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2013/12/08

2013香港国際競走中継

放送時間〔17:00~18:00:グリーンチャンネル〕

シャンティ競馬場で行われた4つのG1レース。
日本からはロードカナロア(スプリント)、アスカクリチャン(ヴァーズ)、トウケイヘイロー(カップ)の3頭が参戦しました。
5馬身差の完全勝利で「スプリント」2連覇を果たした”龍王”ロードカナロア。岩田ジョッキーが香港の空に快心の日の丸を掲げました。
日本の競馬ファンからすると、JRA最強トンパチが英語(あるいは中国語)の勝利ジョッキーインタビューに直面したら…という懸念がありましたが、どうやらそれは回避された模樣です。
とてつもないスピードを誇示した日本競馬史上最強スプリンター。2013年G1負けなしの実績からJRA年度代表馬の呼び声も高いようです。
陣営の公言どおりならこれが引退レース。
テリーファンク、長州、大仁田etc…のようにケロッと復活する伝統が競馬界にないのが残念でなりません。
絶大な信頼のカナロアほどではないものの、密かな期待が掛けられていたのがメインの「カップ」に参戦した武豊鞍上のトウケイヘイロー。
結果は無念の2着惜敗でした。
直線半ばまでは必勝パターンだったのに、最後の50mで香港ダービー馬・アキードモフィードにねじ伏せられてしまったトウケイヘイロー。
ちなみに3着のシリュスデゼーグルは英国チャンピオンS、ドバイシーマを制した強豪。メインタイトルがG2札幌記念の中堅逃げ馬としては充実の結果と言えるでしょう。
充実の結果と言えば鞍上の武豊も同様。馬の持ち味を引き出すテクニックは芸術の域に達しているのではないでしょうか。
しかし今日は愛馬キズナが有馬記念回避という「悲報」も…。
トウケイヘイローももちろん有馬には不参加。逆に棚ボタ的な有力馬が回ってくる事に期待しましょう。

日本馬の活躍に今さら一喜一憂は不要なのかもしれませんが、結果を出してくれるとやっぱり嬉しいもの。特に今回はとんでもないモノを目撃した感動がありました。
今後「カナロア級」の無双をする馬は出てくるのか。来年最初のビッグマッチ、ドバイワールドカップに参戦するメンツが楽しみです。