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2013/07/10

タイガーマスク #65「死闘 覆面王座戦」

録画した日〔2013/6/28:TOKYOMX〕

5週に渡る地方巡業を終えて東京に帰還した日プロ勢。
この日の会場は千駄ヶ谷・東京体育館。メイン戦は伊達タイガーvsブラックパンサーの覆面王座戦です。
初公開の白ジャケットも眩しい伊達タイガーは、久々にちびっこハウスを訪問。デレデレと巡業の疲れを癒します。
それにしてもイイ表情の伊達タイガー。
クソガキどもはあくまでもダシで、本命はハウス若女将・ルリ子さんである事を如実に表す微笑ましいツーショットです。
デレデレも程々にちびっこハウスを後にした伊達タイガーは、ブラックパンサー対策の大義名分で闇紳士・嵐先生の道場を訪れます。
若きエースによる帰京早々のフィクサー詣で。これは本人の意志か、ブラック企業・日プロの指示なのか…。
いずれにせよ慣習と義理に縛られる興行会社としては必要悪の黒い交際といえるでしょう。
嵐先生の道場では、虎の穴の同期生・大門大吾と思わぬ再会劇が。
料亭や建築現場を転々とするこの筋肉バカは、嵐先生の稽古相手としても小銭を稼いでいるようです。
そんな経緯など関係ないエリート・伊達タイガーにとってこの再会は渡りに船。
決戦を前に、旧友を仮想ブラックパンサーに見立てた充実のスパーリングを消化する事ができました。
こうして心身ともに万全のコンディションで迎えた東京決戦。伊達タイガーはBI砲を従えて堂々の入場です。
なお、実況アナによるとこの日はセミのタッグ戦に登場してたらしいBI砲ですが、その模様は一切オンエアされませんでした。
我らがBI砲はクソガキ共の与太話や陰気な大門大吾よりプライオリティが低いのか?
プロレスファンとして何とも腑に落ちない番組構成です。
未知の強豪として恐れられていたブラックパンサーは、意外にも豊富な技を繰り出す正統派レスラーでした。
繊細な伊達タイガーはこれを虎の穴の壮大な内部変革、新たな仕掛けと解釈。
気にしなきゃいいのに、古巣に底知れぬ脅威を感じたようです。
ブラックパンサーのまさかのストロングスタイルに戸惑った伊達タイガーですが、ニックボックウィンクルの「ワルツ&ジルバ」的に程なくキッチリと修正対応。
最後はウルトラタイガーブリーカーの改変技(名称未確定)で虎の穴の刺客をマットに沈めました。
決死のタイトルマッチという前フリだったブラックパンサー戦ですが、様々な人のサポートもあり思いのほかあっさりと決着。
次回以降は、今回チラついた虎の穴の新たな仕掛け=正統派へのシフトチェンジがテーマになるようです。
伊達タイガーの更なるステップアップはもちろん、最近メイン戦を譲りがちなBI砲にもスポットが当たる展開に期待しましょう。