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2012/06/05

The Brussels Affair '73 / ローリングストーンズ

聴いた場所〔電車(通勤)〕

RollingStonesArchive.comからダウンロード購入の「公式ブートレグ」盤。
ストーンズの絶頂期と言われる1973年の欧州ツアー・ブリュッセル公演です。
歳月が流れること40年。色々な魑魅魍魎がクリアされたのでしょう。
とにかくオフィシャル版で昭和48年モノが世に出るのは嬉しい限りです。
私はこの公式ブートレグを、定番「Nasty Music」の上位互換だと解釈しています。
主な曲を比較すると、、、
「#1 Brown Suger」= 勝者/Brussels
音がクリアになっている感じがします(以下同じ)。

「#3 Happy」=判定不要
ミックの出しゃばりとキースのヤッツケを愛でる曲。
どっちでもいいや的なラフな気持ちになります。

「#10 Midnight Rambler」=ドロー
唄う大河ドラマ・ランブラーは甲乙付けがたい出来栄えです。
Brusselsではシンセサイザーらしき音が入ってます。

「#13 Rip This Joint」
「#14 Jumpin' Jack Flash」
「#15 Street Fighting Man」=勝者/Nasty
ミックジャガー絶頂のエンディング。
怒涛の”なだれ込み感”の合わせ技3本で、Nastyの圧勝です。

ブリュッセル対ナスティのガチンコ勝負。
まあ、音源オンチの私としては「どっち(で)もいい!」 が結論です。

この欧州ライブと同じ昭和48年、ストーンズは武道館に上陸予定でした。
これが実現してたら、ブート盤の勢力図も全く違ったものになっていたはずで、下手すりゃ東洋の魔術で公式盤が出ていたかもしれません。
少なくとも「Ladies and Gentlemen」と双璧の絶頂期フィルムは残ったでしょう。
今更ですが、つくづく日本政府の失政が残念でなりません。