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2012/10/07

警視-K #2「コルトガバメントM1911」

録画した日〔2012/10/6:日本映画専門チャンネル〕

ガッツ所属の今宿署管内で、全身の血液が抜き取られた射殺体が発見されます。
この気味の悪い事件、手がかりは使用された拳銃「コルトガバメントM1911」だけでした。
ガッツがレギュラー情報屋・川谷拓三が仕入れたネタから、一枚噛んでるらしいアメリカ人留学生が浮上。
本庁・金子研三は手柄横取り的にさっそく逮捕しますが、この留学生、実際は居酒屋でまじめに働く好青年で見るからに「シロ」でした。
イヤミな金子研三は、教科書どおりセオリー重視の捜査方針を持つ本庁のエリート警視。
まんまと出し抜いたつもりでも最後はミジメにやり返される、典型的な噛ませ犬キャラとして無頼漢・ガッツの魅力を引き立たせます。
ちなみにイイ所もあって、この人の台詞だけは非常に聞き取りやすいです。
「シロ」のアメリカ人留学生を救ったのは、何とガッツの娘・奥村真粧美でした。
この稀代の超良血自然体ナチュラル大根女優は、警察署内に堂々入り込みガッツによる取り調べの通訳を担当。流暢なイングリッシュを駆使して留学生の無実とちょっとした捜査の新ネタを聞き出しました。
さすがはガッツ&玉緒さん家のお嬢さん、いいとこに留学でもしてたんでしょう。
結局、気味悪い連続吸血事件の真犯人はサイコパス系のヒョロっとした日本人。犯人の自室へと乗り込んだガッツは、カウボーイの投げ縄のような「投げ手錠」でサイコパスを捕獲します。
どうやら拳銃は使わない方針のようで、この投げ手錠がガッツのフェイバリットホールドみたいです。

毎回気ままにいろんな宿場に行く座頭市とは違い、今宿署というちゃんとした「勤務地」があるガッツ。
主役を取り巻く共演者や設定は、ある程度固定されたものになります。
  • 自宅はトレーラーハウス(今回#2では新宿あたりのJRガード上に停泊)
  • 赤いバスローブ&食事シーン&シャワーシーンは必須項目
  • なぜかディスコに行く
  • 子分1「谷崎弘一」実際にガッツの子分(弟子)。TV版座頭市でも活躍。
  • 子分2「水口晴幸」舘ひろしも所属の不良バンド・COOLS元ボーカル。
まだ放送2話目なのであやふやな所もありますが、前述投げ手錠の他のガッツ定番ギミックはこんな所でしょうか。
ヒラメキ重視の自由気ままな天才ガッツ。
ストーリーや演出の指揮系統を完全掌握してるようなので、各種設定を全とっかえする「ガッツレボリューション」が発動する危険性も十分にはらんでいます。
気づいたら仕込杖でメッタ斬りしてた…、そんな超展開まで想定しておく必要があるでしょう。
今後はテコ入れ的に豪華ゲスト陣が続々参戦する模様。
私としては、役者魂ゼロの娘さんとメシを食うだけの1時間でも全然OKなので、とにかくノビノビとやりたい放題に暴れまくっていただきたいと思います。