ダニエルブライアンの地元ワシントン大会(スラミー賞=Slammy Awards)。
そのブライアンも含めた歴代王者20人が、WWEヘビー&世界ヘビーのベルト掲揚式に立ち会います。
ショーンマイケルズ、ブレットハートの超S級殿堂者から、CMパンク、ビッグショーといった現役トップランナー、そしてジグラー、カリ、スワガー等のなんかの弾みの泡沫勢まで一堂に会したリングは実に圧巻。
そして彼ら歴代王者を従えての仕切り役はもちろんトリプルH。
空気を読まず”ブライアン”チャントを連呼するワシントンの客席をいなしながら、リアルタイム王者2人をリングに招きます。
2002年のメジャーデビュー以来切磋琢磨を続けてきた(ただしオートンは中抜け多数あり)2人によって1本化されるのは、まあ納得の範疇でしょうか。
そんな感傷に浸る間もなく始まったお約束の大乱闘では、目くるめく超展開が連続して勃発します。
止め役だったパンクがオートンと小競り合い
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それを見たトリプルHがパンクを制裁
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怒ったパンクがトリプルHを強襲
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トリプルHの盟友マイケルズがパンクにスイートチンを一閃
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隙を突いたブライアンがマイケルズにゼロ戦キック
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ブライアンを制裁しようとしたオートンがステファニーと正面衝突の大ポカ
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激昂したトリプルHがオートンに必殺ペディグリーを注入
…てな具合にテンポ抜群の濃密な因縁ドラマが繰り広げられました。
色々とストーリーが広がりそうな役者勢揃いのマッチアップ。
しかしつくづく残念だったのは、まるっきり空気を読まないワシントンのお客さん。
シナとトリプルH夫妻が接近遭遇したクライマックス重要スポットでも「ブライアン!」の無差別連呼状態でした。
功罪合わせ持つと言えばそれまでですが、10日遅れで見ている極東のオッサンからすると何とも興醒めな自由過ぎるヤンキー連中です。
<メモ>
- なぜか再プッシュのシンカラ、デル・リオに2連勝
- スラミー賞はダニエルブライアンが受賞、最高試合賞はロックvsシナ(inレッスルマニア)に。