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2016/03/01

ワールドプロレスリング ~IWGPインターコンチネンタル王座決定戦 棚橋弘至vsケニー・オメガ

録画した日〔2016/2/28:テレビ朝日〕

中邑真輔の返上で空位になったIWGPインターコンチ王座。
2.14新潟大会で棚橋弘至とケニーオメガが王者決定戦を行いました。
例によってセコンドから悪さを仕掛けるバレットクラブ(BULLET CLUB)の面々。
しかしこれに対し極悪ボスのオメガは高橋とホールにドレッシングルームへ戻るよう説得。まさかのクリーンファイト宣言に新潟のお客さんは大喜びだったのですが…。
試合中盤突如パニックになる実況席。なんと目の前のリング下エプロンから黒Tシャツの怪しい野郎2人がスーっと姿を現します。
この2人はバレットクラブのバカ兄弟・ヤングバックス。
「上」に上がると殺人技インディーテイカーで棚橋を撃沈。ベルトを狙うボスへの強烈な援護射撃を敢行しました。
なおこのバカ兄弟はリング下潜伏中の写真をTwitterへ投稿するという信じられないバカッターっぷりも披露。
これではタイトルマッチの権威などあったもんじゃない…。
IWGP実行委員会は早急に再発防止策を講じるべきでしょう。
そんなこんなでまんまと白ベルトを奪取したオメガ。
日本で培ったハードコアムーブは間違いなく世界標準。
不敵な面構えや饒舌なマイク芸など、いかにもWWEに持ってかれそうな新チャンプです。
中邑→棚橋のバトンをぶった切ったバッドエンド。しかしモヤモヤよりも今後へのワクワクが募る好勝負でした。
その立役者はオメガじゃなく棚橋の方。相手を存分に光らせるヤラれっぷりは名人芸の域に達していると思います。
AJと中邑が抜けて痛いのは興行的な話で、残ったレスラーとしてはまたとないチャンス。
バカッターのヤングバックス兄弟や棚橋を援護したマイケルエルガンのように、日本人レスラーもこの風を利してどんどんステップアップしてほしいところです(特に後藤)。