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2012/11/18

座頭市物語 #21「湖に咲いたこぼれ花」

録画した日〔2012/9/6:時代劇専門チャンネル〕

インチキ男・林与一の公約「3年経ったら必ず迎えに来る」にのせられて女郎屋に身を落とした小川知子。
騙されてるとはつゆ知らず、待ちわびる女心&ノロケ話を座頭市に夜通し語ります。
インチキ男の素性を知っていた座頭市は、健気な小川知子に「アイツはよせ」と助言。多くを語らず理由に触れないのは、座頭市流の「てめぇで考えな」路線です。
助言に耳を貸さなかった小川知子自身も、ひょんなキッカケでから林与一を”クロ”と判定。しかし、どうにも事実を信じたくないもんだからズルズルとインチキマジックから抜けられません。
気をもむ座頭市は諸悪の根源である女郎屋を襲撃、小川知子を含む騙されて身を売ったお姐さん衆を全員解放します。
食い扶持をなくした林与一は心を入れ替えた事を宣言して、小川知子もコロッとこれに賛同。しかし座頭市は、2人の新たな門出をブッタ斬ります。
「馬鹿は死ななきゃ治らない」これが座頭市の勧善懲悪理論といったところなんでしょう。
今回の注目点は、ヒール軍の座頭市攻略おもしろ作戦でした。
長い竹竿に刀を括りつけての遠隔攻撃、捕まえてフクロにしちまえばいいと木樽で捕獲攻撃など、趣向を凝らして最強ファイター・座頭市を追い詰めます。
もちろん、ことごとく返り討ちで全滅でしたが…。
座頭市は座頭市で、後に毒ガス・ビートたけしに受け継がれる「ドア閉まってるのに入ろうとして痛ててて…」という定番ズッコケムーブを披露するなどノリノリ状態。
順調に放送20回を超えて絶好調の座頭市。エンタメ王者の余裕&貫禄を示す、清濁明暗入り乱れのストーリーでした。