Translate

2012/10/07

徳光和夫のトクセンお宝映像! ▽王貞治特集世界記録達成の舞台裏

録画した日〔2012/10/1:BS日テレ〕

泣き芸の始祖・徳光さん主宰による「昔のことを楽しく思い出し、振り返ることができる」というコンセプトの情報エンターテインメント番組。
今回は世界のホームラン王・王さんの特集です。
新聞テレビはもちろん、ケイブンシャの大百科からピンクレディのレコードまで日本の全てのメディアで語り尽くされた王さん標準フォーマット。
さすがに新ネタは出るはずもありませんが、王さんご本人の降臨と、徳さん脳内&日テレ映像のWアーカイブ攻勢は、自然と愛の溢れる重厚な内容となりました。
ドキュメント内容は、デビューから、荒川道場、ミスターとの競演、HR世界記録、引退まで等々の我々オッサン世代なら時系列で暗唱できるレベルの王さん標準内容。
私としては生涯最後の1本「868号」の映像を再確認できて嬉しい限りです。

もはやネタの域に達している王さんの超絶打撃記録。
打撃三冠はもちろん、2位の落合に「1000」近くの差をつけてるフォアボール数はクレイジー極まりない大記録と言えるでしょう。
プロ野球はデータを眺めるだけでも楽しむことができる不思議なジャンル。
そしてそのデータは時代につれ進化しています。
王さんの凄い所は、データが進化・細分化されればされる程に規格外モンスターとしての爪跡が浮き彫りになる事です。

【通算OPS】出塁率+長打率
  1. 王さん_1.080
  2. 松井_0.995
  3. カブレラ_0.993
  4. 落合_0.987
  5. 小笠原_0.941
【通算RC27】1~9番全員がその打者だったらで27アウト=9イニングで何点とれるか?
  1. 王さん_11.40 
  2. イチロー_8.65 
  3. ミスター長嶋_8.62 
  4. カブレラ_8.59 
  5. 張本_8.48 
OPSやらRCやら、昭和世代には何だかわからないけどガチ度合の高そうな指標でも、王さんはK点超えのビッグワンぶりを炸裂させ当然のごとくトップに君臨しています。

そんな記録はもちろん凄いのですが、何より王さんが素晴らしいのは初代国民栄誉賞の聖人ギミックを決して裏切らない所だと思います。
この番組でも、小学生だった私が初めて見た時のまんま、真面目で強くて優しい「王選手」でした。
既に現役後のキャリアの方が年数的に上回っている世界のビッグワン。
巨人、ダイエー、WBCと、監督としてのキャリアでもNPB史上屈指の実績を残しています。
しかし私としてはたったの4,5年しかリアルタイム遭遇できなかったバットマン・王選手の印象が絶対的。人生で初めて遭遇したスター、王選手は今までもこれからも圧倒的なスーパーヒーローです。