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2014/03/15

WWEスマックダウン #758

録画した日〔2014/3/10:JSPORTS3〕

ロイヤルランブルでのゴリ押し復帰以来ブーイングを浴び続けているバティスタ。
ミルウォーキー大会のオープニングで怒りの所信表明演説をブチ上げます。
ランニングシャツにハンチング&グラサンという変態ファッションでマイクを握った野獣は「復帰した目的はチャンピオンベルト」「客席のお前らに好かれるつもりはない」「今のWWEは雑魚ばかり」と豪語。
ファンとしては腹立たしくもありがたい完全ヒールターン宣言です。
ランニングを脱いで半裸にハンチング&グラサンというド変態モードとなったバティスタは、これから業界のヒーローを一人一人破壊していくことを宣言。
その一発目は暴言連発に堪らず乱入してきたドルフ・ジグラーでした。
もちろんバティスタと今のジグラーがイコールのはずはなし。一撃必殺のバティスタボムで完膚なきまでの完勝です。
レッスルマニアまで5週間、バティスタはヒーロー=ベビーフェイス連中を潰して箔を付けつつオートンとの一戦に臨むのでしょうか。
その流れだとすると終着点はオートンではなくダニエルブライアンのはず。
「こんなはずじゃなかった」WWE上層部によるフレキシブルなブック改変に期待です。

<メモ>
  • セザーロ&スワガーの極右コンビに本格的な仲間割れの兆候
  • 「ブルガリアの野獣」の異名を持つルセフとかいう新人が顔見世
  • 次回RAWでワイアットファミリーvsシールドの第2戦が行われることに

2014/03/13

タイガーマスク #101「「虎の穴」の処刑」

録画した日〔2014/3/7:TOKYOMX〕

虎の穴のラスボス・ミラクルスリーが、伊達タイガーの舎弟・ケン高岡への挑戦を表明。
ブッカー馬場さんと当事者ケンはこれをあっさり受諾します。
「タイガー、聞いたか?」というスットボケにも程がある馬場さんはともかく、伊達タイガーはこのマッチメイクの危険性を深刻に懸念。
両者の圧倒的な実力差とケンの鉄砲玉気質を鑑みれば、愛すべき舎弟に命の保証はありません。
覚悟を決めたケン高岡は墓前での決起表明というプロレスラーの定番デモを敢行。師匠・伊達タイガーへの忠誠をリング禍で殉死した先輩・大門大吾に誓います。
そしてその光景を見届けた伊達タイガーは「犬死にだけはするなよ」と一言。
“3人”の絆を感じさせる名シーンです。
試合前の時点において、ミラクルスリーは正統派の実力者という位置付けでした。
そしてこれが初めての対日本人選手。
決戦の地・東京体育館に集まったプロレスファンの期待感はいやがおうにも膨れ上がります。
そんなファンを仰天させたのが、ミラクルスリーの大メタモルフォーゼ。
ゴング前おもむろに飛び上がったかと思うと白の虎覆面コスチュームに早変わり。
放送席からマイクを強奪して「レディース・アンド・ジェントルメン、たった今から私のリングネームは、タイガー・ザ・グレートだぁ!」とブチ上げました。
TV中継用マイクでの絶叫なので会場のファンに伝わったかは不明ですが、とにもかくにもミラクルスリーあらため今日からはタイガー・ザ・グレート。
試合直前の超展開でアッと言わせるこの手法は、昭和58年11月のザ・コブラデビュー戦におけるザ・バンピード(デイビーボーイ・スミス)へ継承されています。
名前だけでなくファイトスタイルも大転換したザ・グレートは、正統派イメージを180度覆す残忍無比の極悪ファイトでケン高岡を圧倒します。
このあたりはさすが虎の穴最高峰レスラー。先ごろ引退表明した某選手(パワー・ウォリアー、マスクドボルケーノ)も見習ってほしかった見事なギミックチェンジです。
起死回生のキーロックを仕掛けたケンを悠々と担ぎ上げるなど、反則技なしのストロングスタイルでも当然実力は段違い。
NYの帝王・ボブバックランドの定番怪力パフォーマンスは、実はこの日の東京体育館タイガー・ザ・グレートへのオマージュだったという事なのでしょうか。
全く歯がたたないケン高岡は苦し紛れの反則暴走。
しかしここでもザ・グレートは「やれんのか、イエローデビル」と封印ギミックをおちょくるマインドゲームを仕掛け、メンタル面でもケンをズタズタに叩きのめしました。
その名に違わぬ凄玉っぷりを見せつけたザ・グレート。
一方、命こそ落とさなかったもののケン高岡はボロボロ、戦列復帰は難しい模様です。
そしてこの一戦をもってエピローグへの仕込みは全て完了。
残り4話、伊達タイガー最後の戦いを待ちましょう。

