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2015/12/09

WWEスマックダウン #849

録画した日〔2015/12/7:JSPORTS3〕

感謝祭(Thanksgiving Day)特別版と銘打たれたインディアナポリス大会。
WWE王者シェイマスとロマンレインズの抗争が本格的に開始されました。
例によって「Right Now!」の気構えで臨むレインズ。リングは再戦の舞台「T.L.C」仕様です。
一連の無慈悲アングルこそ上層部による究極のゴリ押し。完全無欠のベビーフェイスになれるのか、今こそ正念場と言えるでしょう。
新王者のシェイマスはリングに上がらず入場口でレインズに対応。偉そうに振る舞いながら実際は及び腰というヒール王者の鉄板芸を披露しました。
ちなみにPPVでレインズが王座に就いていた時間はたったの「5分15秒」。シェイマスは今後これを何かにつけてネタにしていく模様です。
トリプルH夫妻が休みのこの日は2人による演説合戦で終了。
相棒・アンブローズはIC王座戦線に編入となったので、レインズにはこれから文字どおりの孤軍奮闘が求められます。
ブーイングが減っただけで安定感とは程遠い現状。アンブローズの寝返りなど、もう1、2発無慈悲アングルを投入すべきではないでしょうか。

2015/12/08

WWEロウ #1174

録画した日〔2015/12/5:JSPORTS2〕

カントリー音楽の聖地・ナッシュビル大会。
前夜のPPVで勃発したWWE王座移動劇について当事者がそれぞれ見解を表明します。
オープニングに登場したのは一連の青写真を描いたトリプルH。
「(ロマンレインズは)オレに従わないからこうなった」とお客さんのヒートを買いましたが、よくよく考えればこれは団体COOとして至極真っ当な業務判断です。
2人の確執に乗じて久々に頂点へと返り咲いたシェイマス。お客さんからの「バカげた頭(You Look Stupid!)」チャントなど意に介さず、傲慢不遜にダーティチャンプっぷりをアピールします。
ただこちらもよくよく考えればマネーカバンの権利を正規の手段で行使しただけの事。髪型はともかく前夜の一件で悪びれる必要はありません。
そして前夜わずか5分天下に終わった悲運のレインズは「前王者」の権利としてリマッチを要求。
これが当然のごとく却下されると、最近見なかったルセフ(新婚)がなぜか緊急参戦して追い打ち。
親友・アンブローズの助太刀もなかったことから、今後は1人ぼっちで巨大権力に立ち向かうアングルになるようです。
これらトリプルH注入の劇薬によりレインズへのブーイングはさすがに激減。後はいつどうやってベルトを移譲するのかの問題となります。
今度ミスったらレインズの存在意義にも関わるので、入念なマーケティングの上でどうか焦らず事を進めてほしいものです。

<メモ>
  • タッグのレジェンド・ダッドーリーボーイズがワイアット一家の咬ませ犬になる
  • 世界最強の漢・マーク・ヘンリーは小兵ネヴィルの咬ませ犬に
  • 3バカ・ニューデイが結成1周年をむかえたとの事

2015/12/07

WWE PPVスペシャル「サバイバーシリーズ 2015」

録画した日〔2015/12/3:スカチャン1〕

「アンダーテイカー25周年」の看板を掲げてアトランタで開催されたPPV。
ただしメインはテイカーの試合ではなく、WWE王者決定トーナメントの決勝戦でした。
決勝カードはロマンレインズvsアンブローズ。この「シールド」同門対決を渾身のスピアで制したレインズが悲願の初戴冠を果たしました。
親友同士の対戦はさすがのクオリティ。何かにつけて厳しかったお客さん連中もレインズの大きなステップアップを讃えます。
お祝いの紙吹雪(超大量)が舞う華やかムードの中、やおらリングインしてきたのはトリプルH。悪い事ばっかり考えてるCOOはあらためてレインズを自軍へ勧誘します。
これに対してレインズの返答は渾身スピア一撃。リスク上等で正義を貫き、戦うチャンピオンとしての熱い気概をブチ上げたのですが…。
トリプルHのリングアウトと同時になんと今度はマネーカバン保持者・シェイマスが緊急乱入。ふと魔が差した状態のレインズに特大のブローグキックをブチ込みます。
もちろんこの流れでシェイマスはマネー権利を行使。
実質3試合目となるレインズにもはや余力はなく、取りたてホヤホヤのベルトをシェイマスへみすみす献上してしまいました。
考えもつかなかったこのタイミングでのシェイマス登用。
2人がいつからどこでどうリンクしていたかは不明ですが、トリプルHがレインズよりも前からゴリ押ししてたのがシェイマスであることも事実です。
一方、またもやベルトに逃げられた悲運のレインズ。しかし何をやっても「Boo!!」を食らう現状を打破するにはこれがベストの策であるという見方も。
損をする人は誰もいない、すこぶる前向きなバッドエンドだったと思います。

①トーナメント準決勝:ロマンレインズvsデルリオ
チラホラじゃない結構な量の「Boo!!」を浴びながら大本命のレインズが順当勝ち。
決勝の相手は親友・アンブローズか悪漢・オーエンズ。どっちと当たっても会場の風当たりは冷たそうな気がします。

②トーナメント準決勝:アンブローズvsオーエンズ
大方の予想どおりアンブローズが決勝進出。
これでロリンズが返上した最高峰ベルトをレインズとアンブローズが争う事に。3年前のこのサバイバーシリーズでデビューした3人組「シールド」の成長っぷりは驚異的です。

③5対5対抗戦:ウーソズたちvsニューデイほか
伝統だしやっとくか…、ってな具合にしょうがなく組まれた感アリアリの5vs5エリミネーション戦。
勝ったのはウーソズたちベビー軍(ライバックとルチャドラゴンズ)でしたが、もちろん最大の見せ場はニューデイの試合前面白トークでした。

④ディーバ王座戦:シャーロットvsペイジ
シャーロットの亡くなった弟さん(リードフレアー)のネタまで投入されたドロドロの因縁抗争。
今回はシェーロットに凱歌が上がりましたが一発精算とはならない感じ。賑やかだったあの「ディーバ革命」はどこへ行ってしまったのでしょうか。

⑤ドルフジグラーvsタイラーブリーズ(withサマーレイ)
PPV初参戦の自撮りバカ王子・ブリーズがまさかの大金星。
目も当てられないジグラーの不遇は置いといて、マイナーリーグNXTでライバルだったヒデオイタミ(元KENTA。ケガで欠場中)にとってはいい刺激になったのではないでしょうか。

⑥テイカー兄弟vsワイアット一家
「25周年」の花相撲で負けるはずがないテイカー兄弟。
試合中はもちろん、入場から退場までお客さんも一体となっての大リスペクト祭りとなりました。