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2013/07/12

タイガーマスク #66「「虎の穴」の恐怖」

録画した日〔2013/7/5:TOKYOMX〕

ブラックパンサーをストロングスタイルで完封した伊達タイガー。
「虎の穴」の正統派回帰ムードに戦々恐々としつつ、今日も心の拠り所・ちびっこハウスに入り浸ります。
例によって献身的に寄り添うのはハウス若女将のルリ子さん。
しかし今日に限っては、伊達タイガーはこの大本命ディーバよりも一冊の「スクラップブック」に夢中なようです。
スクラップブックの持ち主はハウスの鉄砲玉・ケンタ君(この日は風邪でダウン)。
その内容は、丹念に収集したタイガーマスク関連ファイル群です。
地元の反社会的勢力本拠に単身殴り込みを掛けるなどの武勇伝を持つケンタ君ですが、意外と偏執的、オタク的側面もある将来有望なプロレス少年と言えるでしょう。
ケンタ君のコレクションは雑誌や新聞の切り抜きからサイン入り生写真等々、伊達タイガーの戦歴を完全網羅する盤石のラインナップ。
まだまだ「お宝」という概念のなかった昭和40年代ですが、現存していればコレクターズアイテムとしてのみならず昭和プロレス史を語る資料として相当な価値を持つ代物となります。
そんな自らのお宝アルバムに釘付けの伊達タイガー。
ベビーターンの転機となったブラックパイソンとのケージマッチや、海外武者修行を決意させた赤き死の仮面とのハードコア蔵前決戦などライバル達との死のロードを延々と脳内再生します。
そんなこんなで回想ベースの総集編となった今回#66。Web情報によると放送日は昭和45年12月31日だったようです。
働き詰めの伊達タイガーのみならず、作る人見る人も大晦日ぐらいはクールダウンした方がいいんじゃないかって事だったのでしょう。
とはいえ、来たるべき昭和46年へ向けての新展開も。
ケンタ君との何気ない会話から、伊達タイガーは虎の穴にいた「キングタイガー」「ブラックタイガー」「ビッグタイガー」の存在を不意に思い出します。
(下掲画像はブラックタイガー。他2人はこの色違い)
いずれも強すぎて相手がおらず、虎の穴が止む無く封印した超実力派。
やがて敵になるであろう正統派の強豪、しかも自分と同じ虎仮面ギミックである3戦士の存在を伊達タイガーは長らく忘れていたのか?。
小せぇ事ですぐ悩む割に肝心なことがスッポリ抜けてる、同じ職場にいたら何とも面倒くさいナイーブすっとぼけ野郎です。
半分以上が誇大妄想とはいえ、相変わらず悩みや課題がつきない伊達タイガー。
今回急浮上した虎戦士は仲良く3人で来襲するのでしょうか。
だとすれば是非ともBI砲+伊達タイガーの日プロ最強トリオで迎撃してほしい。タイガーマスクが4人という面白6人タッグ戦の実現に期待です。