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2014/08/31

WWE PPV「サマースラム 2014」

録画した日〔2014/8/28:スカチャン1〕

今年もLAステイプルズセンターで行われた重要度=高のPPV。
メインはジョンシナvsブロックレスナーのWWE王座戦です。
投げっ放しやら起き上がりこぼしやら実に16発のジャーマンスープレックスを打ち込んだ猛獣レスナー。
とどめはもちろん恐怖の殺人技F5。ジョンシナに最初から最後まで付け入る隙を与えることなく、あっさりと最高峰2本のベルトを掻っさらってしまいました。
レッスルマニアでテイカーの偉業を粉砕しサマースラムでは世界王座奪取。
2大PPVにおいてWWEスーパースターとしてこれ以上望むべくもないスポットを享受したレスナーですが、シナが「傭兵」と揶揄したとおりそのポジションはおいしいとこ取りのパートタイマーに過ぎません。
これから毎週2回TVショーに顔を出し、やったりやられたりの「戦線」を張る心構え(=契約)はあるのか?
色んな意味での危なっかしさを悪徳ハゲデブ・ポールヘイマンの手腕で何とかやり繰りしていってほしいところです。
一方、今回も散々な役どころをフッ掛けられたジョンシナ。
ダニエルブライアンの負傷欠場で転がり込んだチャンプの座は、それこそパートタイマー的にお役御免となってしまいました。
今さら腐ることはないでしょうが、来年のレッスルマニアまでのスパンでいいのでWWEの大正義らしいポジションに身を置いてくれることを期待しています。

①超人ハルクホーガンの開会宣言
LAに見参した”ハリウッド”ホーガン。
お得意のワッチャゴナドゥ節でこれから始まるサマースラム…、ではなく苦境に喘ぐ「WWEネットワーク」の大プロモーションをブチ上げました。

②IC王座戦:ミズvsドルフジグラー
自称ハリウッドスターのミズにとってはLA凱旋試合だったのですが、ドルフジグラーにピンを取られ敢えなく王座陥落。
無冠になっても勘違いハンサム傲慢キャラは継続してほしいものです。

③ディーバ王座戦:AJリーvsペイジ
かつてのAJリーを彷彿とさせるサイコキャラへのギミックチェンジを果たしたペイジが見事2度目のディーバ王座戴冠。
ちなみにペイジはこの日が22歳(!)の誕生日だったそうです。

④米露フラッグ戦:ジャックスワガーvsルセフ
完全アウェーのルセフ(withラナ嬢)が、会場の「U.S.A」「We The People」連呼をものともせずレフェリーストップ勝ち。
ラナ嬢が今後ものびのびと活躍できるよう、超大国米露が歩み寄ってくれることを切に願います。

⑤ランバージャック戦:ロリンズvsアンブローズ
シールドに何かしら痛い目に遭った1.5軍レスラー連中に囲まれる中、セスロリンズが同門落とし前決戦を制覇。
私としてはこの手のレギュレーションにおいて定型業務としていた「ヨシ・タツ(Yoshi-Tatsu)」探しができなくなった事実を痛感する試合でもありました。

⑥Y2Jクリスジェリコvsワイアットファミリーのデブ大将
回を重ねることで何となくしっくり来るようになったイデオロギー因縁抗争は、必殺のシスターアビゲイルでデブ大将が完勝。
2人とも今後目新しいことが無いんなら抗争継続、ワンモアマッチもアリでしょう。

⑦ステファニーマクマホンvsベラ姉妹(ブライアンの嫁のほう)
ブル中野級のグッドシェイプを誇るCOO夫人・ステファニー。
夫の介入と双子のベラ姉妹に勃発したまさかの仲間割れハプニングに乗じて、実に11年ぶりとなるリング復帰を勝利で飾りました。

⑧ランディオートンvsローマンレインズ
他のマッチアップにいろいろ話題を持ってかれすっかりノーテーマとなってしまった一戦は、次期エース候補のローマンレインズが完勝。
「順当」に負けてしまった毒蛇オートンの今後が気掛かりです。

WWEスマックダウン #782

録画した日〔2014/8/25:JSPORTS3〕

PPV「サマースラム」直前のシアトル大会。
超一流ハリウッドスターを自称するミズが、冠コーナー「MizTV」にローマンレインズを呼び付けました。
サマースラムの開催地はLAハリウッド。
48時間後の「地元凱旋(ただし自己申告)」を控え昂ぶるミズは、今やトップスターであるローマンレインズに対し傲慢スタイル全開で説教&小言を連射します。
先輩風を吹かせる勘違いハンサム野郎にリアルハンサム男・レインズはあっという間にブチ切れ。お得意のスーパーマンパンチで一蹴します。
レインズの頭の中は2日後のサマースラム毒蛇オートン戦1本。先輩(ただし自己申告)の出る余地はなかったようです。
後輩にブン殴られて商売道具を負傷したミズ。この後メイン戦でもレインズにKOされています。
シナやトリプルH夫妻など例によって主要スター不在の省エネモードとなったPPV直前のスマックダウン。
最初から最後までトップを張った小憎らしいIC王者の安定感が光りました。