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2015/08/29

WWEスマックダウン #833

録画した日〔2015/8/17:JSPORTS3〕

「ディーバ革命=Divas Revolution」の波に乗るリックフレアーの娘さん・シャーロット。
サクラメント大会では1軍昇格後初めてのシングル戦(vsナオミ)が組まれました。
インタビューで超ビッグネームのお父さんをプッシュするシャーロット。
ただし「業界一卑劣な男(Dirtiest Player in the Game)」のノラリクラリな格闘センスはあまり受け継がれてない模様。その恵まれた体躯と抜群の身体能力は”リックフレアー”という大名跡を借りる必要がないレベルです。
とはいえ「Woooo!!」連呼や水平チョップなどネイチャーボーイ直伝ムーブも随所に披露。フィニッシュホールドは伝家の宝刀・足4の字固めをアクロバティックにアレンジした「8の字固め」です。
ちなみに試合は、シャーロットとナオミ各々の軍団が入り乱れてシングル初白星はお預けとなってしまいました。
この日やや気になったのは、シャーロットのインタビューをはじめ実況などで随所に出てきたUFC王者「ロンダラウジー」の名前。
故・ロディパイパーを師と仰ぎ、ロック様を従えレッスルマニアにも乱入した人類最強女子がエンタメプロレスのド真ん中へ首を突っ込む日が来るのでしょうか…。
そんなロンダは置いといて今のところ「ディーバ革命」の効果はてきめん。
レスナーやシナ、トリプルHのみならず働き者・セスロリンズまでも欠席、メインがルセフvsロマンレインズという何とも微妙なこの日のラインナップの中、シャーロットらには25分長の持ち時間が与えられお客さんもそれなりに盛り上がっていました。
ゴールがどこなのかハッキリしませんが、上層部は放っぽり出さずにプッシュを続けて欲しいところです。

2015/08/27

WWEロウ #1158

録画した日〔2015/8/13:JSPORTS3〕

レッスルマニア翌日以来の開催となるサンノゼ大会。
この日の目玉は「ブロックレスナー来場」でした。
例によって露払いとして登場、血管ブチ切れんばかりの「スープレックス祭り-Suplex City -」連呼で会場を煽るポールヘイマン。
番組の演出から察するにテイカー参戦はなさそうなので、今回はこのハゲデブが喋りで頑張るしかありません。
そして頃合いを見て見参した猛獣・レスナー。リングど真ん中に鉄階段を放り込んでムスッと仁王立ちを決め込みます。
サンノゼはWWE社員暴行で追放処分になった縁起の良くない会場。さらに前々回RAWでは地元警察に逮捕(後の顛末不明)されるなどご機嫌はすこぶる悪い模様。
ここは一発、ヒーススレーター系の雑魚メン乱入→憂さ晴らしのスープレックス祭り開幕が待たれたのですが…。
あろうことかレスナーは鉄階段仁王立ちに終始。ポールヘイマンの演説が終わったらスーッとドレッシングルームへと引き上げてしまいました。
まあ、おカネやら契約やらいろいろシバり多き2人のマッチアップだけにこのあたりは想定内。
本番とその次の日のRAWは面白くしてくれるはずなのでのんびりと見守りたいと思います。

<メモ>
  • ロディパイパーに追悼10カウント
  • サマースラムでロリンズvsシナのダブルタイトル戦
  • ディーバ革命、ペイジ達のチーム名は「サブミッションクラブ」に

2015/08/24

WWEスマックダウン #832

録画した日〔2015/8/10:JSPORTS3〕

前回RAWの試合でジョンシナをリアルに病院送り(鼻骨骨折)にしたセスロリンズ。
オクラホマ大会のオープニングでさっそくその武勇伝を披露します。
相手にケガを負わせるのはプロレスラーの禁忌事項。アクシデントではありましたがロリンズには猛省を促したいところです。
ちなみにその試合では手負いのシナからトホホのタップアウト負け。稀代のヘタレ王者としてちゃっかりいいネタを仕込んでいます。
ケガがあってもなくてもシナはスマックダウンを休みがち。当然この日も姿をあらわすことはなく、ロリンズへのツッコミ役は近ごろ人気上昇中のセザーロに一任されました。
そして舌戦展開の両者はそのままシングル戦へ突入。するとそこにセザーロの天敵・ケビンオーエンスが乱入。じゃあ諸々メイン戦で決着つけましょう、というWWEの常套手段が発令されました。
こうして急遽行われる事となったメイン戦はロリンズ&オーエンス対セザーロ&未定というもの。セザーロは試合開始までに相方を探さなければなりません。
この理不尽カードにオーエンスはニンマリ。キャリーバック転がして家に帰るつもりだったところ、一転残業を決意します。
ハンデ戦不可避と思われたセザーロを助けたのは狂犬・ディーンアンブローズ。急増タッグながら見事な連係プレーでロリンズ組を撃破しました。
だからといってこの試合から話が次につながるということは無し。
まあ、ベビーフェイスとして足固め最中のセザーロにとってはいい感じの1日になったんじゃないでしょうか。

