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2012/09/08

永遠の銀幕スター魅惑の歌声

放送時間〔21:00~22:55:BSジャパン〕

昭和の超大物映画スターが残した名曲のアーカイブ映像集。
我らが座頭市=勝新太郎が唄いまくるという情報を聞きつけて、土曜夜のTV前で正座して観戦しました。
実際のところ、座頭市唄いまくり情報は私の認識違いだった模様。
勝新太郎の出番は、人生いろいろ・浜口庫之助を従えて石原裕次郎「粋な別れ」をムーディー極まりなく唄い上げた1988年の映像だけでした…。
1988年=昭和最後の年の勝新太郎。
前年の独眼竜政宗(豊臣秀吉)と、翌年の”映画版座頭市”復活の間のエアポケットの年だったのでしょうか。
バブル風情噴出のカクテルなんかを飲みながら、気持ちよさそうにシャウトしています。
まあ、楽しそうで何より。
この勢いで映画スター・勝新太郎の勇姿をもっと見たかったんですが、この番組の趣旨はちょっと違ったようです。

番組テーマは名門映画会社「日活」のスターアーカイブ(勝新太郎は他団体「大映」所属)。
石原裕次郎、吉永小百合、小林旭といった日活レジェンドの映像がダイナマイト百五十屯分投下されました。
男女問わず、とにかくみんな見た目がカッコイイ。歌詞も十二分にロック&パンクなクオリティです。
平成の世のJ-POP勢は、跪いて古き良きかの時代に教えを請うべきではないでしょうか。

「時代」というフレーズで片付けてしまってはいけない、真正面からエンターテイメントに向かい合っていたレジェンドの凄みを感じるアーカイブでした。