Translate

2013/07/06

WWEロウ #1047

録画した日〔2013/6/29:JSPORTS2〕

PPV「ペイバック」でWWE王座を奪取したアルベルト・デル・リオ。
一夜明けたミシガン大会で、勝利の大演説をブチ上げます。
頭部へキック連発という無慈悲な攻撃で病み上がりのドルフジグラーからベルトを獲ったデルリオ。意味シンな黒マフラーを巻き「わかってるよな?」って感じで登場します。
理解あるミシガンのファンはそんな黒い新王者をブーイングでお出迎え。ここにめでたく、デルリオのヒールターンが成就しました。
大事なレッスルマニア期に中途半端な頑張り屋系ベビーキャラをやらされてたキザで金持ちな超良血メキシカン。
いろいろ事情があったのでしょうが、見てる側からすれば何だかトンチンカンなアングルでした。
専属リングアナともども、本来のポジションで思う存分暴れてほしいものです。
心機一転のデルリオに噛み付いたのはCMパンク。こちらは前夜の地元開催PPVを経て、ベビーターン待った無しの状況です。
ターンの足枷となる悪徳マネ・ポールヘイマンとのクライアント契約は、どっちの価値も落とさない絶妙な塩梅で発展的解消となりました。
好き勝手に悪い事するけどベビーフェイスという、一握りのスターにしか許されない大きなステップアップと言えるでしょう。
メイン戦はこのデルリオとパンクのノンタイトル戦。
しかしそこに忘れちゃいけない前王者・ドルフジグラーが乱入、仇敵・デルリオにリマッチを仕掛けます。
ジグラーはジグラーで、話の行き掛かり的にベビーターンに着手した模様。
三者三様、目まぐるしい新展開となりました。
しかしそんなカオスを全部ひっくり返してスポットを掻っ攫ったのが、最後の最後で乱入してきた超大物・ブロックレスナー。CMパンクを殺人技・F5で失神KOに葬ります。
2人の共通点はポールヘイマンのクライアントであるという事。
やっぱりというか何というか、パンクはタダではステップアップをさせてもらえないようです。

この日は他にも、ステファニーvsAJリーのトークバトル勃発、マークヘンリーの偽引退セレモニー(人のいいジョンシナがまんまと釣られてスラム葬)など超展開が連発、ネタの物量攻撃が仕掛けられました。
PPVは本番よりも「明け」の方が面白い。そんなWWEの定説を良くも悪くも実践する濃厚な重要回だった思います。

<メモ>
  • クリスチャンが何度目か分からない電撃復帰
  • シェイマス、知の救世主・ダミアンサンドゥとの抗争継続を甘んじる事に
  • 極右オヤジ・コルター、なぜかスイス人のアントニオセザーロと結託
  • ビンスvsトリプルHの親子ゲンカで熟女・ヴィッキーゲレロが板挟み苦悶状態に