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2014/03/12

タイガーマスク #100「明日を切り開け」

録画した日〔2014/2/28:TOKYOMX〕

ミラクルスリー(=虎の穴ラスボス)案件が膠着状態の伊達タイガー。
いつもの様にちびっ子ハウスで気分転換を図りますが、この日は中堅キャラ・ヨシ坊の実のお父さんが訪れていました。
今までありそうでなかったちびっ子の帰還問題。
孤児を預かっているからには想定内の事象なのでしょうが、気晴らし感覚のチャリティ馬鹿が安易に首を突っ込めないガチンコムードが漂います。
生活苦から嫁(=ヨシ坊の実母)に逃げ出され、ちびっ子ハウス正門前にヨシ坊を捨てたこのクソ親父。
その後嫁とはヨリが戻り、8年ぶりに近所に来たら堪らなくなって会いに来ちゃったんだとか…。
これはメリケンサックでブン殴っても足りないレベルのクズ野郎。
しかし夫婦ともどもなぜか清貧ギミックで、自堕落系ヒールとしての影は一切描かれませんでした。
ヨシ坊両親のクズっぷりに拍車をかけるのが「弟」の存在。
ヨリが戻ってすぐにデキたらしいこのアカ抜けたクソガキは、困惑する“兄”ヨシ坊を無邪気に慕ってきます。
これにはヨシ坊はもちろん、8年間養育したハウス側も「ナニ作ってんだよ」と言いたいところでしょう。
伊達タイガーに促され取りあえず両親のアパートに赴いたヨシ坊でしたが、なんとそこには乳飲み子の妹まで…。
もはやネットスラングでいうところの「ぐう畜」。
あくまで清貧ギミックで描かれたこの両親、実は番組史上最悪のヒールユニットなのかもしれません。
両親のもとには当然居られず、かと言ってハウス内にも居づらくなってしまったヨシ坊。
こんな時こそ伊達タイガーの出番だと思うのですが、このチャリティ馬鹿は「毎日毎日を真剣に精一杯やっていくのだ」と適当に自己完結。
ヨシ坊は結局ハウスを退所。不条理極まりない散々なスポット回となってしまいました。
今回は記念すべき第100話。最終話まではあと5回。
この重要局面で流れをブッタ斬って中堅キャラをゴリ押しするとは、制作側でケツ決めの内紛が勃発しているのかもしれません。
いずれにせよミラクルスリー案件の進捗は無し。ストーリーは次回仕切り直し、そこから一気にクライマックスへなだれ込むものと思われます。
となると我らがBI砲の揃い踏みはもう見られないのか。
回想シーンでもいいのでその勇姿をもう一回見せてほしいものです。