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2012/12/29

世界の料理ショー #37「テンダーロインステーキ アムステルダム風」

録画した日〔2012/12/27:テレビ東京〕

仔牛のヒレ肉を使ったオランダ・アムステルダム風のゴージャス料理に挑戦。
かかる食材費用は「ハンバーガー4個とアイスキャンディ1本分」と大ボラを吹くグラハム・カー。その報いなのか、今回はショー史上かつてない大火炎地獄に見舞われます。
事件は、中盤のお決まり・ワインガブ飲み休憩後に勃発しました。
仔牛ヒレ肉を放り込んだ巨大オーブン内でボヤが発生。大量の溶かしバターに引火し、その炎は悪魔のような火柱と化してカーに襲いかかります。
しかし、カーは「ダイジョブよ♪」と冷静沈着。あわてて放水用ゴムホースを持ち出したセコンド・スティーブに「ゴムホースが燃えちゃったらどうすんだよ!」「タバコの火貸してくれませんか?ぐらい言えねぇのか!」と余裕綽々のパワハラを浴びせます。
火炎の恐怖に全く怯まないカーは淡々と料理ルーチンを遂行。裏側に焼き目を付けるため、炎上中の巨大オーブンに再度ヒレ肉を投入します。
もちろん結果は、1回目よりも大きな地獄の業火に…。
あくまで泰然自若のカー。客席の笑い屋連中に「火のまわりで皆んなで踊りまくろうか♪」と豪快無比な火事場ジョークをブチ上げました。
2度の炎上にも全く懲りないカーは、副菜作りで定番戦術・フランベを敢行。1m級の火炎アートで見る者を魅了します。
ちなみに「仔牛のベッド」役のこの副菜は、ワイン、ウイスキーにシェリー酒と完全R-20バージョン。仔牛なしでも十二分にウマそうな贅沢極まりない逸品です。
何事も無かったかのように顔芸で締める炎の達人・カー。
25分弱に大ボラ→酒→火炎のジェットストリームアタックを計3発ブッ放すエネルギーは、ジャパニーズ料理の達人では到底太刀打ち出来ない最強・最凶レベルです。

なお2012年最終戦のはずだった次回「#38エビのクリーム煮 ニューオリンズ風」はゴジラ松井の奇襲で越年に…。
このエビ回も「神回」との情報アリ。新春カー再降臨が楽しみです。