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2014/08/28

ワールドプロレスリング ~G1CLIMAX24スペシャルマッチ 棚橋弘至vsAJスタイル ズ

録画した日〔2014/8/24:テレビ朝日〕

ジェフジャレット率いる米国プロレス団体「GFW」が新日と業務提携。
G1決勝の8.10西武ドームでその調印式が行われました。
トレードマークのギターを携え、気になるデブ・スコットダモールとともに調印式ヘ臨んだジャレット。
もちろんここはWWEではないのでブチ壊しの乱入/乱闘などはありません。
真夏の西武ドームを包んだ日米友好ムード。我らがキングオブスポーツとアメプロ伝説の男による最強コラボの実現です。
さっそくジャレットはセミファイナル「棚橋vsAJスタイルズ」で新日LOVEを猛アピール。
極悪軍団バレットクラブに蹂躙されるエースを救出すべく、ギター&気になるデブとともにセルリアンブルーのリングへ緊急参戦を敢行しました。
バレットクラブを追っぱらい、新日マットのド真ん中に立ったジャレット。
しかし気になるデブが取り出したギターは何故か真っ黒。何だか分かりませんがデカデカと「BULLET CLUB」というペイントが施されていました…。
こうして日本最高峰G1決勝のセミで勃発したまさかの「志村後ろ」事案。
次の瞬間、やけにブッ壊れやすいベニヤ板系薄っぺら素材の黒ギターが新日エースの脳天をブチ抜きます。
いきなり破綻した蜜月。そしてバレットクラブの勢力猛拡大。
超大物・ジェフジャレット(with後ろの気になるデブ)が仕掛けた極悪トラップにより、新日は一転して団体存亡の危機を迎えてしまいました。
あまりにもベタでしょーもない一連のアメプロアングル。
WWE好きの私としては大歓迎ですが、いわゆる生粋の新日ファンからすると受け入れ難い茶番かもしれません。
しかし今は価値観や解釈が無限に広がった21世紀。
よくよく振り替えれば猪木-新間ラインがカマしたテロやら革命やら世代闘争やらだって思う存分アメプロの範疇です。
この他にも元WWEディーバ・マリアがエロ乱入(犠牲者=キャプテンニュージャパン)するなど、今回の放送はストロングスタイルからかなり逸脱したものでした。
無論これらはG1決勝が象徴するように「本線」が確固たるものだからこそ。日本マットの盟主が投下する正々堂々の裏ストロングスタイルと言えるでしょう。

ちなみに見事なヤラレっぷりだった棚橋は「まあそれはさておいて、」的に柴田勝頼とのライバル抗争突入を宣言しました。
よって残念ながらバレットクラブwithジャレットand気になるデブとは当面絡まない模様。
コント適性は新日内でも随一のはずなので、柴田と行き詰まったらぜひともこっち側へシフトチェンジしてほしいところです。