2015/08/23

WWEロウ #1157

録画した日〔2015/8/6:JSPORTS3〕

女帝・ステファニーマクマホンの勅令により3つの軍団がしのぎを削ることになったディーバ戦線。
この日のオクラホマ大会でもコツコツとキャラクター付けが進められました。
ドレッシングルームで怪気炎を上げるペイジ軍。黒髪のペイジのほかシャーロット(金髪)とベッキー(オレンジ)が構成員。3チームのうち唯一のベビーフェイスとなります。
金髪シャーロットはなんとあのリックフレアーの実の娘さん。ノラリクラリのお父さんとは正反対のアクロバティックなムーブが売りです。
熱くて前向きなペイジ軍に憎たらしくカラんできたのは「ビューティフル(B)・アンド(A)・デンジャラス(D)」を自称する「BAD」の3人。
ナオミ、タミーナを抑えて主将を務めるのはマイナーリーグNXTから昇格したばかりのサーシャ。
ただ、誰がどう見ても一番おっかないのはスーパーフライの娘さん・タミーナスヌーカです。
そんな彼女たちに対し上から目線を決め込んでいるのがディーバ王者・ベラ姉とベラ妹&アリシアフォックスの3人。もちろん実際のところは新しい波の前にタジタジの状態です。
軍団対抗戦でシングルベルトがどのような扱いになるのかは不明ですが、何やらNXT上がりの新顔の踏み台になりそうな予感がしてきます。
今のところお客さんからもほぼ肯定されているこの「ディーバ革命=Divas Revolution」。
ただし着眼点を変えるとこれに関わってる9人以外は用なしということ。WWEで生き残るためにはラナ嬢(ドルフジグラー)やサマーレイ(ルセフ)みたいに使える男をとっ捕まえるしかないのでしょう。

<メモ>
  • 今年のサマースラムは4時間の長尺放送になるとのこと
  • ロリンズの膝蹴りでジョンシナが鼻を骨折

WWEスマックダウン #831

録画した日〔2015/8/3:JSPORTS3〕

PPV「バトルグラウンド」でシナのSTFの前に敗れたケビンオーエンス。
この日のネブラスカ大会では次なる抗争相手にシフトします。
例によって不遜でふてぶてしいオーエンス。しかしそのツラから発せられる言葉は「家族を食わせなきゃ…」「育ちざかりの息子が…」などプロレスラーらしからぬもの。
PPVでタップしたのも、ケガして仕事がなくなったら困るじゃねぇかという持論に従ったんだそうです。
この日組まれていたのはルセフ戦でしたがオーエンスは早々に試合放棄してドレッシングルームに逃亡。
デビュー戦でジョンシナを粉砕した期待の悪漢が、なぜだかリスク避けまくりのヘタレ野郎へと変貌してしまいました。
そんなヘタレがちょっかいを出す先は、こちらはいつの間にか凛々しいベビーフェイスに変貌してたセザーロ。とりあえず因縁抗争が進んでゆくみたいです。
日本公演でのNXT王座陥落以降、何かのペナルティか?ってぐらいの急落に甘んじるオーエンス。エンゲル係数が高い(推測)家族のためにもここは踏ん張りどころでしょう。

2015/08/22

WWEロウ #1156

録画した日〔2015/7/31:JSPORTS3〕

PPV「バトルグラウンド」から一夜明けたカンサスシティ大会。
オープニングを飾ったのは前夜突然の復帰を果たしたアンダーテイカーでした。
テイカーの狙いは猛獣・ブロックレスナーの首ひとつ。その因縁は「21-1」の屈辱にまみれた1年3ヶ月前のレッスルマニアまでさかのぼります。
いくらなんでもタメ過ぎだろうってレベルの悠長な雌伏の時。ワイアットだか誰だかと一戦交えてた今年のレッスルマニアはいったい何だったんでしょうか…。
そんな経緯はともかく金の雨が降るアングルにトリプルH夫妻はホクホク。さっそく2人の一騎討ちを1か月後のPPV「サマースラム」にネジ込みました。
本番までに何かあっちゃあタマらんと危惧するマッチメイカー・トリプルH。レスナーのマネージャー・ポールヘイマンに「絶対連れて来るなよ」とガバガバの業務連絡を通達します。
トリプルH夫妻は続いてドレッシングルームの1.5軍メンバーを会場広間に緊急招集。レスナーが万が一来ちゃった時は全員でこれを阻止しろと、これまたガバガバなトップダウンを発令しました。
これらをもってレスナー登場&大乱闘は確定事項に…。カンサスシティのお客さんはその時を今か今かと待ち侘びます。
かくして始まったポールヘイマンの暴言連呼大挑発演説。これを受けたテイカーは定番の停電リングインでヘイマンと対峙、そうなると当然レスナーがリングへと猛ダッシュ。
前夜のビッグサプライズ第2弾がド派手にその幕を開けました。
かつての1.4ドーム小川vs橋本チックなムーブであっという間に無法地帯と化したリング。止めに入ったドレッシングルームの連中はもちろん無力です。
顔芸も含め、両雄のマッチアップは掛け値なしド迫力の一語。大興奮の会場からは「This is Awesome!(これぞ名場面)」の絶賛チャントが沸き上がりました。
この日のオチは地元警察によるレスナー逮捕。
病に伏すマサ斉藤のお見舞いのため日本へ駆け付け、ついでに国技館で試合をしたという激熱エピソードを持つ心優しき猛獣レスナー。情状酌量でサマースラムまでに釈放されることを願ってやみません。

