録画した日〔2013/3/31:サムライTV〕
平成3年3月21日開催の「’91スターケード in 闘強導夢」で行われた4試合。
平成3年3月21日開催の「’91スターケード in 闘強導夢」で行われた4試合。
メイン戦は藤波辰爾vsリックフレアーのIWGP/NWA世界ダブルタイトルマッチです。
これが新日初参戦となる狂乱の貴公子。
堅実な同世代レスラー藤波が相手という事もあってか、余裕綽々で世界最高峰のニラミを効かせます。
なおご自慢のブロンドをバッサリ切ったのは極東の雄・新日マットへの敬意ではなく、ボンクラWCW幹部からの理不尽ギミックチェンジ令によるものというのが定説です。
NWAベルトの影響力も含めその身辺に様々な変化が生じていたフレアーですが、ひと度リングに上がれば高度安定のネイチャーボーイ劇場を展開。
幾多の日本人レスラーを幻惑させたノラリクラリムーブは、長いキャリアを経て円熟、芸術の域に達しています。
隙あらば空中殺法で相手を仕留めんとする野生の鷹のような闘争本能も健在。
しかし今回も相手に察知され、デッドリードライブでマットに叩き付けられてしまいました。
自らも「ドラゴンリングイン」というトップロープ芸を持つドラゴン藤波。置きに行くような優しいスローが印象的です。
前述のデッドリードライブの他、前のめり時間差バンプ、大流血でブロンド真っ赤、レフェリー不在で幻のカウント3等々、超過激新日マットにおいても粛々と最高峰NWA王者のルーチンをこなすフレアー。
しかし、最後の最後でまさかの事象が勃発。
なんとドラゴン藤波が一瞬の隙のグランドコブラで幻じゃないカウント3を奪取、馬場さん以来史上2人目の日本人NWA王者になってしまいました。
まだまだ昭和の悪しき残像を引きずるお客さんや「NWAルール」を連呼して予防線を張っていた実況席もビックリの王座移動劇。
その価値が暴落途上だったNWAベルトですが「俺たちの時代」のドラゴンにとってはこの上なく嬉しい憧れの最高峰登頂です。
もちろんこのベルト移動劇には後日談があります。
試合終盤のオーバーザトップロープが「NWAルール」に抵触していたということで後日NWA本部が藤波にクレーム。ドラゴンの快挙は幻となってしまいました(いちおう記録上はドラゴンの戴冠)。
もはや清々しいほどの理不尽パワープレー。
時代が移り変わっても、私の中ではNWAこそ唯一無二の世界最高峰ベルトです。いろんな意味で…。
堅実な同世代レスラー藤波が相手という事もあってか、余裕綽々で世界最高峰のニラミを効かせます。
なおご自慢のブロンドをバッサリ切ったのは極東の雄・新日マットへの敬意ではなく、ボンクラWCW幹部からの理不尽ギミックチェンジ令によるものというのが定説です。
NWAベルトの影響力も含めその身辺に様々な変化が生じていたフレアーですが、ひと度リングに上がれば高度安定のネイチャーボーイ劇場を展開。
幾多の日本人レスラーを幻惑させたノラリクラリムーブは、長いキャリアを経て円熟、芸術の域に達しています。
隙あらば空中殺法で相手を仕留めんとする野生の鷹のような闘争本能も健在。
しかし今回も相手に察知され、デッドリードライブでマットに叩き付けられてしまいました。
自らも「ドラゴンリングイン」というトップロープ芸を持つドラゴン藤波。置きに行くような優しいスローが印象的です。
前述のデッドリードライブの他、前のめり時間差バンプ、大流血でブロンド真っ赤、レフェリー不在で幻のカウント3等々、超過激新日マットにおいても粛々と最高峰NWA王者のルーチンをこなすフレアー。
しかし、最後の最後でまさかの事象が勃発。
なんとドラゴン藤波が一瞬の隙のグランドコブラで幻じゃないカウント3を奪取、馬場さん以来史上2人目の日本人NWA王者になってしまいました。
まだまだ昭和の悪しき残像を引きずるお客さんや「NWAルール」を連呼して予防線を張っていた実況席もビックリの王座移動劇。
その価値が暴落途上だったNWAベルトですが「俺たちの時代」のドラゴンにとってはこの上なく嬉しい憧れの最高峰登頂です。
もちろんこのベルト移動劇には後日談があります。
試合終盤のオーバーザトップロープが「NWAルール」に抵触していたということで後日NWA本部が藤波にクレーム。ドラゴンの快挙は幻となってしまいました(いちおう記録上はドラゴンの戴冠)。
もはや清々しいほどの理不尽パワープレー。
時代が移り変わっても、私の中ではNWAこそ唯一無二の世界最高峰ベルトです。いろんな意味で…。
狂乱の貴公子・フレアーが新日初登場なら、動くアンデス・エルヒガンテは日本初上陸。
2m33cmの木偶の坊っぷりを見るにつけ、人間山脈・アンドレザジャイアントの偉大さをつくづく感じる次第です。
兄弟として日本初登場だったのはリック&スコットのスタイナーブラザース。
まだまだ本領発揮とはいきませんでしたが、当時イケイケのハセケン=馳浩&佐々木健介からIWGPタッグを一発ツモで奪取しました。
ベイダー&ビガロの最強外人タッグは、WCWの最強タッグ「ドゥーム」(Damnおじさん・シモンズ&ブッチリード)と対決。「新日代表」としてドームの大声援を背に闘いました。
普段は憎らしい奴らが、今日は新日のために体を張ってくれる…。
「映画版ジャイアン」のギミックチェンジに通じる痛快さがあります。
この日ドームに詰め掛けたお客さんは超満員札止めの64,500人。
テレビ朝日実況席によると、リックフレアーはこれほどの大観衆の前で試合をするのは初めて。ドレッシングルームでは足がワナワナ震えていたそうです(注:プロレス的誇張の可能性もあり)。