Translate

2014/03/26

タイガーマスク #103「あがく「虎の穴」」

録画した日〔2014/3/21:TOKYOMX〕

なんだかんだで足掛け3年伊達タイガーを取り逃してきたミスターX。
タイガー・ザ・グレート戦の前日に単独決起、最後の悪あがきを企てました。
ミスターXはお馴染み女性工作員・ジェーンらを招集し、いつもの尾行&待ち伏せミッションを発動。
今まで成果ゼロだったこのスキームを改善するつもりはないようです。
実に懲りない青白インケツ野郎、こんな調子じゃ今回も適当にあしらわれてオジャンになるんでしょう。
一方、最終決戦を前にミスターXなどかまってられない伊達タイガー。
真っ赤な超ド派手スポーツカーで盟友・大門大吾の墓前へ乗り付け、久々登場の闇紳士・嵐先生と雨の中静かに手を合わせます。
墓地を後にした伊達タイガーは、例によってミスターXの誘導に引っかかり愛車ごと海へ沈没。
ここまでが腐れ縁の2人によるテンプレ芸。
毎度お馴染みの茶番もこれで見納めかと思うとちょっと寂しい気もします。
もちろん伊達タイガーはいつものとおり間一髪で愛車から脱出。その足でたまたま通り掛かったタクシーに乗り込みました。
通常なら乗車拒否やむなしの全身ズブ濡れ覆面男。
汗びっしょり黒のショートタイツ1枚でタクシーに乗り込む野人・中西学と同様、運転手さんが断りきれないプロレス的オーラがあるのでしょう。
抹殺計画がまたしても未遂に終わったミスターXはなんと自動拳銃を手に白兵戦を敢行。
エレベーターでカチ合うなどニアミスが日常茶飯事だった2人。
これまでそんな無数のチャンスにも至近距離からの“ズドン”をしなかったのは、ミスターXなりの悪の矜持なのだと解釈します。
客として乗ったタクシーをいつの間にやら強奪した伊達タイガーは、絶妙なハンドルさばきで銃弾攻撃を回避。
これを受けたミスターXも愛車へ乗り込み、2人の因縁対決は港でのカーチェイスへと展開しました。
なお、大雨の中放っぽり出されたタクシー運転手さんの安否は不明です。
そしてこのカーチェイスでミスターXが大変なことに。
伊達タイガーのタクシーがひょいと飛び越えた溝へ同じ調子で突っ込んだところ、愛車ごと真っ逆さまに転落してしまいました。
いつもなら笑えるポカ案件。
しかし今回はどうも違う、なにやらヤバい感じが…。
なんとこの転落事故によりミスターXはあっけなく死亡。伊達タイガー抹殺に人生を捧げた悪のプロモーターは、そのエンディングを見届けることなく自爆の憂き目と相成りました。
なんだかわからないけどR.I.P。
生まれ変わったら堅実なサラリーマンになった方がいいんじゃないかと思います。