2015/08/14

WWE PPVスペシャル「バトルグラウンド 2015」

録画した日〔2015/7/30:スカチャン1〕

セントルイスで開催された、これといって特色のないPPV。
メインはセスロリンズvsブロックレスナーのWWE王座戦でした。
この試合におけるお客さんのお楽しみは一点、レスナー主宰の「スープレックス祭り=Suplex City」。
果たして猛獣は実に13発のスープレックス(うちフロント1発)を王者ロリンズへとブチ込み、圧倒的破壊力でベルトをほぼその手中へと収めます。
なぶり殺しの末のフィニッシュはもちろん猛爆F5。
しかしカウント2.5のタイミングで鳴り響く大音量のゴーン音。新チャンピオン誕生寸前の会場は突然暗闇に包まれてしまいました。
ゴーン音&停電のコンボはもちろんあの男登場の儀式。明るくなったリング上にいつの間にか仁王立ちしていたのは地獄の墓掘り人・アンダーテイカーです。
レスナーとの対峙は2014年レッスルマニア以来。「21-1」の屈辱がいまだ忘れられないということなのでしょう。
仇敵緊急乱入で唖然呆然のレスナーは何とも味のある顔芸を全開。されるがままテイカーのツームストン2発に轟沈してしまいました。
まさかまさかの超展開はこのまま一気に夏の本場所・サマースラムへと突き進む気配が濃厚です。
「別格」2人の因縁抗争はプレミア感抜群。
気になるのはどちらがベビーでどちらがヒールになるのかという点。これらは次回RAW以降、お客さんのノリを見ながら臨機応変で組み立ててゆくのかもしれません。
忘れちゃいけないのは瀕死の状態ながらテイカー乱入に救われた王者・セスロリンズ。
超大物2人の聖戦に割り込むのはさすがに野暮というもの。ここは第一線からちょっと引いて、ロマンレインズなど燻ってる連中の再スポットへ一役買って欲しいところです。

①シェイマスvsランディオートン
荒くれ者のくせにツイッターでカタカタと火花を散らしてるらしい両雄のマッチアップは、毒蛇オートンがRKO1発でシェイマスを撃沈。
されど「カバン」を持ってるシェイマスは安泰、勝っちゃったオートンはこれから先どこへ向かうのでしょうか…。

②タッグ王座戦:プライムタイムプレイヤーズvsニューデイ(うち2人)
前回PPVのリマッチは王者組がひとまず防衛。
敗れはしたもののの、アホバカキャラ完全定着のニューデイ3人が引き続きタッグ王座戦線を切り盛りしていきそうな雰囲気です。

③ロマンレインズvsワイアット
マインドゲームを繰り広げてきた両雄待望のマッチアップでしたが、あろうことか元ワイアットファミリーのルークハーパーが介入。
結果ワイアットが勝利したものの、雑魚だらけのヘボファミリーを再構築する必然性はゼロだと思います。

④軍団対抗ディーバ三つ巴戦:ベラ妹vsリックフレアー長女vsサーシャ
ステファニーの強権発動でいきなり乱世を迎えたディーバ戦線。
ここではペイジ率いるベビー軍選抜のフレアー長女(=シャーロット)がひとまず勝利を収めましたが、今後が実に楽しみなWWE初の3軍団抗争です。

⑤US王座戦:ジョンシナvsケビンオーエンス
もはやトップ(=ベテラン)vs新鋭の域を超えた実力伯仲の攻防。
ジョンシナがSTFで貫禄のタップアウト防衛を果たしましたが、両者とも「US」ではなく本線の「WWE世界」へ首を突っ込んでほしいところです。

⑥IC王座戦=中止
王者ライバックが怪我しちゃったためにIC王座戦はキャンセル。
そしてこの不測の事態に立ち上がったのは挑戦者ミズ。傲慢演説で客席のヒートを買った挙げ句ビッグショーにボコられるという、100点満点のフォロー芸を完遂しました。