2014/03/12

タイガーマスク #100「明日を切り開け」

録画した日〔2014/2/28:TOKYOMX〕

ミラクルスリー(=虎の穴ラスボス)案件が膠着状態の伊達タイガー。
いつもの様にちびっ子ハウスで気分転換を図りますが、この日は中堅キャラ・ヨシ坊の実のお父さんが訪れていました。
今までありそうでなかったちびっ子の帰還問題。
孤児を預かっているからには想定内の事象なのでしょうが、気晴らし感覚のチャリティ馬鹿が安易に首を突っ込めないガチンコムードが漂います。
生活苦から嫁(=ヨシ坊の実母)に逃げ出され、ちびっ子ハウス正門前にヨシ坊を捨てたこのクソ親父。
その後嫁とはヨリが戻り、8年ぶりに近所に来たら堪らなくなって会いに来ちゃったんだとか…。
これはメリケンサックでブン殴っても足りないレベルのクズ野郎。
しかし夫婦ともどもなぜか清貧ギミックで、自堕落系ヒールとしての影は一切描かれませんでした。
ヨシ坊両親のクズっぷりに拍車をかけるのが「弟」の存在。
ヨリが戻ってすぐにデキたらしいこのアカ抜けたクソガキは、困惑する“兄”ヨシ坊を無邪気に慕ってきます。
これにはヨシ坊はもちろん、8年間養育したハウス側も「ナニ作ってんだよ」と言いたいところでしょう。
伊達タイガーに促され取りあえず両親のアパートに赴いたヨシ坊でしたが、なんとそこには乳飲み子の妹まで…。
もはやネットスラングでいうところの「ぐう畜」。
あくまで清貧ギミックで描かれたこの両親、実は番組史上最悪のヒールユニットなのかもしれません。
両親のもとには当然居られず、かと言ってハウス内にも居づらくなってしまったヨシ坊。
こんな時こそ伊達タイガーの出番だと思うのですが、このチャリティ馬鹿は「毎日毎日を真剣に精一杯やっていくのだ」と適当に自己完結。
ヨシ坊は結局ハウスを退所。不条理極まりない散々なスポット回となってしまいました。
今回は記念すべき第100話。最終話まではあと5回。
この重要局面で流れをブッタ斬って中堅キャラをゴリ押しするとは、制作側でケツ決めの内紛が勃発しているのかもしれません。
いずれにせよミラクルスリー案件の進捗は無し。ストーリーは次回仕切り直し、そこから一気にクライマックスへなだれ込むものと思われます。
となると我らがBI砲の揃い踏みはもう見られないのか。
回想シーンでもいいのでその勇姿をもう一回見せてほしいものです。

2014/03/11

ワールドプロレスリング ~プロレスvsグレイシー柔術 異種格闘技戦 桜庭、永田vsダニエル、ホーレス

録画した日〔2014/3/9:テレビ朝日〕

2.9広島、2.11大阪のビッグマッチ2連戦から、桜庭&永田組の試合をピックアップ。
本線は大阪大会におけるvsグレイシー「異種格闘技戦」です。
グレイシー退治の叩き台となる広島大会では、桜庭が殺人兵器・アイアンフィンガーフロムヘルを強奪して大暴走。矢野&飯塚の極悪コンビの向こうを張るまさかの反則負けを喫してしまいました。
このIQレスラー突然の覚醒に永田裕志は大興奮を隠せない模様。試合結果を度外視し青い怪気炎をブチ上げます。
伝説の「10.9」で対峙して以来の因縁の2人はなかなかの名コンビ。大将役は1つ歳上の永田のようです。
そんな青義の御旗に守られた桜庭は、反則暴走だけでなくプランチャやスピニングトーホールドを披露するなど自由を満喫。
プロレス大賞も獲得した業界の功労者としてすこぶる幸せな余生と言えるのではないでしょうか。
ジャケットマッチとなった大阪決戦。グレイシー兄弟とは1.4ドーム以来の因縁です。
青の道着が鮮やかな大将・永田は、プロレスファンの仇敵・グレイシーにリングのド真ん中でバーリトゥードな白目攻撃を炸裂させました。
往時の緊張感とは比べるべくもないやっつけ異種格闘技戦は、道着による襟絞めを食らった桜庭がタップアウト。
グレイシーの秘技(?)に散ったグレイシーハンター。それこそ往時なら阿鼻叫喚の大事件ですが、ここはプロレスの範疇でマッタリと消化するべきなのでしょう。
そんな中乱入してきたのは、グレイシーならぬ「クレイジー」を名乗る矢野通。
どうやらグレイシー兄弟は懲りずに継続参戦、なんとその相手をするのは矢野&飯塚の超ヒール軍となる模様です。
イデオロギー抗争という概念が生きているとしたらこの段階で新日の完全勝利ってところか。
15年前の自分に「そんなに熱くなんなよ」と伝えたくなる2014年の大阪決戦でした。

