Translate

2012/09/17

ワールドプロレスリングアンソロジー #5「発掘!タイトルマッチ秘蔵傑作撰」

録画した日〔2012/9/8:朝日ニュースター〕

全国100人単位でしかいないであろうオッサンマニア層向け番組の#5は、新日マットで行われた「タイトルマッチ」の秘蔵アーカイブ集。
WWF、IWGPはおろかNWFさえも完全スルーという、ニッチかつマニアックなラインナップとなりました。
一発目は1979年福岡での「北米ヘビー級選手権」。
地元の英雄・坂口征二に、流星仮面・マスクドスーパースターが挑みます。
190cm超の両雄のファイトは、今見ると迫力満点。ナビゲーター流智美氏の情報によると、世界の荒鷲ご本人からしても「ウマが合う好敵手」同士だったようです。
当時小学生だった私の目線では、荒鷲、流星仮面ともに「パッとしない中堅連中」というイメージ。
21世紀の現在からすればそれは”誤認識”となるんですが、逆に言えば猪木、タイガー、ホーガン、アンドレetc...と、当時の新日が尋常でないハイレベル軍団だったという事になるんでしょう。

この他の流智美セレクト・一般受け無視ラインナップは以下のとおり。
  • 1979年四日市大会:「北米タッグ」坂口&長州vsストロング小林&デュオランバダ木村健吾
  • 1982年沖縄大会:「NWAジュニア」レスソントンvs星野'ビッシビシ'勘太郎
  • 1983年蔵前国技館:「NWAジュニア王座決定戦」小林邦昭vsダイナマイトキッド
私としては、30年超もの間「まだ見ぬ強豪」扱いだったNWAジュニア王者・レスソントンの動く姿を映像で確認できてとても有意義でした。
スポンサー「三協アルミ」にも負けず劣らずのゴツゴツ系質実剛健ファイター。ゴールデンタイム向きではありませんが、「内部」からはリスペクトされそうな職人レスラーという印象です。

1983年のキッドvs邦明は、佐山タイガー負傷による王座決定戦。
律儀な佐山タイガーは、東スポ重鎮・桜井さんの隣で実況出演です。ちなみに元祖虎ハンター・小林邦昭はこの試合で初めてパンタロンを穿いたとの事でした。

放送5回目にして猪木、タイガー、藤波不在のアンソロジー。ナビゲーター流智美による独走状態に突入している状況です。
マニア、オッサンを自負する40歳の私でもWikipedia併用でなければついて行けない波状攻撃、次回#6以降も何とか喰らいついて行こうと思います。