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2016/02/26

中邑真輔ラストマッチ!!ワールドプロレスリング完全版 #106▽2016・1・30後楽園ホール

録画した日〔2016/2/24:テレ朝チャンネル2〕

WWEへ移籍する中邑真輔の新日ラストマッチ(中邑&オカダ&石井vs棚橋&柴田&後藤)。
もちろん会場の後楽園ホールは超満員。チケットが10万円にまで高騰したとの情報もあります。
試合後のCHAOS軍セレモニーでガン泣きのオカダ。
これじゃあ普段の傲慢不遜ギミック「お疲れさまでした(ニヤリ)」が台無し。レヴェルの違うイイ奴っぷりで制御不能(=インゴベルナブレス)なレインメーカーです。
身内のCHAOS軍のみならずライバル勢からも一目置かれていた感じの中邑。
00年代の暗黒期を共に耐え抜いた棚橋はもちろん、永田や小島らベテラン勢もリスペクトに満ちた熱いエールを送ります。
そんな中、制御不能(=インゴベルナブレス)な発言を投下しまくったのが内藤“トランキーロ”哲也。
「壮行試合とか(冷笑)」「だから何なの?」「海外の某団体が巨大すぎて、新日は太刀打ちできませぇんって、認めちゃってるワケ?」などなど、クリティカルなド真ん中ド正論を展開して壮行ムードをブチ壊しました。
そして制御不能(=インゴベルナブレス)な輩がもう1人。
2週後にIWGP挑戦を控えた「殿」こと後藤洋央紀は空気を読まず王者オカダにまっしぐら。真輔一色の客席から熱いブーイングを食らってしまいます。
そのくせ試合後は同期として結構いいコメントをしちゃうという絶妙なブレ具合の殿。
さらにその後のベルト挑戦(2.11大阪)では一世一代の耳なし芳一全身ペイントで登場するもオカダに完敗でIWGP8連敗。
こうした一連の迷走は私たち昭和プロレス好きにはドンピシャ。あとは修行先の中国の山奥で一週間ぐらい行方不明にでもなってくれればパーフェクトです。
「中邑ロス(ロス道場ではない)」というフレーズも出現した明るく前向きな今回の退団劇。
時代の流れ、ファン層の変化もあるでしょうが、これらは中邑がコツコツ積み重ねたセルフプロデュースの成果なのだと思います。
新日サイドも懐の深い対応に終始。
手痛い引き抜きを食らったにも関わらず、いつぞやの某I氏のように「いい大掃除ができた、ンムフフフ…」などと虚勢を張る事はありませんでした。
インターコンチ白ベルトに象徴されるとおり自分のキャリアに自分で色を付け、それが支持された中邑。
しかし新天地WWEはその真逆。一から十までマクマホン家が取り仕切る究極のパッケージプロレスが確立されています。
ネット情報によると、スタートはKENTA(ヒデオイタミ)と同じ「NXT」で、リングネームはAJスタイルズのように「シンスケナカムラ」のままとなる模様。
名前だけでなくイヤァオ、クネクネ、ボマイエなども輸出持ち込み可能なのか?
4.1NXTデビュー戦に1.30後楽園と同じ中邑真輔が出てくることを期待しています。