位の誤差と言えるでしょう。
ワンビンのプロレスデビューは昨年の大晦日興業「INOKI BOM-BA-YE 2013」。なんとあのケンドーカシンから3カウントを奪っています。
ここでお気の毒なのは「格上の選手」というナレーションで片付けられた噛ませ犬・カシン。
これも宿敵・サイモン猪木の差し金なのでしょうか。
そのサイモン猪木をはじめ、リアルビースト・藤田和之やビースト・ボブサップ、ケロチャン・田中リングアナなどゲノムメンバーもいろいろと登場。
IGFを1度も見たことがない私にとっては嬉しい生存確認です。
ワンビンの夢は中国でのプロレス興行。
中国はもちろんパキスタンやらピョンヤン(北朝鮮)やらにまで進出しているIGFなら容易い話だと思われたのですが…。
はるばる中国上海まで乗り込んだワンビン達を待っていたのは開催NGというつれない返答でした。
昨今の日中関係悪化が集客やスポンサー集めに影響している模様。
ただケンカ別れではないので、猪木の肩書が衆議院議員のうちに再チャレンジしてほしいところです。
ちなみに興業開催を見越していたIGFは、ドロップキック=「爆撃蹴」 ブレーンバスター=「脳破壊投」 コブラツイスト=「地獄毒蛇巻」など技の中国語訳を会議で決定。
ワンビンの猛デモ(ケロちゃんのアオり付)が報われる日を待ちたいと思います。
そしてこの猛デモでバンプを取っていた金髪の青年は、いつの間にかIGF入りしていた破壊王Jr・橋本大地。
親父・橋本真也の「水面蹴り」は中国流浪中に編み出された殺人兵器。
ここで会ったのも何かの縁。日中の同世代ライバルとして鎬を削ってほしいものです。
何かとシャレが通じない日中関係。
“どうってことねぇよ”のイノキゲノムにおいても、ワンビンをWWEの「ルセフ」にするのは絶対NGです。
“世界初の中国人…”を売りにするとしたらヒールギミックは避けたいところ。
ワンビンはプロレスラーという観点では結構窮屈な境遇に身を置いているのかもしれません。
そう考えると、プロレスと総合のいいとこ取り、もしくは両取りができるIGFはワンビンにとって願ってもない環境でしょうか。
そして何より、高円寺の道場(アントニオ猪木道場)は、ボスの 元パンクラス・高橋義生氏をはじめとする良い仲間に恵まれた素晴らしい環境のようです。
客とスポンサーを呼べる男がNo1の世界。
スキルを上げるのが大前提ですが、日本で暮らす何万もの中国人を味方に付ければ大化けもあり得るワンビン。
とにかくあと3年ぐらいは辞めないで続けてほしい。
そのためにもIGF総帥には「もう、オレは関係ねぇですから」をしばらく封印していただきたいと思います。

2014/11/11

WWEロウ #1118

録画した日〔2014/11/7:JSPORTS3〕

PPV「ヘル・イン・ア・セル」でWWE王座への挑戦権を手に入れたジョンシナ。
一夜明けたサンアントニオ大会ではトリプルH夫妻から悪の勧誘を受けます。
NBA王者「サンアントニオ・スパーズ」をからめてお得意の地元ヨイショに勤しんでいたシナ。
しかしそこにステファニーマクマホンが乱入。
要件は、客に媚なんか売ってないで一緒にサバイバーシリーズで戦いましょうというものでした。
正義漢のシナはもちろんこの誘いを拒絶。
すると今度はCOO・トリプルHが登場。Authority軍が誇る充実の福利厚生、生活保障を、SWSメガネスーパー社長のごとく切々と説いて聞かせます。
ごっつぁんレスラーなら泣いて喜ぶ厚遇もファンのために生きるシナには無関係。
勧誘受諾どころかAuthorityに反旗を翻し、来たるサバイバーシリーズ用の「シナ軍」参戦メンバー集めを始めました。
とりあえずシナが目を付けたのはドルフジグラー。しかし、シナ軍入りはAuthorityからの制裁を覚悟する必要があります。
対抗戦の定員は「5」。次回からはあれやこれやのメンバー集めコントがストーリーの中心となるのでしょう。
これによりシナのベルト挑戦権はスッポ抜け状態。王者・レスナーは「4大PPV」に位置するサバイバーシリーズにも顔を出さない見込みです。
しかし、ここまで出て来ないとなると逆にベルトのありがたみはアップするのでは?
私としてはここ数年適当だった団体対抗戦に力点が置かれることになって嬉しい限り。
外注費削減政策も悪いことばかりじゃありません…。

<メモ>
  • オートンがついにセスロリンズをRKO葬
  • ルセフに完敗したビッグショーとヘンリーが今さら仲間割れ
  • ライバックが「Feed me more」チャントを復活、ボーダラスに完勝してベビーターンの予兆