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2012/10/08

ワールドプロレスリングクラシックス #187「UWF特集」

録画した日〔2012/6/1:テレ朝チャンネル〕

第一次UWF出戻り期の新日アーカイブ集。
今回は昭和61年6月17日の名古屋・愛知県体育館大会から、外国人軍団6人タッグ&高田延彦のIWGPjr防衛マッチというラインナップです。
Uの大将・前田日明は、木戸修+藤原喜明という頼もしい兄貴分と6人タッグ戦に挑みます。
この5日前には、伝説の大阪城ホール決戦でドラゴン藤波を病院送りにしている新時代の格闘王。
しかしどうも今日は小さくまとまっているような…。
それもそのはず、対戦相手は狂犬・ディックマードック&流星仮面・マスクドスーパースター&サモアの怪鳥・ワイルドサモアンという、業界の「中の人」であれば誰もが恐れおののくナチュラル系ブルファイター。
特にマードックとサモアンはスイッチが入ったら手が付けられないウルトラトンパチ野郎です。
”プロレス道”にのっとり、ジェントルかつ慎重な外国人対応に終始する格闘集団UWF軍。もちろん試合のハンドルを握るのは、百戦錬磨の外国人トリオです。
最後は狂犬と流星仮面の「じゃあトットと決めろや、若造」的な分断ムーブを合図に、前田が必殺フライングニールキックをサモアンに一閃。
ある意味シュートマッチよりも恐ろしい6人タッグを何とか無事故無違反の白星で飾りました。

もう一試合はチャンピオン高田対コブラのジュニアタイトル戦。
それにしても高田のプロレスは面白い。そしてそのスキルと頭脳はUWF本編ではなく崩壊後のUWFインターで大爆発します。
体が動くうちに”こっち側”へ戻って来てくれれば良かったんですが。

当時中学生だった私は「U」にばっかり目が行ってましたが、今見ると狂犬マードックのゴツさ&強さにシビレまくりです。
天性のプロレスラー・マードック。前田相手にお得意の尻出しムーブを炸裂させれば、そのまま「U」の理念を崩壊させる事ができたかもしれません。