第13回ワールドリーグ戦を全勝で制した伊達タイガー。
休む間もなく開催される日プロの新シリーズ「シルバーリーグ」で、次期エース候補としての真価が問われる事となリました。
大会スポンサー読売テレビのお膝元・大阪府立体育館で開幕するこの新シリーズ。参加外人レスラーは以下のとおりとなります。
- ジンギスカン
- ザ・ナチス
- ポポ・アフリカ
- スパイダーZ
- ビッグアマゾン
- ミスターゼロ
- ザ・ミラクルズ
日本支部担当のミスターXも参戦の真意を掴みかねる、謎に包まれた元シャム双生児のマスクマンタッグです。
対する日プロからはBI砲に伊達タイガー、坂口征二の4人が参戦。
ところで肝心の大会レギュレーションは?、そもそも本場所Wリーグ直後に再度リーグ戦を決行するのは何故?…。
2匹目のドジョウを狙った読売テレビのゴリ押し企画とも受け取れる、なんとも疑問符の多い新シリーズです。
ビビりまくってた馬場さんの冷静な分析によれば、潰す事が目的ではなく伊達タイガーをイライラ怒らせるための陽動作戦だったようです。
そんなこんなで馬場さんがマッチメイクした開幕戦カードは、猪木&伊達タイガーvsザ・ミラクルズ。
この段階に至っても新シリーズ「シルバーリーグ」のコンセプトは闇の中。まさかタッグリーグ戦なのでしょうか…。
しかしミラクルズもシルバーリーグもスッ飛ばして気になったのが、セコンドで見守る馬場さん&坂口征二・東京タワーズの胸にプリントされた「WRESTRING」の文字です。
正しい綴りはもちろん「WRESTLING」。#32では問題のなかった馬場さんお気に入りの勝負服に、なんとも不可解なマイナーチェンジが施されていました。
不可解といえばもう一つ、伊達タイガーを逆恨みする虎の穴練習生・ケンの超人トレーニング風景が結構長い時間を使ってストーリーに挿入されました。
本物の虎と死闘を繰り広げる血気盛んなケンですが、メインストリームへ投入されるかは不明です。
シルバーリーグ、ザ・ミラクルズ、馬場さん勝負服の誤植、虎の穴練習生の唐突なプッシュなどなど、プロレス的には「謎掛け」満載の今回#53。
しかし、どれもこれも限りなくヤッツケ設定である可能性が高いです。
まあ私としては、米国から凱旋したBI砲が出ずっぱりだったので何の問題もなく楽しめましたが…。