録画した日〔2012/8/31:TOKYO MX〕
漁業の町「海北市」でのワールドリーグ戦地方興行。伊達タイガーは殺人鬼・ロジンスキーとの公式戦を迎えます。
この海北市、Wikipediaで調べても該当する地域はありません。政府主導の平成の大合併で淘汰されてしまったのでしょうか…。
ちなみに今回は、列島に「津波注意報」が発令される厳戒下での何とも不謹慎な沿岸地方興行。
ただし、あくまでもこれは40余年の時間が生んだ皮肉なマジック。日プロ、TOKYO MXいずれにも落ち度はないことを強調しておきます。
伊達タイガーは海北大会の前日、原爆頭突き・大木金太郎とのコンビで地中海の人間戦艦・ドンルカーチ&密林の王者・ターザンメイラー組とのタッグマッチに参戦。
この試合で”胸鎖関節亜脱臼”という大怪我を負ってしまいます。
地方で手を抜くなとは言うものの、それはケガするまで体を張れという意味ではありません。このあたりのサジ加減は、昭和末期から平成の世でレボリューション・天龍源一郎が方法論を確立しています。
いずれにせよ「抜く」事を知らない一途な伊達タイガー、不意に大きなケガをしそうで心配です。
そんな手負いの伊達タイガーですが、例によって大事な試合前に町なかをブラブラ。梶原ファミリー・星飛雄馬似の「アキラ」とかいう地元漁村の若者と出会います。
なんでもこの若者、貧しい漁村に見切りをつけてワル仲間と東京進出を企てている模様。
チャリティ依存症の伊達タイガーは、そんなアキラに対してもお節介を展開。
殺人鬼・ロジンスキー撃墜で景気を付け、アキラ所属の漁業組合に「希望丸」という押し付けがましい名前の新型漁船を寄付します。
色々とドラマはあったものの、のんびりとした漁港の町への地方興行。移動は懐かしの「SL」でした。
ごっつぁん体質の日プロ勢は、地元タニマチに海の幸をたんまりとごちそうになったはずです。
次回からはコンセプト不明な覆面ワールドリーグ戦が開催される模様。その超展開前の一服の清涼剤といった所でしょうか。