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2013/08/01

タイガーマスク #69「掟破りの挑戦者」

録画した日〔2013/7/26:TOKYOMX〕

ギミック泥棒・イエローデビルとの一騎打ちを断念し、ニューヨークから帰国した伊達タイガー。
空港では馬場さんと猪木、吉村の日プロトップ3がお出迎えです。
不本意帰国となった愛弟子を癒す馬場さんの満点スマイル。
出国前に難クセ付けたのは大いなるフリだったのか?、無垢な若手なら確実にコロッとイッてしまうビッグな人心掌握術です。
なお、ここでちょっと気になるのは猪木のヒドい人相。巡業疲れか接待疲れか、若獅子もたまにはパラオあたりで骨休めをした方がいいかもしれません。
羽田にはうれしいお出迎えがもう一組。
このどっかで見たクソガキはハンブルグ遠征(#45)で知り合ったつよし君。育ての親フリッツさんと、伊達タイガーの招きで日本を訪れていました。
ハンブルグで伊達タイガーの試合用マスクをかっぱらった前科があるつよし君。
その覆面収集癖は相変わらずで、久々再会の今回も悪びれずにお宝マスクをおねだりします。
小さな虎ハンターの猛襲にたじたじの伊達タイガー。クソガキ=無罪の大原則のもと、入国ロビーは何とも和やかな歓迎ムードに包まれました。
そんな”羽田劇場”をコッソリ見守っていたのは、虎の穴出身のグリーンボーイで伊達タイガー帰国第1戦の対戦相手としてブッキングされているハンス(18歳)。
血も涙もない大悪党だと擦り込まれていた伊達タイガーが、みんなから慕われチビっ子にも優しく接する様子を見て「なんか聞いてた話と違うんじゃねぇか?」と大きく動揺します。
今回の重要ポイントは、18歳のハンスは虎の穴が送り込んだ「刺客」ではないという事。
過度の洗脳教育に伊達タイガー憎しの妄想が暴発、虎の穴の若手育成方針を無視し「行かせろって」とたった1人強引に日本に乗り込んで来たのでした。
ちなみに虎の穴におけるハンスの評価は、いずれヨーロッパマットを制圧するポテンシャルはあるものの、現時点では同期のケン=イエローデビル以下というものです。
虎の穴出身にしては珍しくバチバチ系の魂を持った好漢・ハンスですが、その忍者風のマスクには誰が縫い付けたのか真っ赤なカギ十字が。
そしてあろうことかリングネームは「ナチス・ユンケル(ナチスの貴族)」だと…。
いくら何でもこれはアウト。
ヨーロッパを主戦場にするのなら尚の事、不謹慎どころじゃぁ済まない120%放送禁止ギミックです。
そんな名前負けグリーンボーイが迎えた東京体育館の伊達タイガー戦。
命令違反を冒してまで来日したハンスにとって一世一代命懸けの大勝負でしたが、結果はまるでいいところなしの大惨敗。
伊達タイガーからは「逆上型の若いレスラー」実況アナからは「食い足りない相手」と酷評される、虎の穴の看板が泣くしょっぱいチャレンジマッチとなってしまいました。
素顔を晒されたハンスは、伊達タイガーの差し向けでさっそくベビーターン。ついでに虎の穴の洗脳も解けたようです。
出身地がたまたまハンブルグで、しかもつよし君と同じくフリッツさんに育てられたというハンス。
この日はそのつよし君たちと一緒に、ちびっ子ハウスに宿を取る事となりました。
ハンブルグからのゲスト宿泊に日独国際交流ムードが溢れるちびっ子ハウス。
覆面収集癖のつよし君は、心分かち合ったお礼として大事な伊達タイガーのマスクをケンタ君にプレゼントします。
しかしそんな中にハンスの姿は無し。虎の穴の制裁に怯え1人ちびっ子ハウスを後にしていました。
ちびっ子ハウス所在の練馬区大泉近辺を彷徨うハンスを待っていたのは、虎の穴の日本支部長・ミスターXの乗る乗用車。
「今の日本で交通事故ほど自然な死に方はない」と無茶苦茶な偽装工作を施し、規律違反の18歳ハンブルガーに死の制裁を与えてしまいました。
そう言えばこのアニメ、つい1ヶ月前の#64で交通遺児問題に一石を投じていたような…。
その舌の根も乾かぬまま、社会問題である交通戦争への配慮に欠けるどうにも後味の悪いバッドエンドです。
まあ結局、細かいことは気にしない。良くも悪くも梶原イズムで突き進んでくれれば別にいいのですが。