レッスルマニアでのトリプルH戦を要求し続けているダニエルブライアン。
色よい返事のないまま迎えたメンフィス大会で、前代未聞の強攻策を敢行します。
圧倒的支持率を背景にするブライアンが取った手法は民衆の蜂起。
政治的発言が大好きな解説・JBL言うところの「WWEの春」、お揃いのTシャツを着込んだシンパたちがリング上をOccupy=占拠しました。
権力者・トリプルH夫妻は下々から向けられた思わぬ刃にもとりあえず余裕の体。民意を汲む心持ちなどこれっぽっちもありません。
しかし、この日はシフトの谷間だったのか制圧担当のセキュリティがたったの2人。
いつものパワープレーでは凌げない苦しい局面に立たされました。
数の力によるプチクーデターにトリプルHは大激昂の果て無念の屈服。ついにレッスルマニアでの一騎討ちを受諾します。
これを受けたブライアンは要求をエスカレート。
なんとその一騎討ちを制した場合は、オートンvsバティスタのWWE王座戦へ編入する約束を取り付けました。
つまるところ、最高峰の舞台でブライアンに重要2試合を託す決断をしたWWE。
オートンvsバティスタがあまりにも無味となった現状ではこうするしかないのでしょう。
「民意」とは時として無責任で天邪鬼な代物。
開催地・ニューオリンズのファンが「ブライアンのためのレッスルマニア」にキツいどんでん返しを食らわすシーンも見てみたいような気がします。
<メモ>
- ジョンシナがあこがれの超人ホーガンと筋肉ポーズで競演
- レッスルマニアで「アンドレ杯争奪30人バトルロイヤル」開催決定。1.5軍以下の連中が続々参戦表明
- 極右コンビ・スワガー&セザーロが、レッスルマニアへ向け着実に仲違い進行中