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2014/04/15

グレーテルのかまど #128「ジャイアント馬場の大福」

録画した日〔2014/4/11:NHKEテレ〕

スイーツのレシピを様々な物語に紐付けて紹介する番組。
今回は東洋の巨人・ジャイアント馬場がこよなく愛した「大福」がテーマです。
馬場さんの大福好きは20世紀のプロレスファンにとって認知度100%の案件。
知らない人からすると2m09cmの大きな体と甘い和菓子のギャップは面白おかしく映るのかもしれません。
そんな馬場伝説を21世紀の茶の間へナビゲートするのは、自らを「十五代ヘンゼル」と豪語する瀬戸康史さん。
これは第49代NWA王者へのライバル心ではなく、あくまで番組開始当初からのギミックのようです。
「正月三が日だけ大福を食べられた」的なエピソードはすべてVTRで紹介。
Wikipediaによると、ヘンゼル瀬戸さんは全日が土曜7時ゴールデンタイムから撤退した昭和63年の生まれ。
大福モチこねながらの濃厚なプロレストークを期待するのは酷というものでしょう。
VTRには「猪木くん」でお馴染みの櫻井康雄さんも登場。東スポ伝統の10倍盛り大ボラをブチ上げ、プロレスラー・G馬場の凄さを現代に伝承します。
なおこの他「モンちゃん」こと門馬忠雄さんもVTRで登場し面白エピソードを語っていました。
試合映像もいくつかカットイン。晩年のベストバウトS57.2.4ハンセン戦やブロディ戦、ブッチャー戦などが流されました。
これら試合映像のチョイスや東スポ・櫻井さんのブッキングなど、この「馬場回」の首謀者は昭和40年代前半生まれのオッサンではないかと推測します。
番組はヘンゼルが「馬場さんの大福」を見事リメイクして終了のゴングとなりました。
スイーツ限定とはいえプロレスラーと食べ物のリンクはエピソードの宝庫。
今後はWWEロック様のパイ&シュトゥルーデル、佐山タイガーの羊羹などにもトライしてほしいものです。