サマースラムで一夜にして極悪ヒールに変貌した団体COO・トリプルH。
今回のフェニックス大会オープニングでは、自らがプッシュする新WWE王者・ランディオートンとプチ演説会を敢行しました。
「団体のため」という大義名分のもとオートンを溺愛するトリプルH。何とポケットマネーで超高級車・キャデラックエスカレードをプレゼントします。
これは清貧な庶民感覚を逆撫でする許すまじ腹黒セレブ志向。
長いことイイ奴路線に縛られていたCOOによる、実に分かりやすい金持ち権力者アピールといえるでしょう。
悪のCOO・トリプルHは全レスラーへの箝口令施行や、ブライアンに対シールドのガントレット戦を強要するなどヤリたい放題。
しかしこれは全世界のWWEファンが待ち望んでいた展開。歲月を経てそのドヤ顔には深みと渋みが付加されたようです。
ちなみに毒蛇オートンに寄贈されたキャデラックは、ブライアンがWWEの伝統に基づいて「Yes」ずくめのデコレーションを敢行。
こんな感じで、ワルい奴がしっかりしてると自然とみんなうまく回っていくものです。
ビンス、ステファニー、トリプルH、オートンと4人まとめてワルくなったサマースラム事変でしたが、当面はトリプルHの独壇場か。毒蛇オートンとの関係は「ユニット」ではなく黒い主従関係の様相です。
まあ、私としては毎回トリプルHのドヤ顔長尺演説が聞ければ大満足。燻ってるいろんな連中を巻き込んで、悪の世界を拡大してもらいましょう。
<メモ>
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