2014/03/10

タイガーマスク #99「狼よ 血に吠えろ!!」

録画した日〔2014/2/21:TOKYOMX〕

いまだ何も仕掛けてこないミラクルスリー(=虎の穴ラスボス)の動向に焦れ気味の伊達タイガー。
この日は、日プロ本社への出勤途中に野良犬3匹の襲撃を受けるというアクシデントに見舞われてしまいました。
上着ボロボロの伊達タイガーを待っていたのはブッカー馬場さん。虎の穴から「ローンウルフ」とかいう刺客の挑戦を打診されたとの事です。
もちろんこれを受諾した伊達タイガーですが、何故にミラクルスリーじゃないのか、さっき襲ってきたのは野良犬じゃなくて狼(=ウルフ)だったんじゃないかと諸々モヤモヤは晴れません。
残り放送回数からして虎の穴最後の刺客となるであろうローンウルフ。
カナダの山奥で本物の狼に育てられたという凄まじい生い立ちを誇り、その後入門した虎の穴では伊達タイガーの舎弟・ケン高岡と同期だったとの事です。
そんなギミック抜きのリアル狼人間という触れ込みだったローンウルフですが、なんと試合会場に車で乗り付けるというトホホな俗物っぷりを披露してしまいます(しかもキッチリ5分前到着)。
後部座席に狼を乗せてはいるもののこれは完全にアウト。
まあ、ビジネス上の体裁を一切気にしないあたりはある意味根っからの野生児(天然)と言っていいのかもしれません。
試合が始まるとローンウルフはいちおう野生の本能を全解放。噛み付き攻撃一辺倒で伊達タイガーを大流血に追い込みます。
なお、このマッチメイクはあくまでミラクルスリーによる伊達タイガー分析が主目的。
こんな粗野な展開から何を得るのか?、虎の穴ラスボスのミステリアスムードに拍車が掛かります。
終始押し気味のローンウルフでしたが場外戦で思わぬハプニングに遭遇。
あろうことか記者席のブン屋が吸ってたタバコがなんかの紙に引火、野生の狼だけに炎にはメッキリ弱いらしく一気に劣勢となってしまいました。
「場内禁煙」という概念が希薄だったいにしえの昭和の落とし穴。
それにしても、飛行機で日本に来て車運転してるような「現代人」がいまさら炎にビビるものなんでしょうか。
ブン屋の火の不始末から一転敗色濃厚となったローンウルフ。
しかしピンチの後にチャンスあり、墓場となり掛けたリングからは大きな満月が見えたのでした。
炎が弱点で満月で蘇生するというなんともステレオタイプな狼人間。
繰り返すようですが、こいつは東京の街をハンドル握って移動するスマートな現代人です。
月に吠えるローンウルフに手を焼いた伊達タイガーでしたが、その突進力を利した巴投げ風の新技でキッチリ料理。
しかしこの快勝劇は、ミラクルスリーに新たな情報を提供するネガティブな一面も併せ持ちます。
今回もニアミス止まりだった両雄。もはや引っ張るネタも出し尽くしたはずです。
次回は節目の第100話で残りはトータルあと6回。
ミラクルスリーとの顛末は?、ディーバ・ルリ子さんとの恋の行方は?、総まとめの最終決戦が待ちきれません。

2014/03/09

WWEロウ #1083

録画した日〔2014/3/8:JSPORTS3〕

超人・ハルクホーガン(レッスルマニアのホスト役に就任)、狂乱の貴公子・リックフレアー(事前番組のゲスト)に季節労働者・アンダーテイカーまで登場したグリーンベイ大会。
前夜開催の「エリミネーションチェンバー」の結果をふまえ、Road To Wrestle Maniaに加速が掛かります。
レッスルマニアメイン戦での一騎討ちが決まったランディオートンとバティスタ。
ロイヤルランブルでのゴリ押し復帰以降「ブーティスタ」と酷評に晒されるバティスタへ、王者オートンは「歓迎されてないゼ」とシュート度数の高い挑発を仕掛けます。
これを受け満を持してのヒールターンを敢行すると思われたバティスタですが「オレはこのビジネスを愛してる」とあくまで実直なキャラを曲げない模樣。
近来稀に見る嫌われっぷりのバティスタと、いまいち突き抜けないオートンの抗争にほど良い落としどころはあるのでしょうか。
30回目という節目であり、ビッグビジネス「WWEネットワーク」の旗揚げ第1戦PPVでもある今度のレッスルマニア。
今回RAWではテイカーvsレスナーのビッグマッチが緊急決定、ブライアンがトリプルHへ宣戦布告するなどワクワク要素が同時多発的に勃発しています。
となるとあとはメイン戦の整備だけ。
オートンvsバティスタのまま雪崩れ込むとは思いたくありません…。

<メモ>
  • 久々登場のホーガンはオープニングの演説のみで退場
  • 会場人気急上昇のセザーロが、極右パートナー・スワガーと仲間割れ寸前に
  • シナがワイアットファミリーと本格抗争をしてしまう模樣