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2014/03/31

タイガーマスク #104「血戦!!「虎の穴」」

録画した日〔2014/3/28:TOKYOMX〕

いよいよセミファイナルの#104。
伊達タイガーvsタイガー・ザ・グレート(虎の穴ラスボス)の最終決戦がゴングを迎えます。
試合当日の朝、プロレスラーの“部屋着”である上半身裸スタイルで新聞に目をとおす伊達タイガー。
これまでのネガティブシンキング癖を返上して気持ちスッキリ、今や死をも恐れぬ悟りの境地に達しています。
この日の紙面を飾っていたのは「プロレスのプロモーター」ミスターXの訃報でした。
たかが興行師に破格の扱い。一般紙のブン屋どもはこの転落死に事件性を嗅ぎ付けたのかもしれません。
だとすると、思いっきり関与してる伊達タイガーはマズイことに。
百戦錬磨の日プロ法務部に持ちかけて早めにアリバイ工作をしておいたほうが良いでしょう。
決戦の舞台・日本武道館は開場前から長蛇の列ができる大盛況となりました。
お客さんからすればヒールターンしたザ・グレートと、弟分を病院送りにされた伊達タイガーの初対戦というアングル。
当事者2人の背景など知る由もなく、最終決戦どころか新たな因縁抗争としての期待が膨みます。
そんな大盛り上がりに馬場さんはホクホクの大はしゃぎ。
全く空気を読むことなく、背水の伊達タイガーに「いやぁ入ってる入ってる♪」「立ち見の客も出るだろう」と銭ゲバ放言を噴射しました。
これは逆に“普段どおり”を演出する馬場さんなりの気配りなのかも。
歪で不器用な師弟愛と解釈しておきましょう。
試合はザ・グレートが2つのミラクル「パワー」「スピード」で圧倒。
伊達タイガーの切り札・ウルトラタイガーブリーカーを完璧に切り返すなど、3つ目のミラクル「反則攻撃」を出すまでもない一方的な展開となります。
しかしザ・グレートの目的は試合に勝つことではなく、あくまでも伊達タイガーの抹殺。ほどなくして殺しモードの場外戦に入りました。
目の前で繰り広げられる凄惨な反則攻撃に馬場さんはカチカチの硬直状態に。
決してビビってる訳ではなく、WWEスペイン語実況席のようなテーブル崩壊劇への防御体勢だと思いたいところです。
大流血で絶体絶命の伊達タイガー。
ほうぼうの体でリングに戻ると、今度は首にロープが絡んで身動きが取れなくなってしまいました。
この状況でアンドレ系のロープ芸を披露する必然性はなく、これはダメージの蓄積に伴うロープワークのミスと思われます。
今回は苦悶のロープ絡まり状態でいったん水入り。試合の顛末を含めたストーリーは、すべて次回最終話#105でケリが付けられます。
梶原作品なので勧善懲悪のハッピーエンドは期待薄か?
私としてはとりあえず猪木の勇姿をもう一回見ておきたいのですが…。