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2013/04/27

ヒーロー達の名勝負「6球の大逆転 阪神“バックスクリーン3連発”」

録画した日〔2013/3/14:NHKBS1〕

昭和60年4月17日に飛び出した伝説の「甲子園バックスクリーン3連発」を、バッターとピッチャーの心理面から回顧。
猛虎クリーンナップのほか、犠牲者・ジャイアンツ槙原も登場しました。
史上最強助っ人・ランディバースは、現在オクラホマ州議会の上院議員とのこと。証言インタビューはその議員室で行われました。
壁にはデカデカと昭和60年の思い出写真が…。センセイになった今も猛虎魂は健在のようです。
「1発目」の前の打席で、バースは槙原のシュートによりゲッツーを食らっていました。なんとこのシュートは、槙原がプロに入って初めて投げたものだったそうです。
槙原とすれば”イケる、もう一丁”という自信のシュート。しかしバースはこの2度目のシュートボールを、渾身の狙い撃ちでバックスクリーンにブチ込みました。
たった1球に張られた壮大な伏線。
掛布と岡田の連弾のみならず、日本中を席巻する猛虎フィーバーに2年連続三冠王と、後にプロ野球界に超巨大台風を巻き起こす重要度最高の1球であったと言えるでしょう。
「2発目」「3発目」の掛布さんと岡田元監督もバックスクリーン伝説残り5球を証言。
私としてはミスタータイガース・掛布さんを見るのは何とも久しぶり。相変わらずの掛布節が聞けて安心しました。
なんだかお金に困っているようですが、くれぐれも板東英二化はしないように頑張ってほしいものです。
当時の甲子園では放心のナミダ目状態だったジャイアンツ・槙原。
屈辱の大公開処刑劇を懐かしエピソードとして語れるのは、自らも「ミスターパーフェクト」として日本プロ野球の伝説となったからこそでしょう。

昭和の重大ニュースの1つでもある阪神の21年ぶりリーグ優勝。当時中1だった私にも突如猛虎魂が宿り、何だかアツく応援していました。
すっかり阪神に興味がなくなった28年後の今も「六甲おろし」はフルで歌うことができます。
後に私はこのバックスクリーン3連発を名作「ファミスタ」で再現しようとしたのですが、仲間と2Pで協力してもどうしてもできませんでした。
バース+掛布+岡田の最強ラインがいきなり全国区に踊り出た4.17事変。その後の社会現象も含めて2度と起こり得ないプロ野球史のミラクルなのでしょう。